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”ローカル”とは何か?

こんばんわ~。
無名人インタビューを主宰しているqbcと申します。
はじめましての方、はじめまして。

私は2020年からnoteでオンラインインタビュー企画を始めたものです。

コンセプトは、
有名人だから面白いんじゃない。
人は誰でも素晴らしく面白い。
です。

で、この無名人インタビューでですね、地域に関することをする人たちのインタビューというのが、ある一定のボリュームになってきたんです。

例えば大学や仕事で都市部に行っていたが、あるタイミングで自分の地元に帰ってきた人たち。
多拠点生活をしようと、自分のためのもうひとつの帰る場所を新たに作ろうとしている人たち。

人口減に悩み、地域外から人を呼び寄せる自治体の人たち。
地域おこし協力隊という制度を使って、地域で活躍する人たち。

こういった人たちに関するインタビューは増え、いったんこのnoteマガジンにまとめた。

(このアカウントと名前は同じ。そう、このマガジンではおさまりきらない内容だな、と思い、新たにこうしてアカウントを作った)

それにしても、なぜこんなに地域に関する人たちがインタビューに参加してくれたのだろうか。
それはひとえに、

無名人インタビュー初期から活動をともにしてくれているナカザワさんが地域に関心を寄せ、職業自体も地域に関するものを選んでいる人であることや。

まさに現役の地域おこし協力隊として活動しながら、無名人インタビュー活動をしてくれているゆいぴさんといった、人の存在が大きいだろう。

そして、さらに海士町の方にインタビューをしたことをきっかけに、実際に海士町に行き、現地でインタビューしたことも、ひとつの画期だった。

そしてその現地インタビューは、非売品の本となり、手から手へと渡り、海士町の図書館に寄贈されることになった。

Youtuber雨穴さんの「変な絵」の横に置かれたことは、私の生涯で忘れられない思い出になるかもしれない。

そして、その流れを継ぎ、こんどはさきほどのゆいぴさんに彼女の働く磐梯町のインタビューを、本にしようという計画がもちあがっている。

いちおう、この記事は「自己紹介」記事のつもりで書き始めたのが、どうも長いし、自己紹介というにはなんだか時系列的な話ばかりでつまらんような気がする。

ちょっと、(自分の中では)話を軌道修正して。
つまり地方や地域、田舎と呼ばれているところは、あくまで都市部に比べれば、知名度が低いから、有名な地域ではない無名な地域として、無名人インタビューという名前に導かれてインタビューに応募いただくのかな、と思ったり思わなかったり。

で、そこで、けっこうね、私は考えたりするんです。
なぜこの人たちは、自分たちの土地が好きで、そこで楽しんで暮らすのに、それを、周りの人たちは、メディアは、都市と田舎、中央と地方、みたいな二元論だけで語るんだろう。
二元論で語るのはおかしい。
さらに、都市のほうがいい、中央のほうがいい、という考え方も、偏っている。
たんにある地域の特性が、自分のとって好ましいかそうでないかの話を、さも一般的な価値であるかのように語るのは、おかしい。

そう思っていたよ。

ところで「ローカルな人」というのは、ナカザワさんがつけた。長らく、地域に関することに従事した人がインタビュー応募したときは、彼女に担当させていた。今もまあそうなんだが。
で、彼女にこの企画の名前を、一年ほど前だったかと思うけど、考えてくれと頼んだら、「ローカルな人」がいいですと言う。

私、qbcはわりかしネーミングにはこだわるし、いちゃもんをつけそうになったが、その企画にいちばん従事している人の意見を尊重するべきだ、と白黒思考をべんりに適用して、ローカルという語感を採用した。

ときに、ローカルということばの意味は、なんでしょうね?


ローカルとは、主に以下の意味を持つ言葉です:

  1. 地方の、地域の: 特定の地域に関係する、または限定されることを指します。例えば、「ローカルニュース」は地域のニュースを意味します。

  2. 限られた範囲の: コンピューター用語では、特定のシステムやネットワーク内に限定されることを意味します。例えば、「ローカルファイル」はその特定のコンピューター内にあるファイルを指します。

  3. 土地固有の、その土地特有の: 特定の場所や文化に特有のものを指します。例えば、「ローカルフード」はその地域の特産品や郷土料理を意味します。

  4. 狭い範囲の、局所的な: より広い範囲ではなく、限られた範囲に影響を与えることを意味します。

これらの意味は文脈によって使い分けられます。



私ね、なんか、ローカルという言葉は、もっと大きく解釈していいと思ってます。
なんていうかね、「インタビュー」を通じて、人のたくさんの声を聞いていると、どうも、地方とか、地域とか、田舎とか、そういう問題じゃない気がしたんだ。

ということで、こう考えました。私は。

ローカルな人たち

なんでもあるから東京にいるんじゃない。
のんびりできるから田舎にいるんじゃない。
産まれた場所だからここにいるんじゃない。

生きる実感があるからここにいるんだ。

人と土地が結ばれて暮らしになる。
暮らしが集まってコミュニティになる。
人とコミュニティが記憶されて地域になる。

その土地で人びとが生きることがローカルになる。

田舎や地方がローカルなんじゃない。
都市がローカルの定義から外れるわけじゃない。
人が、その土地で、人生の実感を、生の喜びと苦しみを共同体とともに体感できるところであり、それが記憶されるならば、そこはローカルだ。

ローカルとは、個人の人生と、共同体の運命と、場所が紡ぐ文学です。
コミュニティとは、人びとの記憶をためこんだ魔法のるつぼです。

インタビューするということは、新たなロケールの時空間を作ることです。
インタビューというロケールが、人とコミュニティと場所に、質問という光を照射します。
願わくばその光よ、このローカルに新たな意味と力と輝きをもたらしたまえ。

以上。

つまり「ローカル」という言葉の意味を再解釈しました。
新説"ローカル"です。

人間が生きることの、これは新しい始まりなんだと思ってる。

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