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更年期10年の間に絶対に考えておくべき老年期の未来

『 人生最後(65歳)のチャンスだと思って、わたし起業したんです 』

彼女は間も無く65歳の誕生日を迎えようとしていた

話を聞くと🤔バツ5で、6回目の結婚をしたそうだ

そして、わたしに こう言った…

『 人生は60代からっていうでしょ?だから、死ぬまで現役で居続けなくっちゃね 』

『 更年期? 何それ😳40代50代、カラダの不調なんてなかったわよ〜絶食障害になったぐらいじゃない🤔 』

…死ぬまで現役は確かに同感だが、大丈夫か😂?

65歳バツ5という話を聞けば聞くほど『 エッセイ集 』が書けるような内容ばかりだ

しかし、65歳で起業🤔?

実際のところ、すでに個人事業主として20年のキャリアの持ち主なのだ

エステティシャンとしての実績もあるのだが、腰を痛めて事業を断念し、新たなビジネスに飛び込みたいという話だった

一攫千金を夢見て✨
憧れの存在の女性みたいな『女性起業家』になりたい

数年前にSNS上で流行った『 キラキラ起業家 』になりたいそうだ😂

残念ながら、コロナ禍では通用していた『 キラキラ起業 』だが、コロナが終息し、通常の生活を取り戻しつつある今となっては、『 キラキラ起業 』は全く通じなくなってしまった

だが、そうは言っても老年期に突入した女性からすれば🤔

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更年期という時期に『 わたしも あんな起業家になりたい 』という夢を捨てきれず、ようやく自分のための時間が持てるようになった今だからこそ、『 キラキラ起業家 』になりたい…という夢を叶えようとしているのだと思う===

一足早く『 更年期 』を迎え、もうすぐ『 更年期卒業 』を控えているわたしからすれば、


『 早く目を覚ましてくれ 』と思うのだ

それは、なぜかというと🤔

彼女は60代キラキラ起業を目指し、起業コンサルに高額投資をし、結果を生み出せず、残ったのは多額のコンサル料の借金だけ

そして、今現在も借金に追われている…という現実を知っているからだ

最近、弁護士事務所のHPでも『 起業コンサルは詐欺 』という内容で、警告を出している

それだけ被害が増えているということだろう

老年期を過ごす上で、本当に叶えたい夢とは何か🤔

もうすぐ老年期を迎える自分に向けて😂綴ってみたいと思う



▶︎60代のキラキラ起業家に憧れる老年期世代


「 同じ60代でも、あんなに綺麗な人いるのねぇって思って 」

65歳の彼女は、そうわたしにつぶやいた

SNSで出会った、彼女みたいなキラキラ起業家になりたい

その夢を叶えるためには、どうしたらいいか🤔

起業1年目あるあるだが、『 起業コンサル 』に教えてもらうのが手っ取り早い

確かに、プロに教えてもらうのは間違いではないのだが、まず教わる前に、なぜ多くの人は『 とりあえず自分でやってみよう 』という頭はないのだろうか

38歳『 若年性更年期障害 』と診断され、会社を辞めようと決め、3日後に離職願いを申し出た

わたしが起業をすることを知った上司からは、『 頭がおかしい 』と言われ、同じ美容部員仲間からは『 絶対に失敗する 』と言われ、別れた旦那からも『 1年はもたんだろ 』と言われたのだ

いわゆるドリームキラーだ

だが、現在 起業9年目を迎えることができた

そして、その間『 起業コンサル 』を頼んだことは、一度もない

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SNSで見る『 起業ノウハウ 』のほとんどが、『 誰かが発信している内容をまるパクリ 』しているだけなのを知っていたからだ

つまり、『 正解はない 』ということだ
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出口のない迷路を彷徨いながら、自分の力で時間をかけて、手応えを掴みながら出口を見つけ出す

ジグソーパズルのピースをはめていく作業の繰り返しだ

起業して、SNSで募集をかけたらすぐに集客できて、月に100万稼げます
なんていう言葉自体、嘘っぱちなのだ

※実際問題、有名な経営者や起業家、弁護士事務所も注意喚起を促している

SNS起業集客コンサルタントと名乗る人たちの手口を、この9年間である程度見破ってしまったわたしは、自分のスクールに申し込んでくる方に、以下のようにきちんと話をしている

