妻は夫の男性更年期を理解できない
更年期といえば、女性特有の疾患だと思われがちだが、実は男性にも更年期症状があることを知っている人はどれくらいいるのだろうか🤔
夫はわたしのカラダのことを何もわかってくれない
辛い思いをしているのに、家事も育児も手伝ってくれない
大半が夫に対する不満だ
辛い症状を我慢しながらの家事と育児
更年期症状が悪化していき、最終的には
我慢の限界を超え『更年期うつ』を発症する
妻のそんな姿を見て、夫は
家にいるだけで気分が悪くなる
と言って、家に帰ってこない
休みの日は、子供を連れて外出してしまう
妻は休みの日は家族と出かけることもなく、家で寝込んでいる
これは、わたしの知人からの相談内容だ😌
夫に理解されない『更年期』という時期
妻は、夫に今の自分のカラダのことを理解してもらいたいと思っているが、理解されずに苦悩している😞
銀座ホステス時代にお客様からよく相談をされることが多かった🤔
大半が『性』についての悩みだったが、40代以上のお客様がよく『更年期』というワードを出していたのを今でも覚えている
妻がどうも更年期で、調子があまりよくない
性生活もほとんどなくなった
妻はいつも発狂している
家に帰るのが辛い
家族が寝静まった頃を見計らって、家に帰る
いつまでこんな生活が続くのだろうか
その話を聞いていて思ったのは
どちらも更年期について、理解していないということだ
そして夫もまた、その症状が更年期とは知らず、カラダの不調を抱えながら、家族のために働き続けていることを妻は知らない
▶︎更年期の症状を理解していない更年期世代
わたしは38歳で閉経した
若年性更年期障害と向き合いながら、現在も治療を続けている
自分が若年性更年期障害と診断されなければ、更年期について調べることはしなかったと思う
前講師の助産師がわたしにいつも言っていた
その当事者にならなければ、更年期のことを知ろうともしない
医療現場で更年期の症状が出ているのにも関わらず、病院に行くことをためらい、症状が悪化してからやっと病院へ
治療を受けて、更年期の症状が和らぎ、いつもの生活に戻ることができた
そして、もっと早く受診していれば…と後悔の声ばかり聞いてきたという
更年期というと、女性特有の疾患だと思われがちだが、実は男性にも更年期症状がある
ほとんどの男性がそのことを知らないのではないだろうか
そして、体調があまりよくないのは『疲れ』が原因だと思い込んでいる
寝れば治る
ところが一向に体調が良くならない
むしろ悪化してる気がする
病院に行くまでもないと、症状が出ているのに我慢しているのだ
大黒柱の自分が病気になったら、家族は?どうやって生活していけばいいんだ?
体調が悪いことを家族に相談できない
実はこの話、銀座ホステス時代にお客様から相談を受けた内容なのだ
原因不明の体調の悪さ
どこで治療を受けたらいいと思う?
▶︎家族に自分が更年期だと言えない
あなた、一度検査を受けたほうがいいわよ
と言われても、どこの科を受診したらいいんだ?
妻には病院に行けと言われたが、正直、どこの病院に行って検査を受けたらいいのか全くわからないんだよね
わたしもその時、男性にも更年期の症状があることを知らなかった🤔
銀座のお客様の中に、内科医がいて、ちょっと相談してみた
こういう症状でどこの科を受診したらいいんでしょうか?
うーん🤔
一度、うちの病院で精密検査を受けてみたらどうだろうか
というわけで、わたしの紹介で精密検査を受けてもらったが、どこも異常なしという結果
異常なしという結果だったが、さすが内科医🤔
ホルモン検査してみます?
何か気になることがあったのだろう
その結果、これ更年期症状かもしれませんねと
その診断を、家族に話したほうがいいですよ🤔
実際、男性にも更年期症状があると知っている人はまだ少ないですからね
家族の理解が必要なんです
…と内科医は話していた😌
男性更年期の治療ももちろん行なっているそうで、治療しましょうと言われて、お客様も体調不良の原因がわかってホッとしていたが
いや、正直な話、家族に言えないな
それはなぜかと尋ねたら
実は妻も今、更年期真っ盛りなんだ
▶︎妻は病院嫌い
実は、妻も更年期症状が出ていると思うんだ
毎日、家に帰ると子どもたちに向かって怒鳴っているからね
別に何か悪さをしているわけじゃないんだが、些細なことでついカーッとなって怒り狂っているんだ😞
だから、家に帰るのが怖くてね
奥様は治療をされていないんですか?
