あ~、もっと生きたい!
みんな本当にありがとう
わたしが某職場を急に辞めると言い出してから、同僚からは1on1の申し出と、わたしの方も極力空いた時間は1on1をお願いして、色々と情報交換をさせてもらった。
辞める人間には、みなさん胸襟を開いていただき、わたしの知らないことも含めて貴重な話題や考え方など、参考になることも多かった…
やっぱりDX推進と言っても、色々なバックグラウンドから集まってきているので、自分の生きてきた道と違う分野の話は本当に面白く、興味をそそられる…
同僚であっても、皆さんそれぞれの悩みがあり、それを各々自分なりに消化して業務にあたっていたのだと深く理解…
また、わたしたちの任期は来年の3月末で切れ、その後、多くの人はエンジニアリングを目的に作られた団体に移る予定ですが、1on1でお話した何人かの課長は、そのまま民間企業に転職される方もいました…
人それぞれ人生の価値観が違うので、色々な考え方があっても良いし、それぞれの考え方は尊重されるべきだと思う…
わたしは情報セキュリティを司っていたところにいたので、自分の警告を無視して、自分たちの局のインシデント案件だけもみ消して上層部に報告するのを隠蔽した体質は断じて許せなく、そんな状態で組織全体にインシデントがあれば速報してくるように日頃指導していることは、専門職倫理にもとるわけで、それを野放し状態にしているのでは正直組織体制としておかしいので、さっさと辞めることにした。
こんなんで、組織全体の情報セキュリティやってますって胸をはって言うことはできず、他の局がこの現状を知ったら、もはや組織としての統制はとれないだろうから、どうするのかは知らないけど、どこかでハレーションが起こるのは時間の問題かな…
従業員の倫理というのは、多分に組織文化にも関係する。もしかしたらこの組織は、自分たちの属していた職場でネガティブ情報が発生したり、それを即応して報告したことで出世に響いたりしたのではないだろうか。むしろそのネガティブ情報をきれいに隠蔽して、無かったことのように処理する巧みさが、これまでこの組織のエリートと言われる人たちに共通した一種の「職能」だったのではないかと、未だに上手く隠蔽されている事実である資料を見ながら感じる次第…
そこまで疑って、ようやく理解できるように思う… 特にこの組織の若い従業員は、そのような文化に育ってほしくは無いけど、今日も、責任回避と他人事の意思決定を得意とする人たちをつくるように強化されて、ユーザーにやさしいという本来持っていないといけない倫理的な能力が陰っていくのかも…
新橋でマッチでも売るか…
とは言え、後先考えず退職届まで提出した現在、この先どうしようか問題に悩むところ…
個人的には、再就職活動としての期間は短いけど、今月末までは転職活動をして、年末年始が明けたら、今度は一人起業をメインに考えを転換しようとは思っている次第…
まあ一人起業と言っても、とりあえずの無職回避な感じからスタートするのだろうけど、いきなり株式会社とするか合同会社にするかなど、これはこれで悩む材料は沢山ありそう…
そんな中でも、大学院での同僚から、新橋に事務所のある会社のオーナーさんと面接しないかというお話をいただき、年末も年の瀬近くにお会いすることにしました。個人的には、独立時のお話がメインかと考えています。
また、LinkedInからは、いわゆるコンサル系で情報セキュリティ関連の分野も扱っているということで、人事部長の方から直々にメッセージを送付していただき、先日、その企業の情報セキュリティ関連の本部長さんとネット面談をしました。
丁度同じ歳で、相互に自己紹介をしたのですが、時代背景が同じということもあり、話が弾んだ次第…
一応、職場見学といきなり役員面接ということで、日程調整に入ったところです。
さらに、もう1社は仕事の関係で1月12日に退職するので、代わりに業務窓口となる担当者を紹介し、わたしの辞める経緯を簡単にメールしたところ、その心意気に感動され、現在は人材募集もしていないのに、わたしを欲しいと言ってくれた企業も現れました。金曜日も遅い時間でしたが、仕事を終えて新宿の喫茶店で待ち合わせして、簡単な面談をしました。大手の企業にも関わらず、わたしのためにポストを新設してくださるという素晴らしいご提案を頂いた。そしてまずは部長面接をして欲しいとのことで、これも日程調整に入りました…
まだ本格的に再就職活動もしていないけど、既に色々なところからお話が舞い込むようになりました… 本当にわたしなんかで良いのだろうかと悩むところもあるけれど、それぞれに魅力あるお話なので、さらに可能性を考えながら、ご提案を頂戴したところを最優先に悩み抜こうと思っています。
色々考えると、やっぱり個人的にはもっともっと生きて、色んなことにチャレンジしたい。こころから仕事に没頭したい、あ~、もっと生きたい!
