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シンガポール進出におけるマーケティングリサーチをしてくれた方へのインタビュー

【私たちについて】
クリエイター専門のマネジメントを提供している「株式会社フェローズ」の初の海外拠点として設立された、Fellows Creative Staff Singapore(フェローズシンガポール)

シンガポールで培った独自のネットワークと知見を活かし、シンガポール在住のクリエイティブ人材や、各業界の専門性を持ったエキスパートとの出会いを実現し、日本企業のシンガポール進出をサポートします。

また、シンガポールの優秀な人材、クリエイティブ人材探し、シンガポールへ進出といった「ご縁」をつないでほしいという相談は、弊社XのDMやHPから受け付けています✉




今回は、シンガポールで働くクリエイティブコンサルタントのYukie Huidge Shawさんにインタビューをしました!

大きく分けて、3つのテーマでお届けします。

・これまでのキャリア
・クリエイティブコンサルタントとしての強み
・今後のキャリアについて

今回の記事が以下のような方の参考になれたらと思います。

シンガポール経験のある人材を探している方
・シンガポールでデザインやマーケティングの分野で活躍したい方


※ある日本企業の方から、「シンガポールでサービス展開していきたいので、マーケットのリサーチをしほしい」という相談がありました。そこで、Yukieさんが適していると思い、マーケットリサーチのプロジェクトをご紹介させていただきました。

※この方のほかにも、シンガポールで働くクリエイターへのインタビューを記事にしているので、こちらもご覧ください!


【キャリア】日本生まれ、シンガポール育ち。クリエイティブコンサルタント

1.「まず初めに、これまでのキャリアについて教えてください」

私はシンガポールのデザイン学校にてビジュアルコミュニケーションデザインとグラフィックデザインの分野を中心に学びました。

卒業後いくつかの企業 での就業職経験を経て、2019年に独立しフリーランスのクリエイティブコンサルタントとしてのキャリアをスタートさせました。

さらに今年2023年にはSole proprietor(個人事業主)として自身のイニシャルを冠したYHS Creates Pte. Ltd.を設立しました。
多様なこれまでのバックグラウンド を活かして国際的なプロジェクトに取り組んでいます。
またシンガポールのみならず、東京や大阪、名古屋といった日本のプロジェクトにも関わってきました。

2.「具体的にはどのようなプロジェクトに関わってきたか教えてください」

クリエイティブコンサルタントとして、デザインやコンテンツ制作からブランディング、マーケティング戦略、PR戦略、といった内容のものまで幅広くお受けしています。

例えばリゾートホテルのブランディングや高級レストランのブランディングも経験してきましたし、

さらに具体的にいうと、

・化粧品ブランドKate TokyoKATE TOKYOの クリエイティブディレクションとプロダクト撮影
・ライフスタイルプロダクトatomi のクリエイティブディレクションとグラフィックデザイン
・プラントファティライザー(植物用の肥料)Plantonic のクリエイティブとマーケティング戦略全体のコンサルティング

Webサイトを見ていただけるとわかると思いますが、幅広い業界のさまざまなプロダクトに関する依頼を受けてきました。

※Yukieさんの会社のWebサイトです。

3.「全てお一人でやられているのですか?」

個人事業主として起業した、というと一人で全てを完結させているような印象を持たれる方もいると思うのですが、実際は私一人で成功できているプロジェクトの方が少ないんです。

ではどうしているかというと、
幸運にもこれまでの経歴の中で出会った友人や仕事仲間との“つながり”が生きていて、自身のネットワークやそこからの紹介で+αのなかでプロジェクトチームを組織して仕事を受けていることが多いです。

全体のディレクションをしながら、デジタルマーケティングの部分だったり、動画などのクリエイティブコンテンツ制作の部分だったりを振り分けて対応しています。


【強み】バックグラウンドを強みにした“トランスクリエイション”

4.「いろんなプロジェクトに携われてきたと思いますが、ご自身のいちばんの強みはなんですか?」

父は中華系シンガポール人で母は日本人という家庭で生まれ育ったことで、初めから多様性のある環境がナチュラルなものとしてそこに“在った”んです。

幼稚園でも小学校でも人種も国籍も異なる友達がいましたし、自分と違うところがあるーだけれどそれを受け入れる、ということは自然なことでした。ちなみに大学は日本の大学に進学しました。
こういった環境で育ててもらえたことは両親にもすごく感謝しています。

現在までの私のアイデンティティのコアとなっているし、クリエイティブな仕事に興味を持って積んできたキャリアにもすごく大きなインパクトを持っています。


耳にすることは少ないかもしれませんが、私の提供するサービスの中ではのトランスクリエイションが最も大きな特徴だと思いまです。

Transcreationと書いて実際に専門用語として存在する言葉です。
これは何かと短いワードでいうとすれば、“現地の市場に伝わるように、コンテクストを理解して、ビジュアルやコピーを考えて提供する”ことです。