『 学んだ知識をあなたのビジネスでどのように活かせば良いか、明確なイメージは掴んでいますか? 』と

イメージができている人は、スクール卒業後、きちんと実績を作り続けている


そう、メンタルとマインドを整えてこそ、ビジネスは成立するのだ

メンタルとマインドが整っていない人は、『 起業コンサル 』に高額を支払ってしまう

完全に、『 カモは無知 』状態だ

コロナ禍で SNS集客コンサルを名乗る人が巷に溢れていたが、コロナが収束し、一気にその数が減った

そして、コロナ禍でSNS集客コンサルに高額を支払った人たちは、その支払に追われる日々を送っている

わたしの場合🤔SNS集客コンサルに依頼したことは一度もない

それは、なぜかというと😌

オンラインスクールは3年間で一旦終わりにしようと決めて、チャレンジしていたからだ

その時代に求められているものは何か😌

エステティシャンだからわかっていた

コロナが終息したら、学んだ知識を活用し、再出発を目指すエステティシャンがたくさんいることを

だから、その人たちのために『 知識を武器 』をコンセプトに、手軽な価格帯ではじめたのだ

一気に高額を支払ってもらうのではない

必要な知識を低価格で、1つずつ教えていこう

そして、SNS集客コンサルに依頼しなくても、わたしはコロナ禍でエステ事業の時の6倍の売上を記録したのだ

その中には、『 キラキラ起業 』を目指す60代も数名いたのだ


▶︎老年期のメンタルとマインド


もうすぐ還暦を迎えるんですが、わたしの娘がオンラインで料理教室を開いたら良いんじゃない?と背中を押してくれたんです。60歳目前だけど、起業するために、食の知識が欲しいと思って

オンラインスクールの説明会で、彼女はそう話してくれた

コロナ禍で、どうやってこれから生計を立てていけば良いのかを考え、自分が得意とする『 料理 』で起業しようと決めたらしい

彼女のInstagramを拝見したのだが🤔

還暦間近の女性とは思えない『 メルヘン!』『 かわいい 』『 女の子 』というイメージだった

彼女はバツ2で、可愛いお孫さんもいる

「 わたし、再婚もしたいと思っているんです😌だから、いくつになっても女でいなくっちゃと思って 」

Instagramから、それはひしひしと伝わってきた😂

憧れは『 キラキラ✨女性起業家 』だそうだ
60代でもバリバリでキラキラ輝いて見える女性がたくさんいる

「 わたしも、起業家って胸を張って言いたいんです 」

そして、説明会で彼女が言った一言

「 このスクールで学べば、稼げるようになりますよね? 」

それは あなたの努力次第です、とだけ伝えたのだが

後から彼女に言われたのが

「 先生は稼げるって言いました 」

説明会で『 稼げますか 』という言葉を出す人は、途中でスクールを離脱する

今では、説明会の時点で入学をお断りしている

そう、先が見えているからだ

そもそも、なぜそのスクールで学ぼうと思ったのだろうか🤔

目的や目標がなく、ただ「 目先の利益だけ 」を考えて申し込んでくる人は、ビジネスでも100%失敗している

特に、60代にその傾向がある

これから先の老後が心配で、自分の力でなんとかお金を稼ぎたいが、この年齢では就職先がない

それなら、自分の好きなことをビジネスにして、稼げば良いんじゃないか🤔という安易な考えで始める人が本当に多い

InstagramなどのSNSを活用すれば、すぐに集客できると思い込んでいる人も多い

その投稿内容を見たSNS起業コンサルに狙われる、という構図が出来上がっている😂

SNS起業コンサルに高額を支払い、3ヶ月間レクチャーをしてもらっても、結局『 稼げない 』

当たり前だ、全くのド素人が数か月で稼げると思うのが、そもそも間違いなのだ

しかも、今の Instagramの集客力は、Facebookとほとんど変わらないぐらい落ちている( 利用者人口も、Instagramと Facebookは ほぼ変わらない )

多額の借金だけが残り、その支払いに追われ、別の仕事をはじめる人も多い

Instagramの最初の投稿が、『 はじめまして 』『 自己紹介 』

これを見て、SNS起業コンサルが、目をつけてアクションを起こしてくる

という理由から『 はじめまして 』や『 自己紹介 』は3ヶ月後ぐらいにUPしたほうがいい

この人は誰?誰でもいい

投稿の内容を見れば、把握できるのだから

という理由から、『 自己紹介 』を最初に載せないことをぜひ、お勧めしたい( Instagramは特に )

更年期の時期にできなかったことを、老年期という時期に叶えたい😌

その気持ちは十分伝わってくるのだが、何も知らずにビジネスを始めてしまうことが危険だということを知らない

わたしは、この9年間紆余曲折の繰り返しだった

何度、事業を辞めようかと思ったことか😂

だが、9年間続けてこれたのはなぜか🤔

それは『 会社員には戻らない 』と誓ったからである

何があっても、自分の努力で飯を食っていくと腹を括った

そう、38歳『 若年性更年期障害 』と診断され、その原因が『 会社 』という『 組織 』だったからだ

まぁ…、今思えば『 問題児 』で『 天邪鬼 』

なのに、日本一の売上実績を作ってしまう『 嫌な奴 』

上司からも、そんな目で見られていたのだろうと思う

そして、散々『 起業 』することに対して、周囲の人からは『 絶対失敗する 』と言われ続けた

周囲の人の心理は、わたし( 俺 )には出来ない…からである( 羨ましい )

老年期という時期を迎えた55歳以上の人たちは、まさしくこれである

本当は、もっと自分がやりたかったことを30代のうちからやっておけばよかった…

更年期の10年間は、自分がやりたいことが何もできなかった

だから、今なんだ!

