#091 60年代の記念切手
萬年筆くらぶの会報誌『fuente』の発送の際、記念切手を貼っている。30余年、大量の記念切手を見てきて思うことは、1960年代には素敵なものが多かったということ。
写真の切手も60年代のものだと思う。あまりにも素晴らしいので、なぜ素晴らしいと感じるのかを分析しようと思い、拡大コピーしてきてノートに貼った。このノートはB6サイズで、絵画の勉強用のものだ。新聞や雑誌のなかで、これいいなあ〜と思ったものを貼っている。
ノートに貼った切手の拡大コピーをじっくりと見て、なぜ感動するのか考えた。
緑だ。緑の使い方が素晴らしいのだ。
葉と茎が緑系で背景も緑系。色に微妙な変化をつけることにより、葉と茎が美しく映えている。背景を同系色にすることで落ち着いた雰囲気を創り出している。
偉そうなことを書いているが、私は全くの素人。素人なりに感動した理由を分析している。芸術・学問は専門家だけのものにあらず。私のようなドシロウトが参加することができてこそ文化といえるのだ! と恥をかくことを承知で書いている。
この記念切手を水彩画で模写してみようと思っている。きっと多くのことを学ぶことができるはずだ。