FPSゲームで人を殺してみて
ゲームで育っていないので、普段からゲームはしないしすぐに飽きてしまうのですが、友達と会話ができるので最近はPUBGをやっています。FPSというんですね、初めて知りました。PUBGはTPSでやっている人が多そうです。
殺し合いのゲームなんて…という偏見もありましたが、やってみての発見ももちろんあって。もちろん、ライフルをぶっ放して敵を倒すのがストレス発散になっている人もいると思いますが、私の場合なんだか戦時中を模擬体験しているような感覚になります。
そんな悲しい物語を今回話したいわけではなくて、ゲームの中の立ち回りの仕方でとても人間性が感じられるんですよね。とにかくドンパチやりたい人もいれば、チーム全員で助け合いたい人もいる。とても上手な人だと特にそれが顕著に表れて、一人で突っ走っていっちゃう人とすごくフォロー(援護)してくれる人がいます。
私のスタイルはというと、とにかく生き残るのが最優先なので、激戦区は避ける。強い人がいたら車両を探して逃げる。なんなら、できれば殺したくないです。PUBGには「穏やかな勝利」という業績があって、1人も殺さずに1位になることが可能なんですね。
毎回それを目指して物資を集めては逃げるのですが、ここで出てくるのが命の優先順位の問題。まず、友達とチームを組んでいる時は、仲間を助けるために敵を殺します。救護が必要になったら助けに行く。それで自分が殺されても仕方ない。
次、自分が撃たれた時も撃ち返します。死にたくはない。恐怖や焦り、混乱という気持ちですかね。あぁ、こういう感情で武器を手にしてしまうんだなと感じるのです。
本当は平和でありたいけど、無心で死んでいくには未練があるんですよね。なんて残酷なんでしょう。
PUBGにハマってから、実況者さんのYouTubeなども見るのですが、その流れで見つけたインパルス板倉さんの動画があります。是非見ていただきたい。
誰かが誰かに憎しみを抱き、敵意を感じて武器を持つ、そんなことがこの小規模なゲームの中で事実として語られているのがとても無情でした。
知らない人だからとか、違う国籍だからとか、自分には関係ないからとか、そんな陳腐な理由で相手を駆逐して許される人なんてこの世にいません。
そっちの方が面白いとか、そうなった時を見てみたいとか、自分の欲望をコントロールする力が誰しも必要なんだと思います。
こんな些細なゲームから壮大な社会問題を感じてしまったわけでした。
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