…とはいえ癌患者なんですよね~♫
やっぱり50歳後半での転職、情報セキュリティ関係にはどっぷりつかってきた経歴もあり、今はベテランの情報セキュリティやクラウド関係の技術者は年齢が高くても人材市場では担い手が少ない現状を反映して、お呼びがかかっている状態です。でも、わたしはこれに加え癌患者というところで二の足を踏まれているのではないかと強く感じている次第…
先にコンタクトをとっていただいた企業さんは、わたしが癌患者であることを承知でご提案を頂いたので、こちらも誠意をもって検討する所存です…
今のところ抗がん剤の副作用では両足の痺れ以外は重症化しているところはありません。先日来、癌患者にも関係なく深夜勤務を命じた部長のせいなのかも知れませんが、一般企業で言う時間外勤務月80時間ペースで仕事していると、左まぶたがピクつく現象がでたり、かるい飛蚊症がでたり、毎日足がつったりしてましたが、ここ数日テレワークのために通勤時間とフリーアクセスの居室の机確保のための朝1時間早めの出勤を割愛できるので、朝の6時起きではなく8時起きに変更したら、これらの症状も直ぐになくなってきました…
このまま深夜まで勤務が続いたら、世の中がクリスマスの頃にはわたしは倒れていただろうと思うと、これももしかしたら良い運が現れたのかと思うくらいのタイミングかも知れません…
さて、爪が剥がれそうな気配のするところは、前回アマゾンで購入したシリコン製の足の親指用のキャップと、手の指用のキャップをつけて、何とか保護はしています… それにしても世の中、便利なものが売ってるんですよね~♫
こんなことが無い限りは、ぜったい購入しないと思うのですが、世の中には色々とニーズがあるものなんですね~♫
点滴での抗がん剤治療で、一時期味覚障害が発生して、水を飲むのも生臭く感じた時がありました。そんな時に何故か牛乳が水のように味を感じずゴクゴク飲めた時以来、これも不思議なのですが、味覚障害が治っても、これまで牛乳をあまり飲めなかったのに、今は違和感なく飲めています。
今ではこれにプロテインを溶かして飲んだりしていて、結構カルシウムを豊富に取り入れているせいなのか、爪の伸びも早く感じられ、あと1~2ヶ月程度待てば、指の爪の方は改善するかも知れません…
気長に待つのも治療の一部と考え、食材にはこだわってみようかと…
退職届、出してきた…
話が前後しますが、一昨日は、本当はテレワークでしたが、退職届と退職関係の書類提出のために急遽テレワークを取り消して職場に向かいました。
わたしは組織的な隠蔽は、少なくともそれを実行した管理職達は懲戒処分に相当すると考えているのですが、上層部も身内に甘いようで、さらに隠蔽する方向に動いているようです。(都合4回ほど警告したけど、無駄でしたし、今回が初めての隠蔽かと思ったら、その後、過去からやっていることも発覚したようで、これは本当に根が深い…)
多分、1ヶ月後が半年後か1年後かは知らないけれど、隠蔽の事実は大きなタイムラグを経て、あるとき一気に外部から吹き出すのだと思うけど、その大きさに今の組織は耐えられるのだろうか…
下手すれば、組織本体の信頼性以外に、エンジニアリング部門を切り離し、本体の関連団体として独立させたばかりの団体にも影響するかもしれない。
わたし以外にも、他のコンプライアンス事案の爆弾を抱えている組織なのに…
…と、独り言の独白は良いとして、退職日は1月12日に決まりました。
まだ積極的には転職活動をしていませんが、履歴書と職務経歴書を、できるだけ早く完成させて、年末までの短い間だけの転職活動…いや~この歳で就活おじさんになるとは思っていませんでした。そして自分がこんなにも大胆に正義を貫く人だったということも意外な感じ… いつからわたしは理想に目覚めたのだろう… やっぱり癌になったことで、人生の優先順位が変化したのは確実…
さて、年をこえたら、今度は起業する覚悟…
それはそれで面白い経験かと…
最後に、わたしはこの職場で有能な人が持つ能力として、漠然なイメージの中から、それを言語化できる能力という素晴らしさは、もっと誇っても良い職能だと理解しました。まあ組織全体に周知する文書の数が半端ないので、場数を踏むと自然に身につく技量なのかも知れません。ただ、そこに本心からユーザー目線で感じとって、かれらが文字に起こしているのかは微妙な感じもする次第…
そして、もう一つ、わたしはこの職場で唯一心和む場所がありまして、それは勤務してる12階や24階を行き来する時に乗っているエレベータがあるのですが、そのエレベーターホールから晴れた日には富士山がきれいに見えるんですよね~♫
関東平野ってだだっ広いですから、ちょっと高いビルに登ると富士山が見えるんですね~♫
ということで、記念にエレベーターホールから見える富士山をスマホで撮影してきました。まあ、写真を掲載すると、どこから撮影したのか一目瞭然なので、ここには掲載しませんが、本当に晴れた日の富士山の眺めに気持ちが救われた感じがします。
ニコニコして没落する
わたしはあまり成田氏を知らないのですが、ここ数日Youtubeなどを拝見し、面白いというか一般の人とは異なる視点で物事を捉えているところに誰しも興味を抱くような個性をもった人だと感じました。
そして、理路整然とスピーチしている、そのわかり易さと人を引き付ける内容の巧みさに驚いています。
まあ、わたしもある意味、ニコニコしながら後先かまわず仕事を辞める決断をしたので、今の心境は渋沢財閥の最後と似たりよったりなのかも知れません。
滅びの美学ではないけれど、一度滅んで、その混沌とする中から、また新しい何かがきっと芽吹いて行くのかも知れない…
自分の得意分野が何かも自分ではなかなかわからないけれど、何かのヒントや仕方無さが、その自分でもわからない何かの導火線に火をつけてくれるのかも知れない…
それに気づくまでぼーっとしていても良いかも知れないが、やっぱりわたしには時間がない。ぼーっとするのは幽霊会に行ってからにして、今は次なるささやかな進化を目指していこう…
パトラッシュも一緒に幽霊になりたがっているようで…
「パ、パトラッシュ!おまえも幽霊になると足がなくなるのか〜♫」
仕方ない、幽霊会に行ったら、現世の人たちに得意のダジャレを耳元で囁いて、別れを告げようではないか… 幽霊に足があるかないかの確認もお願いして(^^♪