広告を一つとってもシンガポールと日本では全体的に大きく違うので、その部分を私が認識できていることで、適切であり満足してもらえるような提案を意識しています。

Yukieさんの実績の一つに、東南アジアの弓道大会のメダルデザインがあります。
トランスクリエイションを活かして 日本をフィーチャーした形状やフォントを使用し、東南アジアの人々にも伝わるデザインを提供しました

メダルデザイン
メダルデザイン


トランスクリエイションについては、こちらで詳しく解説しています。

5.「日本とシンガポールの広告の違い、という話が出ましたが」

私は学生時代に“日本とシンガポールの広告マーケットの違い”について研究し、論文を書いたことがあるのでその話を少しシェアしますね。

例えば日本の広告って「何これ?どんな意味?」って思うものがあると思うんですよ。
商品を紹介しているCMなのに、それよりも全然関係なさそうに見えるストーリーを入れてみたりドラマを描いてみたり。
でもそれが日本のクリエイティブの特徴だと思っていて私にとっては「遊び心があって楽しい」という特徴がありました。

一方、シンガポールの広告は「制約があって、堅実で地味」という感じです。
もちろんそれが悪いってことではなく、商品の良い部分や訴求したい部分をストレートに無駄なく表現しているということなのですけどね。
面白くない、です(笑)

クリエイティブ全般ではなく、これは広告の話を例にしているので全てに共通すること、ではないかもしれませんが、「広告」という文脈で切り取った時には、私はそのように感じています。


【将来】フリーランス、そして起業。将来的に見据えるのは“ショートフィルム”!?

6.「今後取り組んでいきたいと考えていることについて少し教えていただけますか?」

これまで通り、Transcreationを軸とした、クリエイティブディレクションやコンテンツデザインのお仕事を続けていくつもりですし、経験を通じてさらに質の高い、クライアントに満足してもらえるサービスを提供していきたいです。

そしてこれは初めてお話しするんですが、実は私はかなりの映画オタクなんです。
周りの友人には映画監督もいていろんな話をしたりするのですが、いつか自身の映画、最近特に興味があるのはショートフィルムで、それいつか自身の映画を制作してみたいとぼんやり描いて構想を練っています。

さまざまな映画を見てきて、文化的な文脈を理解しないといけないシーンだったり、それを的確に表現している映画にも出会いました。

一方で、「私ならここはもっと調べて」とか「ここはこういう表現をして」とか思うこともあります。
クリエイティブコンサルティングを提供していますが、一人のクリエイターとしてもさらに違った世界に飛び込んでいき、新しい感性を磨いていきたいと思います。

まとめ
Yukie Shawさんの多様なバックグラウンドとから生まれる創造力は、彼女がクリエイティブなプロジェクトで独自の視点と価値を提供する力になっています。

今回の取材を通して、日本と海外のクリエイティブの違いについての新しい視点を教えてもらえましたし、彼女の洞察や、異なる文化に対応する能力は非常に魅力的に写り映りました!

彼女は、今後ますます注目される存在となることでしょう。
未来の素晴らしい彼女の未来の活躍に期待です。

【弊社での人材の紹介について】
Yukie Shawさんは、マーケティングリサーチをお願いしたことからもわかる通り、本当に幅広く対応している方で、デザインから、ブランディング、コンテンツ制作、そしてトランスクリエイションという分野でも活躍しています。

「シンガポール向けにマーケティングをしていきたい」
「シンガポールの優秀な人材をチームに入れたい」
「シンガポールの消費者に響くコンテンツを作りたい」

そんな方は、まさにYukie Shawさんのような方を探しているのではないでしょうか。弊社では、シンガポールをはじめ東南アジアのクリエイティブ人材、専門性を持ったエキスパートを紹介しています。また、その後の人材とのコミュニケーション、プロジェクトマネジメントも行っています。


「Yukie Shawさんのようなシンガポールの人材を活用したい」
「シンガポール人に向けてこういうことがしたい」
「こういうことができる人材を探してほしい」
「シンガポール向けのマーケティングで相談をしたい」

こういったことをお考えの方は、ぜひお気軽にご連絡ください!
共に、シンガポールに向けてどうやっていくといいか考えていきましょう!
下のサイトを1番下までスクロールすると、問い合わせフォームがあります!


フェローズシンガポールでの東南アジアのクリエイティブ人材や、専門性を持ったエキスパートの紹介については、こちらで解説しています。


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