【近況報告】誰のためにつくるか、誰のために時間を使うか

あっという間に7月です。
本当はこの記事、5月から書き始めてたのですが、予定に追われていたので2ヶ月も経ってしまいました。

前回の近況報告が、自分で思ってたよりも反響が多かったので少し驚いてます。

前回見てくださった方は今回どれくらい見てくださってるのかな…もし見てくださってたらありがとうございます。

さて、私にとっては嵐のように過ぎ去った2ヶ月間でしたが、
今回のメインは5月の近況報告です。

楽しい

全体を通して言うと楽しい5月でした。
新しい職場では皆さんに優しくしていただいて、
非常にモチベーションの上がる環境に巡り会えたなと思っています。

基本的に私は夜行性なので、仕事をしていなかった期間は昼間も外に出ない…なんてことも普通にありましたが、
外に出て陽の光を浴びるだけでも結構気持ち的にも変わるなぁと思いました。

仕事を楽しめてると言うのもあるのですが、
朝がつらくないです。
早起きは(慣れれば)素晴らしいものだと実感しています。


客商売についての個人的な考え

最近個人的に色々と思ったことがあったので書きます。


 【客商売】についてです。

客商売と言っても色々ありますよね。

お店で物を売るのもそうだし、サービスを売るのもそう、企業同士のやりとりも、取引先…とか言い方は変わるけど、ざっくり言うとぜんぶお客様。
商品を売り出す人が居るだけでは成り立たず、「お客様」がいて初めて商売は成り立つし、
この世の中ってみんな誰かのお客様だと思います。

商売を続けるためにはお客様の存在が必要です。
お客様に商品を買っていただくためには、売る側として色んな工夫や考えが必要になってくると思います。

商品自体になにかプラスしてみるとか、キャンペーンを実施するとか…。
色々と工夫のしようはあると思います。

ここで読んでくださってる方に問いたいのですが、
その工夫は、何のためにやりますか?

何のために商品を売っていますか?


お金をたくさん儲けるためですか?


私は「お客さんの為」というのが一番に来るべきだと思っています。お客さんがいなかったら商売成立しないですし…当たり前とは思いますが。


先のことも考えず、なぜそれが必要なのかも深く考えずに、ただ、なんとなくでやってるのだとしたら、誰かにその点を突っ込まれた時や、欠点が現れた時に脆く崩れ去ると思います。

また、儲けることばかり考えていたら、いずれお客さんにもその雰囲気のようなものは伝わっていくでしょう。計画性もなくただ値段を上げるだけあげていても、そんな簡単に商品を買ってくれるほど、余裕もあってやさしい人というのはいません。

なによりも、お客さんの為です。残業をしてでも体壊してでも尽くせ!ということではありません。常に、お客さん目線で考えるのです。ひとりのお客さんだけでなく、多くの、それぞれのお客さんの気持ちになって考えるのです。
客商売をやっているのであれば、これが1番の考えとして無きゃダメだと私は思います。

その考えが持てない人は客商売を始める権限がない、とも思います。

お客様目線で考えることをやめて、計画性もなく商売を進めたり、儲けに走ったりしたら、最初の出来たてのうちは新しいものとして認識されて人が集まってくるかもしれないですが、その後確実にお客様は離れていきます。

想像力を捨ててはなりません。
頭をフル回転させて、お客様のことを考えて商売をするのが普通だと思います。

…で、
お客様を一番に!とは言ってますが、
完全無償、ボランティアとして引き受けてる場合を除いて、(受注または雇われてるなら)お金をちゃんと頂くことも忘れてはなりません。
遊びやボランティアではなく、お仕事なのですから。

商品を作る、売り出す時にはお客様目線!
これ大事です。


…さて、ここまで、
私の中では結構当たり前なことを書き続けました。
こういったことを考えるに至ったのにはワケがあって。
ざっくりと何があったのかというと、
作るように頼まれて出来上がりかけていたものが、完成直前で無かったことになりました。
最終的に制作を辞退したのは私ですが「これはもう作っても意味ないし、辞退するしかないよね…」ていう状況になったので辞退しました。

