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失った事柄を取り戻せるなら、何を取り戻したい?私は◯◯と◯◯を取り戻したい。

【現代】とは。多くの人とモノが早い時間で行き来する日常を指す。

広辞苑では調べないでくれ…。しかしそれが当たり前になっている。船で往来していた時代に比べれば、他国へ着くまでの海上生活など、今は考える必要がない。


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今はコロナ渦で滞在を余儀なくされている方も多いと思うが、それでも時折に祖国へ帰れるなら、幾分に気持ちの変動があると思う。リマインドなんて良い例だ。

例えば、「なぜ他国で生活をしているのか?」っと自問自答して、答えが導きやすいんじゃないかな?


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海外在住の人達にとって、リマインドは祖国に戻らないとデキない事もあると思う。そして祖国への里帰りはとても重要だと思う。

里帰りのスパンは人それぞれとは思うが、理想は一年に一度は帰りたいものだ。ちなみに私はこの里帰りを、年に一度の海外旅行と称している。裕福だなぁ〜って思う…。


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アナタは最長でどのくらい祖国を離れていたご経験があるだろうか?私は現在で13年以上になる。貧乏だなぁ〜って思う…。


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海外での滞在期間は人それぞれの事情があるだろう。しかし長く祖国に帰っていない私は、祖国に帰らない自分を「悪」だと思う。

特別な理由がある人は別だが、私は違う。パスポートを更新すれば帰れる。強いて言うなら、お金と時間がないぐらいだ…。


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そんな海外在住邦人滞在レコードを着実に伸ばしている私は、自分で日本貧乏だっ!と思う。

貧乏暇無しの日本貧乏だ。どうだ?すごいだろう?

日本のものが恋しい…。だから何かと自分で補おうとする。日本食を食べて、日本の情報を見聞きして、日本の情勢を見て自分に投影して、なるべく日本の事柄に触れているようにしている。

二ヶ月に一回の本場所なんて絶対に欠かせない!

しかし、それでも、ゆっーーーーーっっくりと時間をかけて、着実に忘却が迫ってくるのが分かる。
加え、どーーーーーーーやっても補えないモノがある。


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目に見えない事柄は補いづらい。下記なんて良い例だ。

日本にいた頃は、暮れ六つを聞いて一日を振り返った。
夏草の香が恋しい…。今八月だし。
蜩(ヒグラシ)の鳴く声を聞いて惚けるのが好きだった。
何年か前に一度だけ、夏に風鈴に似たような音を聞いた。あれは嬉しかったなぁ〜。ちょっと違ったけど…。
虫の鳴く声。(カナダの虫は活力無い)
祭りの音と香。
学校のチャイムと子供達の声。
とかとか…。

まぁ、四季の音と香って感じ。


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風土と文化に溶け込んだ音や香を他国で補うのは難しいと思う。なぜなら録音された音や近似的な香を提供されても、ノスタルジックになるだけで、祖国の周期までを思い出し、自分の成長に繋がるわけじゃないから。

風土と文化に溶け込んだ音や香は一つの情緒となって、今までをリマインドさせる現在と、リマインドした現在から未来を導いてくれる。…と思う。

私はもう13年以上も失った…。そして継続中だ…。これはやっぱり「悪」だ…。


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アナタがもし海外に行って世界を広めたいと思っているなら、祖国へ帰る大切さも備えて旅立って欲しい。

遠くにいて想うもの。それは必要な事だけが自分に残っている『微かな祖国』だと、今綴って思った。経験しちゃだめだぞ♡

ではまた!

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