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ちょっとハイなのかもしれない母。私は連絡を減らすことにした【高齢な親の話】

片道6時間、新幹線の距離に住む母を遠距離介護しています。

介護状態の母は、昨日私に怒って電話をしてきました。

「ヘルパーさんやタクシー代にいくらかかると思ってるんだ。お金ないって言ってるだろ」

私はあれこれ話をしつつ、かなり疲れました。
母の「お金がない」は感情的な話で、実際に収支がどうとか貯金額がどうとかそんな数字の話ではありません。とにかく「無いと言ったら無い」なのです。(○○円だから大丈夫、年金で足りる、とかは通じない。無視)

私も感情的になって、イラっとしました。母はハイになっていたのかもしれません。夕方に電話が来ました。どーでもいい内容でした。母は話し相手が欲しかったのでしょう。ですが、私も生活がありますので、2,3分相手をして電話を切りました。

そうしたら、そこからひっきりなしに電話がかかってきました。
「今忙しいから電話できない」
そう言っても、何度もかかってきました。

私は出ませんでした。
それでも着信音が続いたので電話の電源を切りました。

夕方遅くなり、電話の電源を入れました。すぐに電話がかかってきました。
数回出ましたが、さらに何度もかかってきました。

後から見たら着信が50回以上。

母はハイなのでしょう。(そして暇すぎる)

私は、ほとほとしんどくなって、
「もう毎朝の安否確認の電話はしない」
「困りごとは、しょうたきさんに相談して」
「お金がないなら、市に相談をして」
「イオンネットスーパーは送るから」
と言って電話を切りました。

今朝母から電話がありました。
母「もう朝の電話はしてこないの?」
私「うん、もう朝の電話はやめたよ。お母さんは私を攻撃というか、ずっと文句を言うので、私もしんどくなった。だから毎朝の電話はやめた。ネットスーパーは送るから、送ってほしいものとか変更してほしいものとか、何かあったら電話して。」
母「昨日こんなことがあった」
私「ふーん、そうなんだ。じゃあね。」

母は話を聞いてほしそうでしたが、私はすぐに電話を切りました。

今のところ電話はかかってきていません。

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先日、Xなどで「食いつくし」夫が話題になっていました。

・妻が入院していると、夫が毎日食事の時間に見舞いに来て、妻の病院食を食べてた。家でご飯がないから、と。(妻は食べるものがない)
・入院している子供の病院食を父親が食べていた。「寝ていたから」と。子供は目が覚めてご飯がなくて泣いている。
・赤ちゃんのお世話に頑張っていお母さんにケーキをたくさん持っていったら、夫が隣の部屋で全部食べてた

こういう人たちのことです。「えー?!それはひどい!なんなの?」という実例がいっぱい投稿されていました。

その中に、「私、食いつくし」です。という当事者の発言がありました。その方が言うには、ADHDなので、周りの状況が分からなくて、食べてしまったと。その方は妹の分までおやつを食べて、後から妹に怒られたそうです。その時は「おやつくらいで」「残してたから食べてもいいでしょ」と「これくらいのことで」と思って、やめなかったそうですが、「縁を切る」と詰め寄られて、以降は食べなくなったらしいです。

その方が言うには、
・周りの状況が分からなくてやってしまう
・「やめて」と言われても「これくらい」ととる
・「縁切るぞ」と詰め寄られてやめた
・つまり、相手を舐めている。だから、キツク言ってくれ。そうすれば、不適切だと理解できるから。

スタートは「状況が見えなかった」「お腹がすいていた」「食べていいかと思った」なのですが、結論は「相手を舐めている」なのです。

こんな投稿も見かけました。
・食いつくしの人でも、上司が準備した営業先への手土産を食べたりはしない。接待の席で、何もかも食べたりはしない。つまり、相手をみてやっている。

そう、なぜやるか。それは「相手を舐めている」からだ、と。

なんだか、母を思い浮かべました。母は元気な頃、友達も多く、楽しそうにしていました。つまり、誰彼構わず愚痴ったり、文句言ったりする人じゃなかったのです。ただ、元気な頃も私にはグチグチ言ってました。相手を選んでたのですよね。
母はうつ病なので、病気が言わせている部分もあると思いますが、調子が良くなったら私に文句を言うのは、病気のせいだけじゃない。

「私を舐めているから」

だと思うのです。優しい言い方をすれば、
「甘えてる」
「娘さんだから本音を話している」
「不安な気持ちが、そんな言葉になっただけ」

ですが、体調がよくなると私に文句の電話をかけてくるのは、もう、私を舐めているからだろう、と思うのです。100%じゃないにしろ、そんなところがあると思うのです。

私も生身の人間です。しんどいし、疲れるし、ストレスです。

「私を舐めないでいただきたい。限度がある。」

幸いなことに、今はしょうたきさんが介護をしてくださっているので、母は人間らしい生活を送れています。だから、私が毎朝電話しなくても大丈夫です。母の介護のキーパーソンとしての役割はこれからも果たします。でも、

母とは、ある程度の距離をとろうと思います。


お読みいただきありがとうございます。
今日も皆様がステキな一日を過ごせますように。






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