という意気込みで飛び込んでくるのだ

その心理は🤔

『 人生最後に何かを残したい 』からである



▶︎『我が子に、頑張る母の人生を見せたいから』


わたしの知り合いに、46歳で高齢出産をした方がいる

更年期障害と不妊治療の末、無事に元気な女の子を出産

そして、すくすく成長する我が子に、頑張る母の人生を見せたいと考えるようになったそうだ😌

SNSで出てくる『 キラキラ起業家 』に憧れ、わたしも子育てと事業を両立できたらいいのに…と思ったそうで🤔

いろんな起業塾や、エステスクール、その他もろもろ…

合計300万円以上はかけているはずだ😂

4年前に彼女と出会い、サポートさせていただいたのだが🤔本来、ご自身がやりたかったビジネスは何なのか?

4年後の彼女のビジネスを見ていて感じるのは『 軸がない 』ということである

彼女には起業コンサルが付いていることは、Instagramを通じて見えてくるのだが、実際に本人が何がやりたかったのか?

当時、彼女にも話しているのだが、


『 起業とは、誰のための起業なのか 』

『 誰を救いたくて、起業したのか 』

目的と目標は、事業を続けていくと、だんだんブレてくる

これは、誰でもブレることがあるし、わたしにも同じことが言える😂

誰もが、自分自身を客観視することは難しい

そのため、わたしも、今、一緒にビジネス構築をサポートしてくれる彼がいるが、たまにブレる時があるため、全力で止めに入ってくれる😂

さすが、元精神科看護師であり、起業歴17年😂

さて、話を46歳で高齢出産をした彼女の話に戻そう

彼女は、『 我が子に頑張る姿を見せたい 』と言っていた

・頑張る姿とは🤔?
・何を頑張るのだろうか?

そして、彼女自身の事業は、

・『 誰のため 』の事業なのか?
・『 誰を救いたいのか 』

その信念を起業した時に、『 腹を括って決めるべき 』である

彼女のInstagramから読み取れることは🤔

SNS上のキラキラ起業家の真似がしたかった

それでは、事業はうまくいかない

残念なことに、今現在、彼女のInstagramも公式LINEも稼働していない

自分が目指すその先が見えなくなって、迷宮入りしているのだと思われる


▶︎『更年期』という10年間で、その先の人生を考えているか?


今年47歳になるわたし😌

38歳で『 若年性更年期障害 』と診断され、『 プレ更年期 』を吹っ飛ばして😂『 更年期 』10年がスタートしてしまった

更年期は45歳〜55歳の10年間という時期と言われているが、人それぞれ更年期の時期は違うだろう

というわけで😂2025年は、更年期10年の節目となる( 48歳更年期終了 )

そろそろ🤔老年期に向けての準備をしなければと考えている

更年期を抗うことをしなかったからこそ、老年期に向けて自分が何をすべきなのか、見据えての10年間だった

会社を離職し、起業、結婚、離婚と目まぐるしい9年間を過ごしてきた

起業10年目と
更年期10年目、わかりやすい😂

更年期の時期に起業した仲間は皆、更年期の症状が軽い🤔

自分が更年期だと思っていないのだろうと思うが

何かに夢中になって、カラダの声を聞いていないのかというと、そういうわけではない

個人事業主になった以上、自分のカラダは自分で守らなければならないことをわかっている

だから、人一倍『 健康 』に気を使っている人たちばかりだ

そして、事業計画もしっかり立てているから、更年期後の老年期という時期をどのように過ごしていけばいいのかも見据えている

個人事業主はそうやって、メンタルとマインドを強くしているのだと思う

会社員の頃のような生活は難しく、保証というものがない( 今では会社員も保証はないが )

売上も波がある😌

良い時と悪い時の波があるからこそ、悪い時にどう乗り越えていけば良いのか🤔

そのために、メンタルとマインドを鍛え続けているのだ

わたしも同じである😌

『 更年期 』だから無理はできない、とは言っていられないのが本音だ

『 更年期 』症状と向き合いながら、必死に がむしゃらに頑張る理由は、ただ一つである

『 自分の信念を貫く想いで、人生を全うしたい 』

その信念に共感してくれる仲間とともに、自分が目指す未来に向けて努力を続けている

ということなのだ😌

その信念を貫くために、多くの方との出会いと別れを繰り返してきたのだが、それは、これから先の未来のために必要な出会いと別れだったのだ

老年期を迎えた時に、本当に大切な人がわたしの周りに残ると思っている😌

それでいい、それでいいのだ

その信念を貫き、わたしは自分の人生を全うする

これこそが、老年期を迎えるために鍛え続けているココロなのだ

わたしは決して強くはない😌

だが、この信念は9年間変わっていないのだ

『 若年性更年期障害 』がわたしに教えてくれたこと😌

それは、人生において信念を貫けということ

このnoteを通じて、その大切さを、多くの人たちに伝えていきたい




佐方ともみ 
美容業界28年目 エステティシャン
IOB認定オーガニック専門家
食べて痩せるオーガニックダイエットBioeat(ビオエット)®︎協会代表
フェミニンケア×更年期プラクティショナー養成講座主宰兼講師

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