花が咲こうと咲くまいと
2022.10.05 今日の振り返り
ソードの6
なんか地味なカードに見えますよね。 でもソードの中で一番穏やか。ソード(思考・言語・情報)のエレメントの、6。
つまり生命の木の中ではティファレトに位置します。 そのエレメントが最も美しく作用している場所。
船に荷物や人を乗せた船頭が、なんなく仕事をこなしている姿が描かれている。 彼にとってこの仕事は、毎日こなしているルーティンのように容易い。自分の能力を超えることはない。
何かつらいな、しんどいなって思うときって「自分はもっとできるはず」「こんなはずじゃなかった」という見当違いがあるように思う。人は往々にして自分をちょっと高く見積もってしまうのだ。
良い意味で自分の能力の限界を知れば、自分の現状に対して「ま、こんなもんだろ」と納得することもできるし、成果に対してもっともっと!と欲しがることもなくなるんじゃないかな。
それこそソードって情報も意味する。情報って調べて得るものだけでなくて、自分で経験して得るものがとても多い。自分というデータベースを積み上げていく。 私が年齢を重ねることでメンヘラ重症度が軽減されたのは、そんな自分データベースの運用が上手になってきたからだと思う。メタ認知なんて言葉でも言い換えられるのか。
自分データベースがしっかりしてくると、情操に対してナンデナノ!?とイライラすることが本当に少なくなってくるし、無理なこと、苦手なことがわかってくる。
ピーマンがきらいなら、わざわざ克服しなくても避けちゃえばいいじゃん。
ソードの6の船頭は、昔は身に余る仕事を引き受けてしまい何度も失敗したんだろう。だからこそ身の丈にあった仕事を引き受け、日々しっかりとこなせるようになったんじゃなかろうか。
とくに大きな出来事がなくても、毎日を暮らすことってとっても尊い。
年収2000万円の男性と結婚できなくても、仕事で役職につけなくても、それとあなたの価値は関係なかったりする。
いいじゃん、いまのまんまで。
できること、楽しいことをやっていれば。
今日はNHKのクロ現を見た。アントニオ猪木の特集。猪木は藤波辰爾にこんな言葉を贈っていてとても感動した。
『花が咲こうと咲くまいと 生きてることが花なんだ』
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