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【日記】子供が空気を読まない理由を考えてみた
育児の中で、時には子供たちの行動や要望に振り回されることがある。
先日、あるママが3人の子供を連れて外出していたときのこと。
両手に大きな荷物を抱え、さらに赤ん坊を抱っこしているという、どう見ても手いっぱいの状況だった。
そのとき、上の子が「抱っこしてー」と言ってきたそうだ。
当然ママはカチンときて、「今できるわけないやろ!!!」と怒鳴ってしまったらしい。
この話を聞いて、ふと自分の経験を思い出した。
ニコちゃんのオムツを替えている最中に、お姉ちゃんが「抱っこ」と言ってきたことがあった。
その瞬間、僕も「今できるわけないやろー!!」とつい強く言ってしまった。
話を聞いたママと同じだ。子供ってどうしてこうも空気を読まないんだろう。
でも、少し考えてみたら、子供は「空気を読まない」のではなく、「素直に生きている」だけなのかもしれない。
彼らは、自分の気持ちを率直に伝えることに何の迷いもない。
大人のように「今はお願いするタイミングじゃないな」とか「この状況では我慢しよう」とは考えない。
ただ「抱っこしてほしい」と思ったら、その気持ちをそのまま伝えているだけなのだ。
これは、決して悪いことではない。
むしろ、子供たちは本音を隠さずに伝える力を持っているとも言える。
大人になると、遠慮したり気を遣ったりして、自分の本当の気持ちを言えなくなることがある。
それに比べて、子供は「今、この瞬間、こうしてほしい!」とストレートに伝える。
その純粋さは、大切にしてあげるべきなのかもしれない。
だから、「今できるわけないやろ!」と怒りたくなる気持ちはわかるけれど、少しだけ深呼吸して、「そうか、抱っこしてほしいんだね」と一度受け止めてあげるのもいいのかもしれない。
もちろん、実際に抱っこできるかどうかは別として、その気持ちを否定しないことが、子供との関係をより良くするのかもしれないなと思った。
育児は、子供に何かを教えるだけではなく、子供を通じて自分自身の考え方や接し方を見直す機会でもある。
今日も、そんな気づきをもらった日だった。