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『芸術新潮』2018年7月号 ヤマザキマリ、とり・みき「リ・アルティジャーニ ルネッサンス画家職人伝 14 アントネッロ・ダ・メッシーナの修行時代」 「中野京子が読み解く画家とモデル 第4回 ピエロ・デラ・フランチェスカと《ウルビーノ公夫妻の肖像》」  五味文彦「後白河院と後鳥羽院 国王の美術」


『芸術新潮』2018年7月号 新潮社 2018年6月25日発売
https://www.amazon.co.jp/dp/B07DKWP394
https://www.shinchosha.co.jp/geishin/backnumber/20180625/ 

  
https://torimikisblogarchives.blogspot.com/2018/06/14.html
「ヤマザキマリ+とり・みきの『リ・アルティジャーニ』は14回目。
ナポリへ着いたアントネッロの話です。
前回よりナポリ編ですが、フィレンツェ篇と違い全体に明るい色調に。
アントネッロの手紙の口調がなんとなくジェットストリーム調ですけれども……」

ヤマザキマリ(1967.4.20- )
とり・みき(1958.2.23- )
「リ・アルティジャーニ ルネッサンス画家職人伝
14 アントネッロ・ダ・メッシーナの修行時代
弟子入り初日。果たして何がアントネッロを待ち受けているのか?」p.10-13
2022年5月28日読了

Niccolo Antonio Colantonio (1420?-1460?)
Antonello da Messina (1430-1479)

「お父様 お元気であられますか アントネッロは昨日ナポリに到着いたしました 我らが王アルフォンソ五世が住まうアラゴン王国の中枢ナポリの何と風光明媚なことでしょう これからコラントニオ先生のもとで 日々しっかりと勉強してまいります」p.10

「ニッコロ・アントニオ・コラントニオ(1420頃~?)
ナポリの画家。早期にフランドル絵画の油彩技法を修得したとされる。」p11

「私… シチリアのメッシーナから来ました
待っておったぞ 君の部屋はこちらだ
あっ ど… ども…… 絵?!」p.13

アントネッロが人間と見間違えた、コラントニオ宅の壁の絵は、誰の作品なんだろう?

コラントニオでググって表示される画像には見当たりません。
北方の画家の作品なのでしょうか。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ニッコロ・アントニオ・コラントニオ
「フランドルなどの北方の絵画のスタイルとイタリア美術の融合において重要な役割を果たした。」

あれ?
「アラゴン王国」p.10 ってスペインでは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/アラゴン王国
「1282年、アラゴン王ペドロ3世がシチリア王として迎えられ、これ以後、アラゴン王家の分家が代々シチリアを支配する
 … 
アラゴン王国のアルフォンソ5世は、本国の政治を妃マリアに任せてナポリを征服し、1443年には「両シチリア王」を称してイタリアの政治に深くかかわる」

知らないことばかりなので、マンガを眺めているより、
検索結果を読んでいる時間のほうが長いですけど、
楽しいなぁ。

読書メーター ヤマザキマリの本棚(登録冊数73冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091917

とり・みきの本棚(登録冊数47冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11711791

マンガの本棚(登録冊数1698冊 作家名五十音順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091192

芸術新潮の本棚(登録冊数40冊)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11092029


「中野京子が読み解く画家とモデル 第4回
ピエロ・デラ・フランチェスカと《ウルビーノ公夫妻の肖像》」p.170-173

も読みました。

https://www.italiashiho.site/article/463142443.html
ピエロ・デッラ・フランチェスカの地
作品背景に残る風景を探し訪ね

ピエロ・デッラ・フランチェスカ (1412-1492)「ウルビーノ公夫妻の肖像」1472-74頃 47x33cm フィレンツェ・ウッフィッツィ美術館

2018年8月に、
福岡市総合図書館から、
『芸術新潮』2018年7月号
https://bookmeter.com/books/12963523
https://www.amazon.co.jp/dp/B07DKWP394
http://www.shinchosha.co.jp/geishin/backnumber/20180625/

「◆特集◆
天皇と美術 1600年の至宝
巨大古墳から仏教美術、絵巻の名品の数々を経て明治宮殿まで、この国の美術と天皇の長く深いかかわりをふり返る。」

を借りた時には、以下だけ、読みました。
当時はまだ、マリとりコンビを知りませんでした。

五味文彦「後白河院と後鳥羽院 国王の美術」p.80-85 

『後白河院 王の歌』山川出版社 2011.4
https://bookmeter.com/reviews/11718949
https://www.amazon.co.jp/dp/463415014X

『後鳥羽上皇 新古今集はなにを語るか』角川学芸出版 2012.5
https://bookmeter.com/reviews/20326360
https://www.amazon.co.jp/dp/4047035068
の著者による短い解説。

「応保二年(1162)春の二度目の熊野御幸では、新宮の礼殿で『千手経』を転読した時、那智の神の御神体の鏡が輝いた。訴えが神に届いたと確信した後白河院は、熊野那智宮の本地仏である千手観音を讃える今様を謡い、都に戻ると千手観音を本尊とする蓮華王院(三十三間堂)を[東山の]法住寺御所に造営した。その造営は平清盛が担当した。

蓮華王とは千手観音の別称で、堂内中央には中尊の千手観音坐像、その左右十段の壇上には千躯の千手観音立像、中尊の背後にもう一躯を安置している。」p.80

p.74-75 の写真「一千一体の千手観音立像のうち創建時のものは124躯、鎌倉再興時のものが876躯、室町期の補作が1躯。」
に圧倒されました。

読書メーター 五味文彦の本棚
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091313
の登録冊数は10冊です。


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