2022年5月19日のメルマガ
前回のメルマガでは、
「行きたくない」という理由では
一度も学校を休ませたことのなかった私が
今月、次男に初めて
それを許すことができて、
さらに他の兄弟も休みはじめる…という
経験をシェアしました。
そして、その週末
次男はいつも嫌々行っていた
少年野球の練習をついにボイコットしました。
なんと、
「練習に行け!」と言った夫に内緒で
玄関の収納に隠れて行ったふりをするというスリルな選択…!!
私も共犯です(泣)
いつバレるかと生きた心地がしませんでした。
これって、今までの私だと
「ほら、1回休むと芋づる式に休み始めるじゃん!
だから許しちゃダメなんだよ」
と解釈するところです。
でも、実際には想像と違った現実が進んでいます。
次の週のことです。
いつもより遅く起きてきた妹が
パニックを起こし始めました。
「もう遅刻しちゃうよーー
恐いよー もう今日は学校行かないー!」
大泣きです。
長男と次男も同じ時間に起きていて
二人は淡々と支度をしています。
妹もパニックを起こさなければ登校時間に間に合います。
恐くないよー、
となだめたり
普通に支度すれば間に合うのに泣いて動かないのは自分でしょ!
と怒ったり
お母さんも昔そう思ったことあるなー
と共感したり
でも行きたくないなんて言えなくて
我慢して行ってたから
言えるだけでうらやましいわー
と嫉妬したり。
先に家を出たのに
次男が妹と一緒に行こうと戻ってきてくれた
ことにはほろりとしました。
でも妹の気持ちはおさまらずに、
登校時間は過ぎてしまいました。
そして私と娘二人きり。
さてどうしたものかと思って
浮かんできたのは
次男の野球ボイコットでした。
娘を抱きしめながら、
「実はね、内緒だよ。
昨日お兄ちゃんは野球の練習行かないで、玄関に隠れてたんだよ。
午前の練習をサボったから、
午後の試合は怒られて出してもらえないんじゃないかって
チームメイトにも怒られるんじゃないかって
お母さんすごく恐かったけど、
試合に行ったら恐がってたことは
全然起きなかったんだよ。
お兄ちゃんが隠れてたことはね、
お父さんにもこっそり話してあるんだ。
でもお父さんは怒らずに受け止めてくれたんだよ。
だから、今みさきが遅刻したら恐いって
思ってるのはただのおばけなの。
それを確かめるために一緒に学校に行こう」
と言っていました。
欠席も遅刻も学校に連絡できないままでしたが、
泣き止んだ娘と
1時間目の途中の教室へ。
担任の先生に
「遅れて申し訳ありません」
と伝えて
スッキリした顔の娘が
教室に入っていくのを見届けました。
その帰り道、
休むことを選んだ日も
遅刻してしまった時も
そのために自分の予定を変更する必要があっても
その相手に謝る、
たったこれだけのことを
することを恐れて
子どもと向き合うことを恐れて
私は今までどれだけ家の中で
子どもたちを管理して
できなければ成敗して
過ごしてきたのかと思ったら
本当になんてちっぽけなんだ、と情けなくなりました。
その日、
「明日〇〇ちゃんとうちで遊ぶ約束した〜」
と笑顔で下校してきた娘。
次の日、めちゃくちゃ楽しそうな娘と友だちの顔がありました。
今月の書道教室の生徒たちの成長も
教室のHPコラムに書きたいのですがまだ書けないー^^;
実は先日
テレビで教室の取材をしていただけるというお話があって、
まさか私の教室に?詐欺じゃないか!?と疑っていますが
もし本当に放送されることになったらお知らせしたいと思います^^
![](https://assets.st-note.com/img/1674704664696-M1Hg37gYxf.jpg?width=1200)