Planet Crafter 感想

セールしてなくても1980円 コスパ◎

8.5/10.0

プレイ37時間で実績全解除
現在絶賛開発中のアーリーアクセスなので「尻切れトンボ的にいきなりやることが無くなって終わる」ことには要注意。アップデートは割と頑張ってるっぽい。2ヶ月に1回位大きめのが入ってるのかな

■どんなの

荒れ地と砂漠だけが広がる死の星で、せっせと施設を作って気圧・熱量・酸素などのポイントをじわ・・・じわ・・・と増やし、ハビタブルな星に育て上げるという、割と異色な感じのテラフォーミングクラフトサバイバルゲーム。

テラフォーミング度はTiという単位で表され、「気圧」「温度」「酸素」の三要素(ゲームが進むと更に「植物」「昆虫」が追加される)の合算で算出される。
この数値が上がっていくと周辺の環境がほんの少しずつ変化していき、気づけば一つのマイルストーンを迎えている…といった作り。「どうなるか」は体験として重要なので実際にプレイして確かめてみて欲しいところ。まあ、ストアページで盛大に「こうなるよ!」と示されているのでネタバレも何もないのだけれども……

Planet Crafterというタイトルではあるけれど、現状面白いのはクラフトよりも探検・探索。マップはランダム生成ではなく、やや狭めの有限。それ故にみっちりと偏りなくランドマークやアイテムが配置されているので、遠征する度に大小の差こそあれど発見があるし、飽きが来ない。未発見のお宝やランドマークはプレイ30時間目とかでも平気で残っていたりするので(現時点で実装されている)最後まで十分楽しめる。ちなみにオートマッピング機能はない。周辺マップ機能は中盤位で追加されるが衛星写真みたいなものなので使い勝手が悪く、座標を元に自力で大まかな地図を作る必要がある。これを面倒臭いと捉えるか面白いと捉えるかは人によるかな……俺は面白かったけど、ゲーム内でマップ機能が解禁されたら諸手を上げて歓迎し、手作りマップは捨てる。

完全オフラインなので、この手のCoopゲーでソロをやってると感じる「忙しい?めんどくさい?このゲーム4人でマルチできるのにwそんなのお前がソロで遊んでいるのが悪いw」という"""マンパワーハラスメント"""が無いのも快適。一人用なんだからこの面倒くささも忙しさも全てデザインされたものであって、俺の俺による俺のための愛すべき労働です。拠点の運営にあたって「ほったらかすと時間経過により悪影響があったり何かが枯渇するので維持管理をしなければいけない」要素がほぼ無いのもストレスフリー。資源生産系の施設は収穫しないといっぱいになったところで止まっちゃうけどそれくらい。

ゲームプレイを通して発生し続ける適度な忙しさ、数値を増やしていく楽しさ、テラフォーミングにより移り変わる周囲の光景、探索により得られる発見など、プレイヤーが快感を覚える体験が一通りぎゅっと詰まっているので、「まあまあ面白かった」という感想を得られやすいかと思います。
アーリーアクセスで、要素が一つできる度にぼつぼつとアップデートを続けているような開発スタイルなので、終盤のクラフト要素が若干尻切れトンボ的な終わり方をするのがちょっともったいないかな、といったところで今遊ぶなら-1.5点です。
テラフォーミングを「しろと言われてしている」ので(冒頭でわかります)、「した結果どうなる」というイベントまで実装されたらスッキリと終われるので9.0~くらいつけてもいいなって感じ。

ちなみに終盤「虫」の時代に突入し、虫の幼虫をアイテムとしてかき集める必要があるんだけど、この幼虫が死ぬほど気持ち悪いです 完全無耐性の方にはオススメしません。見つけづらくて3D酔いするし、巨大なネコチャンとかに画像を差し替えたい

■以下ネタバレ










ほぼ初期状態 開始直後だと空すら見えない砂の惑星
175000 Tiまで行くと大気がちょっとだけ澄んで「青空の時代」となる


ロケットを打ち上げることで各種テラフォーミング要素の増加率を+1000%できる。
10倍!??!!?
10機ブチ上げれば+10000%で施設の効率が100倍になる。放置ゲーか?
実際終盤は施設建てまくってのんびり突っ立ってれば時代が進むので放置ゲーっぽさがある


クソみたいな星なので定期的に隕石が降ってくる
HP=満腹度なので当たるとメチャクチャにお腹がすいて死ぬ ちょっと意味わからなくて面白い
なお隕石が施設を破壊することはないので雨宿りをしていれば基本的に無傷でやり過ごせる。
隕石にはレアメタルが含まれているのでむしろ恵みの雨


やった!水が沸いた!!!!


えっちょっと沸きすぎ


拠点が沈んで引っ越しを余儀なくされた
俺が何したっていうんだ テラフォーミングです はい 全部俺のせい…


打ち上げロケットはちゃんと物理計算されて飛んでいくので、1台目を打ち上げた直後に2台目を作ると衝突して盛大にバグって面白い


そのまま2台目を打ち上げると絡まって墜落する
挙動がバグってるだけで打ち上げ自体には成功しているしバグったロケットは一定時間で消える


中盤から終盤に差し掛かるあたり
雰囲気の時代…もとい大気(atmosphere)の時代が完遂すると呼吸ができるようになり酸素ゲージが減らなくなる。常に酸素ボトルを携帯しておかないと安心して外出できない、息の詰まる世界とはこれでおさらば。結構感動的な瞬間。
水中でも呼吸できるようになるのはまあご愛嬌。
ちなみに次の「魚の時代」は未実装と思われるのでここで実質ゴールです
魚、恐竜、哺乳類とか増えていくのかな あんまり動くもの増えてもダルそうだけど…


ゲームタイトル。今後千年草も生えない砂の惑星ですが
セーブデータを選択するとゲーム進行度に合わせて星の見た目がかわります
男子はみんなゲームデータに合わせてタイトル画面が変わる演出が大好き


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