心は自分が思っている以上に消化不良である。
学校に行きたくない。そう思ったのは夏休み明けのことであった。よくあることだと思う。一年の頃からあった違和感が自分の中でどんどん膨張していき、気づいたら不登校になりかけていた。
その後、家族とも話し合って通信高校に転校するという形になったのだが兄から話の中で「そんなに焦らんでゆっくりもう少し休んでもいいんちゃう?何をそんなに焦ってるん」といわれて、私はその言葉がなぜか心に引っかかって忘れられなかった。
その日の夜にその意味が分かった。
次の日学校に行って先生に通信高校への転校の話をする予定で寝たのだが、夜中に目が覚めてからずっと眠れなくて結局何かがはちきれて泣いていた。
自分の中ではもう自分の心とは向き合ったつもりでいたので、まだこんなに涙が出てきて複雑な感情がめぐってくるのだなと思ってびっくりしました。
それと同時に、思っている以上に心の問題と向き合うには時間が必要なんだなと身に染みて思いました。ストレスを感じにくい人に多いと思うんですが、自分のできる容量がうまくわからないからこそどこまで頑張れるのかもわからないしどこでどのくらいストレスを感じるのかもわからないという人が多いと思うんですよ。だからこそ、心の消化時間もうまくわからないし思っている以上にあることに傷ついているときもあります。
うまく自分のことをわかっているつもりでもやっぱりわかっていないくらいストレスを感じていることも多々あると思うんです。だから本当に自分がなんとなくいがむずむずするなとか違和感があるなとかそういう些細な兆候があるなら休んで心の休憩をとってください。
自分と向き合ったから心ともうまく向き合えていると思ってしまうかもしれませんが、意外とストレスに感じている元凶と向き合って自分の心とはうまく向き合えていないことが多いので余計に休みを取っておいてください。
そして余裕がでてくるときまでは自分の心を自分で癒してあげましょう。
皆さんが本来の自分にすがすがしくなれますように。