うつ病と充電期間
うつ病になってから充電期間を経て、ギリギリの綱渡りを続ける師走。
クビになるギリギリまで仕事を休んだにもかかわらず、ありがたいことに沢山の配慮をいただきながら、なんとか働かせてもらって、なんとか今年を終えようとしている。まだ充電は終わらない。
でも、去年と今年は、進学のための上京以来、一番長く両親と過ごす時間を持った年だと思う。そんなタイミングは、休職でもしなければ、私にはない時間だった。
10年以上放置した、歯の後戻り矯正もできた。
体のあちこちおかしくなったところを、通院して治療することができた。
なんだかんだ、家族行事、数少ない親戚との行事にも参加できた。
ずーっと断捨離をしていた。と同時に、「あってもいいのに、ずっと買ってこなかったもの」を沢山買った。それも、「自分を大事にする」活動のひとつだと思ったから。部屋で過ごす時間が必然的に長くなったから、自分で自分を幸せにするために、私にしては結構お金をつかった。
でも、まだ充電が終わらない。笑
あとどのくらいかかるのだろうと、よく思う。焦ってはいない。なるようにしかならない。少しだけ、本当に少しだけだけど、少し前よりも、体がついてくる時が増えた気がしている。少しだけの変化が起きたのは、諦めたくない、譲りたくないスケジュールを守るために、手加減するのが上手くなったからだと思う。全部は手に入らない。全部はできない。だから、何を容赦なく諦めて、何に注力するか、いつも考えるようになった。「充電期間の過ごし方」と言えるのかもしれない。自分のキャパシティのマインドセットを根本的に変えた。頑張る前に、諦めてる。こういう書き方したら、いいことだなんて誰も思わないと思う。うつ病になって必要になることは、一般的には推奨されないことばかりな気がする。頑張るな、甘えろ、もっと休め。
2024年の12月になってようやく、自分を大事に扱うことが、できるようになり始めているように感じる。2年前のボロボロだった12月とは比べものにならないなと思う。充電期間がうまくおさまっていくことを、心底願ってる。
昔よりも、自分のことがわかるようになっているはずだから、このまま、いきたい。
自分の幸せのために生きている人でい続けたい。
充電期間がくれたものは、随分大きなものじゃないかなと思う。