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「冒険は詩だ」〜草野心平と植村直己
私は幼少期から、冒険家・植村直己さんに憧れています。
数々の冒険録に、いつも心が踊りました。
何年か前に、詩人の草野心平氏の記念館を訪ねたときのこと。
草野心平氏は「歴程」という同人誌を主宰していましたが、その第十三回歴程賞を植村直己さんに贈った、ということを初めて知りました。
湯川豊『植村直己・夢の軌跡(文藝春秋、2014年)』によると、その受賞理由は
一万二千キロの単独行の“詩心”
植村さんは北極圏を犬ぞり旅をしていて、その冒険自体が詩の表現である、とされたようです。
選考した側の感性も素敵だなぁと。
冒険活動そのものが一つの表現なのだ――という気づきはとても大きいものがありました。
創作といっても、ペンだけでなく、体全体を使ってする表現もある――
そんなことを植村直己さんと、それを評した草野心平氏から教わりました。
詩人たちの表現は、私たちの思い込みを外してくれます。
どんな文章を書こうか
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どんな冒険をしようか