お母さんに会いにいきたくなりました
本を読んでいて涙が止まらない。
こんな経験はいつぶりだろうか…。
noteを見ていたら読書の秋2021とのお題で、イベントをやっているらしい。今までそういったのはスルーしてきたわたしだけれど、最近なに読もうかな〜と思っていたところだったのでその中から一冊選んでみました。
『世界でいちばん幸せな男』
戦争はよくないよ、ナチスドイツはひどい、それは当然のこととしてわたしの心に刺さったことは
●家族、友人を大事にする
●教育は身を助ける
●命を大切に、死ぬまで世の中のためになることをする
まとめるとこの3つだろうか。
筆者の生き方を知れば知るほど、いまのわたし
このままではいけない、と思わざるを得ないのです。
こんなに恵まれていることに気づかずあたり前と思っていないか?
不平不満ばかりになっていないか?
早めにリタイアして、老後はのんびりしようかとか
どうしたら楽して稼げるかとか
少しでも自分の得になることを考えて行動していないだろうかとか
そんな自分が恥ずかしくなるのです。
いまある命を大切にして、自分の身体の健康にももちろん気をつけて一生懸命に働いて勉強して、誰かのためになることをしよう。
これらのことって何も目新しいことではなくて、子どもの頃から両親にいわれてきたことばかりでした。いまは離れて暮らしているけど、たまには帰って両親に直接感謝の気持ちを伝えねば…と思いました。
読みながらそんな両親のことを思い、なぜだかかわからないけど鼻の奥がつーんとしてきて眉間にギュッとと力が入ってきて、自分では止められない勢いで鼻水と涙がジワーッとあふれてしまった。あ、いけない、わたし泣いたら翌朝目が腫れちゃう…と思うまもなく泣いていた。
副交感神経反射はとめない方がいい。
思えばひとり暮らしのころはよく泣いてたなと思い出す。周りに誰もいなければ、映画やドラマを見て泣く、本を読んで泣くってけっこうやっていたんだよなぁ、、と。結婚して夫と一緒に暮らすようになって、そういえば全然泣かなくなってしまった。なんだろうな、この「泣くなんて恥ずかしい」って気持ちは。
久しぶりに泣いてちょっとスッキリした。
この本はぜひ両親に、特に母に勧めようと思う。もしかしたらもう読んでるかも知れないけど、まだだったらきっと母も気にいると思うから。そして母には感謝の気持ちを伝えようと思う。
そんなことを感じた本でした。
この先人生で悩んだときにまた読み返してみたい本でもある。