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あちこちで不満噴出!?ドライバー達の怒り特集〜F1ハンガリーGP決勝🇭🇺〜

ドラマが多すぎて、何から語ればいいかわからなかったハンガリーGP。
心静かに振り返ってみると、今回はいつにも増してお怒りのドライバーが多かったなということで、代表的な不満を特集してみました!笑

ノリス(勝利を譲らせたチームオーダーに怒る)

スタート直後、チームメイトのピアストリ首位を奪われ、差は広がる一方。
その後ピットイン指示タイミングの影響でノリスが先頭を奪還しましたが、結局チームオーダーで順位を入れ替え、優勝を逃すことに。
ラスト数週の無線にはハラハラしました。下記は65週目。

The way to win a championship is not by yourself, it's with a team. you'll need Oscar, you'll need the team
チーム:年間優勝を勝ち取るには、君だけでなくチームで戦っていく必要があるんだよ。君はオスカー(ピアストリ)が必要だし、チームも必要なんだよ。

F1公式サイトより引用。日本語は筆者による意訳

噛んで含めるように言い聞かせるチームのオーダーを聞かないノリス。
67週目、説得を続けるチーム側の声色が変わりました。

Please do it now
チーム:頼むから、 今、 やってくれ(順位を入れ替えてくれ)

F1公式サイトより引用。日本語は筆者による意訳

聞いた感じ、「プリーズ・・・ドゥーイット・・・ナウ・・・!」といった言い方。ファンとしてリアルタイムでレースを見ていた当時、厳しく不可解なオーダーに私も困惑しました。

68週目(ゴールの2周手前)でノリスはあからさまにペースを落とし、順位を入れ替えたのですが、
この時のスピードの落とし方がなんかもう空恐ろしかった…
表彰台でも不満げなノリスを見ながら、なんともスッキリしない気持ちになりました。

表彰台上でも無念を隠せない様子のノリス

フェルスタッペン(戦略ミス?に怒る)

1週目でノリスに「押し出され」コース外から追い抜いたことを問題視され、順位を入れ替えたあたりからイライラモードだったフェルスタッペン。
その後のタイヤ交換のタイミングも良かったとは言えず、チーム戦略に不満たらたら。
レース終盤にはハミルトンを追い越そうとして派手に接触し、結果は5番手止まりでした。

ちょっとびっくりした無線はこちら。
接触について、ハミルトンを非難するフェルスタッペンに対するチーム側の応答です。

I'm not getting into this on the radio, it's childish
チーム:俺はこんなこと無線で話したくない。子どもじみている。

F1公式サイトより引用。日本語は筆者による意訳

「子どもじみている」って、まじか。ついにチームがレース中のドライバーに対し苛立ちを露わに…(逆は日常茶飯事だけど。)
昨年はほぼ負け知らずだったフェルスタッペン、今年はついに崩れるのか?仄暗い予感が頭をよぎる、そんな瞬間でした。

ハミルトンに衝突するフェルスタッペン

リカルド(戦略ミス?に怒る)

わずか7週目で最初のピットストップを行ったリカルドは、結局順位を落とし12位でのフィニッシュとなりました。(リカルドのスタート時ポジションは9位。チームメイトの角田は10位から順位を上げ、9位フィニッシュでポイント獲得)

今週末はマシンのペースも良かっただけに、「大きな怒り」を感じるとのこと。
リカルドのハッピースマイルが恋しいです…!!

おまけ:八つ当たりされるハミルトン

冒頭で語ったノリスとピアストリの順位入れ替え騒動の煽りを喰らったのが、見事3位フィニッシュを飾ったハミルトン。

表彰式直前のクールダウンルームで、ノリスのマシンを褒めるも、
「君は7年前には早い車に乗ってたよね」
と意地悪を言われてしまいます。
(言うまでもなく、ハミルトンが毎年優勝していたのは7年も前じゃない。)

たまったもんじゃないハミルトン、
「僕は文句を言っているんじゃなくて君のマシンを褒めたのに…」と呆れ顔でした。


結び:ドライバーの感情ジェットコースターに勇気付けられる筆者

いつも私は、ドライバー達の剥き出しの感情を目の当たりにした時、
自分自身と重ね合わせては
「世界最高峰の舞台で戦っているドライバー達は、こんな激情に駆られながらそれでも前に進んでいるんだ」と思い元気をもらいます。

各選手の葛藤でさえもファンを勇気づけてくれる、そんなF1をこれからもずっと応援していこう!そして日本の女性達にももっと魅力を伝えよう!
決意を新たにした週末でした。

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