#027 新しいタイトルのノート
普通よく行われているように、私もテーマごとにノートを使い分けていて、それぞれのノートにはタイトルを付けている。「鞄談義」、「万年筆談義」は仕事上のノート。私生活としては数学関連の他に、「◯◯への旅」、「生活の中に愛と勇気を」、「裏道・脇道の魅力」、「ノートの魅力」、「文章を書くということ」、「絵を描くということ」などというタイトルのノートがある。
遊びのテーマばかり。平和そのものである。
2022年12月17日、固い決意をもって新しいタイトルのノートを作った。タイトルは「平和」。このようなノートが私の書棚に加わることになるとは思ってもいなかった。
岸田内閣が「専守防衛」を投げ捨てて敵基地攻撃能力保有関連の安保3文書なるものを閣議決定した。国民生活に直結する内容。各分野の法律と矛盾し、憲法にも矛盾する内容を多く含んでいる。しかも財源は不明のまま。更に理解に苦しむのが、この文書を作成したのが、1政党の1部会であり、その部会は秘密裏に開かれ、文書決定までの記録は残していないとのこと。そのような、一部の人間が国民に隠れて作った文書を閣議決定して国の決定事項のように国内外に発信することは、暴力としか言わざるを得ない。狂気すら感じる。
しばらく前から「もはや戦後ではない」という言われ方をしていたが、明解に「戦前」となってしまった。
ノートはA6サイズの小さなもので、厚さは15ミリある。この厚さが好きで、私は気に入っている。最初の4ページだけ紹介しよう。
◆1ページ目
このようなノートを作らなくてはならなくなったこと。
実に残念なことだ。
◆2ページ目
政府は「反撃能力」という言い方に変更したが、
名前を変更しただけで、これは「敵基地攻撃能力」であり、
相手国からすれば先制攻撃に他ならない。
◆3ページ目
戦争の準備より平和の準備をしよう。
◆4ページ目
このノートを書き終える頃には、
少しでも平和な世界になっていてほしいと
願いながら書いてゆく。
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このようなノートが不要となる日がきますように…。
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