制作中の段階でも色んな引っかかりポイントがあったので、積もりに積もって…という所もあります。

制作にどれだけ時間をかけたかとか、大変だったとか、見てる側からしたら関係ないことなのであまり言いたくないですが、初めて仕事として引き受けた事だったし、最初だから自分用の記録としても書いておきます。
今回、制作期間としては約3ヶ月かかっていました。

この3ヶ月間、この制作だけに時間を割けるわけではなく、前回の近況報告にも書きましたが就活をしていたので、それに伴ってやることは色々ありました。
その合間で、少しずつ制作を進めていました。分からないことが発生したらググッたりして、大変だったけど解決できた時の喜びは凄まじかったですね。

働き先が決まってからもどうにか起きていれそうな日は、夜遅くまで制作を進めた日もありました。この作ったものを利用してくれる人のために…そう思いながら頑張ってました。

制作物の内容についてや報酬も含めて、話し合いはしていましたが、その話し合いの後で、私が制作をし始めてるのにもかかわらず、そもそもこれ、作ってるもの自体いらないんじゃね?みたいな話がチラついてました。
え、なんで作り始めてからそんな話が出てくるの?後出しはズルくないですか?と思いました。なぜなのか色々聞いていったら、「この作ってるものに対して時間とお金をかけられない、そんな余裕がない」とのことでした。なぜ、作り始める前に言わなかったのでしょう。

この場では、作ってるものの必要性などを十分に説明した上で納得、理解いただけたので制作を続けたのですが、結局最後には「作っても意味が無いなら無くていいよね」という雰囲気になり、かと思えばやっぱいるかもみたいな話になったりして状況が何度も変わっていくので、
「(ああもういい…これ以上振り回されたら疲れてしまう…)」と思って辞退しました。


無駄な時間だった

今は…あの必要性を十分に説明してた時間とか、制作にかけてた労力は何だったのだろうか、と思っています。

最初から説得する必要など無かったのではないかと。
なぜあんなに自分はアツくなって話し合いをしていたのかと。

で、制作してたものって一体なに…というのが下記の文を読んでしまうと分かっちゃうかもですが、私なりの考えを書いておきたいので書きますね。

ホームページは、その企業とか組織の情報が集約されてるものです。

いまはTwitterの利用者が増えましたが、
Twitterは古い情報が下に流れていくような作りになっています。スクロールして上部までいけば最新情報を得られますし、古い情報を見るためには下へ下へとスクロールしていく必要があります。
Twitterは「無限に情報を貼れる掲示板」みたいなものだと思ってます。

Twitterは、最新情報を伝えるのには便利ですし、手軽に情報共有もしやすいですが、
企業のホームとしてのサイトがTwitterしかないと、すごく分かりにくくなります。
古い情報をわざわざ遡って探さなければいけなくなるので不便です。

そこでホームページがあれば、その企業の中で欲しい情報というのが見つけやすくなります。
掲載してる情報が変わればそれを書き直す必要もあります。
だからもちろん手間はどうやってもかかりますが、それでもちゃんと全ての情報が最新の状態になっていて日々更新されているホームページというのは、とても信頼できるし、
企業そのものの信頼にも繋がります。



今回、制作している途中と完成しかけてるところで担当者や組織の人から多くもらった意見が
「手間がかかる」でした。

それは当たり前です…自動で全部やってくれるわけじゃないですから。パソコンやネット側に自動で色々してもらうならプログラミングとか必要になってきますし、それやるのも人間の手でやらなきゃ出来ませんからね。

その企業や組織のあらゆる情報を載せて、情報が変わったら書き換える…それがホームページです。
その当たり前のことを飲んだ上で作ってくれとお願いしてたのではないのか?と思いました。

私の説明不足だったのでしょうか。そもそもホームページとは何なのか、どうやって更新していくのか、というところから説明しなければいけなかったのでしょうか。そんなこと聞かれなかったので分かってるものだと思ってました。



この組織はホームページなんぞ、必要としていなかったんだ。と思いました。

必要のないものを作れと言われていたんだ。

ああ、それならこんな「手間かかるしちょっと…」というような意見ばかり飛んできたのも納得です!仕方ない!つぎ!つぎに行こう!


