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本の魅力~再生時間は自分で決める~

前に、以下のような文を書きました。
それ以来、「絵本を含めた本の魅力とは何だろう?」と考えています。

最近ふと思ったのは、YouTubeやテレビ・映画・ラジオ......その他いろんな媒体があるなかで、「本は再生時間が決まっていないなぁ」ということ。
本だけに限らないかもしれませんが。

途中でいったん止めてもいい、前に戻ってもいい、次のページをめくる前に物思いにふけってもいい......

親子で絵本を読み聞かせるときは、子どもの反応を見ながら読むから、何度読んでも少しずつ読む時間はちがうはず。

「再生時間」を自由に伸び縮みさせられるのは、読み手にまだ“自由”の余地がある感じがします。
読み手に裁量がある感じ。

だから、何となく動画を見たり音声を聞くことはできても、何となく本を読むことは難しい気がします。
気ままにエッセイを読む時間も、またそれはそれで格別。

「本」の良さをまた一つ見つけられた、満月の晩。

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