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子どものやる気スイッチを押したい!

こんにちは
東京は5月らしい気持ちのいい今日です

先週、自宅の書道教室とは別に
オンラインで開催している

「ママからはじまる
きれいな自分らしい字を育てる3ヶ月講座」

2回目の講座を行いました。


この講座は
子どもにきれいな字を書けるようになってほしい、と思っているママのために

・きれいな字を書くための基礎と

・それを子どもに上手に伝える方法を

合わせてお届けしています。


モニター講座を経て、はじめて募集した第1期の受講生はお一人。


毎回講座の内容を超えて、

子育てについて、自分のことについて、

二人で話し込む濃い時間となっています^^



先週もたくさんのことを話すなかで、

「子どものやる気スイッチを押したい!」

という話題がありました。



やる気スイッチ、押したいですよね~



勉強も、部活も、行事や習い事にも一生懸命で

行きたい都立高校へ推薦で合格して、

さらに高校では「この部活に入りたい」ともう決めていると言う
長男の同級生の話を聞いた時は

夫婦で心底羨ましがりました。




・自分から

・やる気を持って

・高い目標に向かって

・努力し続ける

ことができる子であってほしい。



そしてさらに、

・自分の好きなことを見つけてほしい

とずっと思っていました。




でも、その「見つけてほしい好きなこと」には

子どもたちの好きなゲームは入っていなくて

結局、勉強やスポーツ、習い事、
ゲームが好きならプログラミングは?など

私が認定できるものに限定されていました。



そして、子どもの「やる気」についても

言われる前に自分から始める、など

私が理想としているタイミングがあり


やる気があるなら「こう行動するはず」と言う思い込みがあったので


その全てを裏切ってくる子どもたちの姿を見ては

怒ったり、落ち込んだり、絶望したり。


なんとか私の思うような姿を見られるように

格闘していた日々がありました。




もし、私のように

子どものやる気スイッチを押したい!というママがいたら

子どもとの手押し相撲をやめてみるのがオススメです。



こんなことをやってほしい

こんなタイミングでできるようになってほしい

こんな行動を見せてほしい



どんなに言葉優しく根気よくても、

どんなに自分が正しいと信じていることでも、


それは手押し相撲で相手を押すような力になって



手押し相撲で押された相手は

自分が倒れないように

抵抗・反発の力で押し返すのが自然です。



この親子の手押し相撲を、親の自分からやめてみてください。



私はやめるのがとても不安でした。

だって、私が言うのをやめてしまったら

今よりもっとひどい状況になってしまう、と

不安で不安で、

この手押し相撲は自分が安心したいためにしていたんだと気づきました。



自分が安心したくて、

これを、このタイミングで、こうやって、「やる気を見せてね」といっていたんだな、と。



この手押し相撲をやめて

押す力も、抵抗の力も、どっちに引っ張る力もない状態にいること。

これが子ども自身のやる気が育つ「やる気のゼロポイント」でした。



それをして、お子さんのやる気スイッチを押せたんですか!?

どんなことのやる気を見せるようになったんですか!?

と聞かれたら、

鼻高々で自慢できるような成果があるわけではありません(笑)



長男は相変わらず、パソコンの画面をずっと見ているかと思えば

急に謎の一人旅に出かけたり


次男は一番練習日が少ない、という理由で部活を決め

友達とオンラインゲームに勤しむ日々


長女は自分が好きな習い事だけを続け

ランドセルを置いて1秒で遊びに行き、帰ってからも友達とLINEのやりとりをしています。



でも一番違うのは、私の心の有り様です。

常に手押し相撲をしていた時のような焦り・怒り・恐れがなくなりました。



植物は環境がそろえば

芽を出し成長していくのが自然の法則



3人とも、植物で言えば

タンポポ・ひまわり・チューリップ・かすみ草、のように

種類が違うこと



そして

芽を出すタイミングも、

成長のスピードやテンポもそれぞれであること



そんな当たり前のことを

私がそのまま受け取れるようになったのも

つい最近です。




今、たとえ

芽が出ていないように見えても

成長が遅いように感じても


大丈夫。




この子のタイミングで

この子のテンポで

この子の花を咲かせる。


と信じられるようになりました。




私にできるのは、

その成長に必要なことが出来た時に手伝うことと

一人一人の力を信じて

今日も一緒に暮らしていくことだけ。



もしも、花が咲く日がこなかったとしても(笑)

今日はいい一日です。







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