…いやいや。
遊びとか暇つぶしでやってるわけじゃないんですよ。

やりたい事、やらなければいけない事は、他にもありました。
要らないものをつくってるほど私は暇ではありません。

たとえば、こういう絵をかいてほしいと依頼されて描いていた絵。完成しかけてたところで「やっぱいらない」て言われたらどう思いますか。

注文を受けて作っていた熱々の料理。完成しかけてたところで「これこんなに熱いの?冷まさないと食べれないならいらない」て言われたらどう思いますか。

私は必要としている人のために作りたかった。
今回も最初はそのつもりでした。必要とされているから作っているのだと。

でも、違いました。

力と時間を無駄に使っただけで終わりました。
制作費用はゼロ。
すべて無かったことになりました。

安い金額で良いものを得たいと思うことはあるでしょう。でも双方の合意じゃない限り「お金出さないけどこれ作って」は作り手側に失礼だと思います。完成品が無かったことになっても、作るのにかけた時間というのは無かったことになりませんから、完成品に対しての報酬は無くても、かけた時間に対しての報酬ってあるべきだと思います。旅行で宿泊先などの予約を当日キャンセルしようとした時に、〇%のキャンセル料を払うようにと決められてるのと同じく、そこへ向けての準備期間があったわけですから、それすら無かったことにされるって、じゃあ今までのは何のための時間だったのってなりますよね。

他人の能力とか時間をなんだと思ってるのでしょうか。

人間は機械じゃないです。私も人間なので心があります。本当にこの制作にかけた時間とか気持ちって何だったのかな。
都合いいように使われていらなければ無かったことにする、なにもかも。私の中では無かったことにならないですよ。

よくあること、とは聞くけれど

こうして、依頼を受けて作っていたのに、制作途中でいらないと言われたり、
出来上がってから報酬を支払って貰えなかったり…という話は、周りでもネット上でもよく見聞きします。
でも、だからといって「悲しいだろうけど、そういうことってよくあるから仕方ないよ」で終わらされると何かなぁ…と思います。
そりゃあ、過ぎたこといつまでも考えてたら今が楽しめないから良くないとは思いますよ。前を向けということなんでしょうけど…まあ向いてますけど…。
何も知らないくせに「よくあること」で片付けないでくれと思ってしまいます。仕事の依頼を受ける人あるある、ではあるかもしれないけど、細かくどんな仕事をしてるのかって見ていったら全部が全部同じじゃないし、それぞれで大変なことって違ってきます。
まあこれは、私の性格的にこの励まし方じゃ納得いかんという話にもなるかもですが。
たぶん私は共に泣いて共に喜ぶみたいな励ましというか寄り添いが欲しかったんですね。その場ですぐ前向けるような状態じゃなかったんです、すんごい燃え尽きちゃった感があって。怒りを超えてからっぽになっていて。

あと、よくある事なのも良くないですね。
無い方がいいに決まってるのに。
なにかを作って欲しいとか依頼する時は、その作ってくれる人に対しての敬意をしっかり持ちましょう。敬意が持てない相手ならば頼まない。
逆に依頼受ける人も、相手から誠実な気持ちとか感じれないなら断るという選択肢も入れた方が良いと思います。何でもかんでも引き受けるのが良いことでは無いですからね。。


長々とすみません、愚痴…になるんですかね。
見てくださってる方に対しての注意喚起とか、自分に対しての言い聞かせとか、記録とか、そういうつもりで書きました。

今回仕事を受けてた場所の名前は書かないです。優しさとかプライバシーとかじゃなくて、もうこれ以上関わりたくないし名前を出して変に宣伝することになるのも嫌だなと思うので。

私は頑張りが認められないままに物が消えてしまいましたけど、皆さんには同じような気持ちは味わって欲しくないですし、それによって好きだったものを嫌いになる…みたいな事にもならないでほしいです。
私は今回の件で好きだったものが嫌いになりつつあって、色々迷っているところです。

皆さんの頑張りは認められてほしいです。
好きなことを続けていって、作り上げたもので色んな人の事幸せにしてほしいなと思います。

楽しく幸せに生きてください。
私も極力楽しく過ごしていきたいです、これからは。


今回は色々と描きすぎましたが、
いつもはVTuberとかデザインとか色々と興味あること勉強していて、その近況を報告していくことを目的にnoteやTwitterを更新してます。

またよろしければ読んでいただいたり、誰かにとって何かしらの参考になれたりしたら嬉しいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

また近況報告します。

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