☆☆先日も、 キキを探しました。 MM21の街で、、、      

キキを探してます。
先に報告しましたが、コリコの現在の姿の候補であるMM21を散策してます。

はじめてキキとあったのは、20世紀の末でした。
あれから30年近く経ってしまいました。
キキは、どうしてるか、知りたいです。
キキに会いたいのです。
そこで、Google earth AI で調べました。
[コリコ 現在 ] と入力してみたところ、候補に上がったのは、
ドブロブニクのほか、日本の港町、MM21 でした。
以来、MM21には良く出かけます。
先の5月の連休中にも、行きました。
その、報告をさせてください。

有名な観光スポットとなっている丘の上の山手の洋館通りから、
女学院の校舎群に挟まれた階段の多い坂道を、下りてみました。
校舎から離れて下りはじめると、すぐに視界が開け、
前方に、大きな空とMM21の町が広がっています。
坂道といっても、ほとんど山道のような階段です。

麓の道へ出るまでに、途中ですれ違ったのは、ふたりだけでした。
ひとりは、近くに住んでいるのでしょうか、年齢不詳の外人のおじさんで、短パンにTシャツ姿で、上り坂の階段を苦にもせず、登って行きました。
もうひとりは、つばひろの帽子をかぶった女性でした。
買い物のバッグを肩にさげ、バゲットが入っているのでしょうか、
細長い紙袋がのぞいてました。
麓までおりると、そこは、みなとみらい8丁目です。
整備された新地区に接する古い元町地区です。

この元町を俯瞰すると、南に山手の丘陵地が広がり、
北側の麓にそって一本、河川が西から東へ流れています。
この河川と丘の麓に挟まれた狭い土地に、
文明開化以来、丘の上に住居を構えた外国人の需要にこたえるかたちで、
洋風の商店街が形成された歴史があるようです。

通りはメインの本通りと裏通りの2本です。
本通りには有名な店も多く、よく写真や雑誌などで紹介される店が、
並んでいます。
裏通りは、本通りの店舗の建物の裏側に面することが多く、
丘の麓の地形に沿って、入りくんだ細い道が分かれてるところもあります。
裏通りを東へ、海のほうへ向かって進んでいくと
ガラス工房、欠けはぎ専門店、小さなレストランやカフェが点在してます。
車や歩く人とぶつかりそうに、軒先ギリギリにテーブルを出したレストランもあります。
しばらく進むと、今日の目的地であるハーブ専門店があります。
この店は、キキの手がかりがつかめるかもしれないと感じる店です。
幸運にも開いてました。
ハーブと香料を中心とした、目立たない小さなお店です。
裏通りは狭い道ですが、一方通行で、観光目当ての高級車、バイクも通ります。
配送車、自転車、地元のヒトの行き交う生活道路。大型犬、小型犬の散歩道でもあります。
わたしのようなふらふらした観光客もいるので、気づかず通りすぎてしまうようなお店です。

開いてるドアから中へ入ると、独特のハーブの匂いがただよってます。
奥から出てきたのは、バイトの女学生でした。
前に来たときの同じヒトではありませんでした。
普通の観光客のように、気をつけながら話しかけてみました。
「ハーブについては、素人なんですが、、、」
「お天気病にきくようなものは、ありますか、、、」
「こちらのハーブは、外国産ですか、、、」
すると、
「わたしも、詳しくはないんですが、店長が、育てているものもあるみたいです」
「店長さんは、今日はいらっしゃるですか、、、」
「さっきまで、いらっしゃったんですが、、、」     
「店長さんは、どこかで修行というか、勉強されたんでしょうね、、、」
「相当薬草については、詳しい方みたいです」
近くに住んでいるらしい、ということも聞き出せました。
キキであれば、うれしいと思いました。
でも、まだ、一度も会ってもいませんから、、、

その日は、抗酸化作用のあるエキナセナという薬草を処方したハーブティーを買いました。
説明書を読み、花粉症にもきくかもしれないと思ったのです。

店内のハーブの匂いに包まれていると、なぜか、女学院の坂道の途中で、
すれちがった女性を、思い浮かべてしまいました。
つばひろの帽子をかぶり登ってきましたから、顔は見えませんでしたが、
空と町を背景にした構図の姿は、キキにふさわしいと思えてきたのです。

その後は、近くの昔からあるパン屋さんで、食パンを買いました。
また、行きます。
いつ会えるか楽しみです。
また、報告します。


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