と尋ねたら
それが、困ったことに病院嫌いなんだ
自分は病院嫌いなのに、俺には『病院に行け』って怒鳴ってきたんだ
本人は、自分が更年期だって認めたくないみたいでね
いちばんの相談相手の奥様に、自分が男性更年期だと打ち明けるのが怖いと言っていた
でも、逆に考えてみたら🤔
男性更年期の治療をしている姿を奥様に見せたら、一緒に治療しようという気持ちになってくれるんじゃないかと思ったのだ
病院に行けと怒鳴られたのであれば、ちゃんと病院に行ってきたことを報告したらどうでしょうか?
とアドバイスをしてみた😌
最初はうーん🤔と悩んでいたが
一応報告だけしてみるよ
わたしは、病院に行くことを躊躇ったことがない🤔
更年期の症状を我慢している方の大半が
婦人科でどんな治療をするのか、わからない
怖くて行けない
が大半を占めるそうだ
症状を我慢し続けて、生活に支障をきたしている人がほとんどだと、前講師の助産師はわたしに話してくれた😌
それが婦人科の現状なのだろう
わたしの場合は、その当時すでに症状が悪化し、生活に支障をきたしていた
最初はうつだと思っていた🤔
だから精神科を受診したが
まさかの精神科医から婦人科に行きなさいと言われるとは、夢にも思っていなかったのだが😂
その症状は『更年期うつ』だったのだと思う
精神科で抗うつ剤の処方はなく、婦人科で治療すれば良くなるはずだと言われ、それで婦人科を受診したのだ
わたしも正直な話、人のことを言える立場ではない
そして、若年性更年期障害になったということを、母に言えなかった
もう、子どもを宿すことはできない(卵巣がもうダメと言われ)
ということを言うべきかどうか
自分もその経験があるからこそ、そのお客様の気持ちが痛いほどわかった
家族に心配をかけてはいけないというよりは、言わないほうが相手にとって幸せかもしれないとも考えたからだ
▶︎更年期だということを告白すべきかどうか
結局、そのお客様は家族に自分が男性更年期障害だということを告白しなかった
検査をしたが、どこも異常はなかった
ということだけ報告したらしい
家族には内緒で、更年期の治療をスタートさせ、毎日治療薬を飲み、症状を抑え、家族のために仕事を頑張っていた
正直な話、しんどいよ😂
ついこないだ、内緒にしていた治療薬バレちゃったんだ😂
そうしたら、妻が一言
この薬、性欲強壮剤なの?って
いい歳なのに、まだそっちは頑張ろうって思ってるわけ?
ってキツい言葉をかけられて、参っているんだ
男性更年期ってやっぱり理解されないんだろうか
そのお客様はかなり参っていた😔
妻は、家事と子育てに追われていてね、仕事で疲れたと話すだけで、イライラしているんだ
だから、最近、顔を合わせることもなくなってきたし、会話も減ったよ
わたしも更年期でしんどいのよ!って😂
俺もしんどいんだけど😂
そこまできたら、やっぱり一度ちゃんと話をするべきですよと、2度目のアドバイスをした
もう、喧嘩したほうがいい😂
お互い辛いんだと訴えたほうが、確実に理解されるはずだ
そして、お互いにちゃんと治療しようと説得してくださいと伝えておいた😌
実際、更年期の知識が乏しい人が大半で、当事者になって始めて更年期という時期がどういうものかを理解する人がほとんどだ
更年期についての知識は、SNSをはじめ、さまざまなところで学ぶことができるようになった😌
それでも、更年期は病気ではないから我慢するという考えの人も多い
婦人科外来が怖くて行けないという人も多い
これってもしかして?更年期症状なのかも?
と思ったら、まずは受診することをオススメしたい😌
わたしの場合は、治療が早かったため、更年期の症状がそれ以上悪化することがなく、今現在も日常生活に影響が出ずに済んでいる😌
さて、先ほどのお客様のその後なのだが…
実は、報告があってね😂
別居することになったんだ
そして、『更年期離婚』に踏み切ったそうだ😌
何度も話し合いをしたらしいのだが、男性更年期について理解されなかったと言っていた
きっと、その奥様はその後、後悔している気がする🤔
ちゃんとご自身も更年期の治療をしていれば『離婚』することもなかったのにと…
そんなわたしも『更年期離婚』を経験している
わたしの場合は、夫が『男性更年期』の治療をせず『更年期うつ』を発症し、家庭内がおかしくなった
というのが離婚の原因だが
佐方ともみ
美容業界28年目 エステティシャン
IOB認定オーガニック専門家
食べて痩せるオーガニックダイエットBioeat(ビオエット)®︎協会代表
フェミニンケア×更年期プラクティショナー養成講座主宰兼講師
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