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\ブランドを立ち上げたい人必見/ 仕事を続けながらブランドを立ち上げ、クラファンで87万円達成。実現したい社会に向かって挑むお二人にインタビューしました。
セクシャルウェルネスブランドCosmosの共同代表である
さくらさんとあきさん。
お二人がどのようにクラウドファンディングを成功させたのか、ブランドを立ち上げた背景に迫りました。
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自分のブランドを作ってみたい、と考えた時に
「何から始めたらいいのかわからない」
「どうやって進めるか分からない」
「そもそも時間がとれない」
など様々な悩みにぶつかったことはありませんか?
この記事では、本業と両立しながらセクシャルウェルネスブランドを立ち上げたお2人にインタビューをし、どのようにブランドを立ち上げ、クラウドファンディングを成功させたのかお答えいただきました。
今からブランドを立ち上げたい方々の参考となれば嬉しいです!
専門家にも「それって必要なの?」と否定されたコンドームケース。それでも商品化すると決めた想いとは
―2人はどのように出会ってコンドームケースをつくることになったのですか?
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始めはSRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスアンドライツ)についてのイベントで出会いました。その時、2人とも留学経験があることや、同い年ということもあって意気投合したことがきっかけでした。
実はコンドームケースの制作は大学の時にも試みていたんです。
ただ、大学の教授に相談したところ、「コンドームを持っていても、実際に使うかどうかは、本人次第になってしまう。持ち歩くためのケースの意味はあるのか?」のような否定的な意見しかもらえませんでした。
その言葉で心が折れかけていたのですが、さくらと出会い、話すうちに「まずはケースを持つことを当たり前にすることも意味がある」「2人でなら作れるかもしれない」と感じ制作を決意しました。
―ブランド立ち上げで大変だったのはどこですか?
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「ジェンダーレス」という軸は最初から決めていたものの、ブランドのターゲットを具体的に絞りきれていないという問題がありました。
FEMMA のディレクションの中でより詳しく落とし込み、ジェンダーレスを尊重しつつターゲットの層や趣味嗜好を深ぼることで具体化できたと思います。
また、最初はコンドームケースの素材をシリコンで作りたいと考えていましたが、工場を探すにつれてシリコン素材は形・コストの観点から難しいとわかりました。
その際、FEMMAから提案してもらった素材の中に「木」があり、そこから今のコンドームケースにつながりました。
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ブランドづくりは一つの手段
―クラウドファンディング終了後の売れ行きはどうなっていますか?
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現時点で性別にかかわらず、色々な方々の手に届いているのが嬉しいです。
Yahoo!ニュースで取り上げられた際、コメントでは「いらない」「海外かぶれ」など厳しい批判的なコメントもありましたが、ネガティブには捉えていません。
厳しい意見には学べることがたくさんあるので、取り入れつつ、皆にジェンダーレスコンドームケースが広がってほしいと思います。
中には、「小学生のお子さんにプレゼントする」というコメントをして下さる方もいます。メッセージに共感して、必要としてくれて買ってくれていることを実感できて、とても嬉しいです。
今後は、コンドームケースを使った性教育をCosmosがやっていけたらと考えています。
―今からブランド立ち上げを考える人に対して伝えたいことはありますか?
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今までにないものを作りたい、自分のブランドを立ち上げたいと思っている人たちはたくさんいると思っていますが、なかなか動き出すのが難しいですよね。
私たちは、「売れるか」よりも
「自分達が求めているから」
「どんな社会にしていきたいか」
でプロダクトの開発を進めました。
ブランドづくりは「叶えたい世界」に挑むための手段であると考えています。
目指したい社会を創っていくために何をすべきなのか、
何をしたいのか考えると自ずと方向性が見えてくるのではないでしょうか。
コンドームケースを作るにあたって、FEMMAのブランディングサポート・バックアップがあることで踏み出せたところもあります。
FEMMAに出会えて本当によかったと思います。
ブランドを立ち上げたい方は、まずは「どんな世界を創っていきたいか」をしっかり考え、その上で何ができるか、何をすべきなのかを考えてみてはいかがでしょう。
応援しています!
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<Cosmosとは?>
![](https://assets.st-note.com/img/1656392840331-qMej201oOA.jpg?width=1200)
古川さくら(右)
日本の短大卒業と同時に、カナダに渡り、カレッジにてGender Sexualities and Women's study を専攻。4年間の海外生活では、大学教授の元で生理についての研究員として働く傍ら、性被害に苦しむ女性たちのシェルターなどでボランティア活動を行う。帰国後、阿姫と本格的にコンドームケースプロジェクトを始動。
橋本阿姫(左)
知り合いの卵巣の病気をきっかけに、中高生の頃からセクシャルヘルスに興味をもつ。大学時代には福祉分野からセクシャルヘルスや性教育を学び、卒業後は卒業と同時にニュージーランドに渡り、女性支援活動を行う。帰国後、さくらと出会いCosmosとして、コンドームケース制作に注力する。現在は、性教育講師として講座を開講している。
\新商品情報/
ヒノキの一種である「ヒバ」素材を使用したコンドームケースが登場しました。
20個限定販売となります。お楽しみに!
Cosmosのコンドームケース購入はこちらから☟
<編集後記>
開発当初から見守っていたジェンダーレスコンドームケースのプロジェクト。
クラウドファンディングが終了した後も、多くの方に商品が求められている様子を拝見し、ブランドとして成長していく様子が伺えました。
Cosmosのお二人、快くインタビューに答えて下さりありがとうございました!
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![FEMMA(フェマ)|個人に向けたブランド立ち上げ支援サービス](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84164130/profile_030966f193683324bf7e50ca30dcfcf7.jpg?width=600&crop=1:1,smart)