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社労士の感情と視野


こんにちは。
フェリタス社会保険労務士法人の石川です。

私たちの仕事は、「人」に関することなので、日々様々な事が起こり、そのたびに感情が揺さぶられるようなことも多々あります。

ハラスメント問題のヒアリング

例えば、お客様先でハラスメント問題が生じて、ヒアリングをするときなど、相手が非常に感情的になったりすることもあり、その都度その人の感情が流れ込んで来て、自分自身がしんどくなることは結構あります。

しかし、ヒアリング中は、職務上の役割を意識して、冷静に客観的に事実確認をしていくことを心がけることが必要なので、そのバランスを取るのが結構大変です。

特に、ハラスメントの場合、対象者によって見えている事実が違っていることも多く、丁寧に事実を拾い集めないと、間違った判断をしてしまう可能性があります。
ハラスメント問題のヒアリングを行う際は、その役割を果たす上で、大切なのは冷静な視点であると常に自分に言い聞かせています。

私も人間なので、ヒアリングの途中でも様々な感情が湧きおこります。

(そんなひどいセクハラをする人がいるのか!ムカつくーー!!)

(それはパワハラじゃなくて、普通の指導では??)

(それは、辛かったですね・・。。)

などなど・・。

ですが、それをいったん横に置いて、事実を拾ってそこから論理的な考察をした上で結論を導きます。
何でもないような気もしますが、これが意外と難しいのです・・。

まとめ

大きな労務問題が生じた際には、お客様、弁護士、産業医、臨床心理士等、様々な人たちと連携を組んで対応することが求められます。
そこでは、各専門家との調整能力や、コミュニケーション能力など、様々なスキルが求められます。

それぞれ専門家のテリトリーや視点があるので、意見がぶつかることもありますが、大きな目的は、
「組織にとって何が最適か?」
ということなので、広い視野をもって対応する力も必要です。

専門家は、人としての感情を忘れてもいけないし、それに振り回されてもいけません。
その上で、広い視野をもって、大局的に見る目も必要です。

私たちの仕事は、意外とスケールが大きかったりします。