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自死へのストッパー

今も寛解など程遠く薬を飲みながら必死に生きている私です。
さすがに20年も経てば調子が良いときも増えているのですが、数ヶ月に1回は低迷期が訪れます。
まさに今低迷期。

低迷期も程度があり、希死念慮に苛まれるタイミングが増えるだけの時もあれば、涙が止まらなくなり自責からの自死願望まで進んでしまうことも。
そういう時に自死に至らないように私は自分で自分にストッパーをかけています。

それが歌うこと。

私は「生きるということ」を問いかけるシンガーとして活動しています。
おかしいですよね。自死を考えるような人間が生を問うなんて。
でも「問いかけている」だけなんです。
「生きることが正しい」と伝えたいわけではないんです。

生きるってなんだろう。
生きる意味ってなんだろう。
あなたが生きている価値とは。
人と繋がること。
自分を、人を愛すること。
愛されること。

それらについて問いかけ、観客の方に自分自身の答えを探してもらう。
それが私の音楽活動です。
私自身がその答えを知りたくてやっているのです。

有難いことに私の音楽活動を応援してくださる方がいる。
私の歌で救われたと言ってくださる方がいる。
私のライブを待っていてくださる方がいる。
私の歌で涙を流してくださる方がいる。

私が自死してしまったらそういった方々を傷付けてしまうかもしれない。
裏切ってしまう行為かもしれない。
私を愛していると言ってくれている人を悲しませてしまうかもしれない。

そのことがストッパーとなって今日も私は自死を思い止まり、足掻いて生きているのです。

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