『オール讀物』1982年11月特別号 丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)「好きな背広 8 甲子園の土 料理雑誌の編集長 孫の手考」 田辺聖子(1928.3.27-2019.6.6)絵と文「絵入り随筆 まことより嘘がたのしや……」 東海林さだお(1937.1.30- )「男の分別学 フィジー島」 他
『オール讀物』
1982年11月特別号
文藝春秋 1982年10月刊
392ページ
2022年2月4日 拾い読み
福岡市総合図書館蔵書
作成中のエクセルファイル(約三千行)
"発表年月日順・丸谷才一作品目録.xls"
目次・初出・書評対象書を、
単行本80数冊分他、
発表年月日順に並べ変えて編成、
に、単行本・文庫本未記載初出誌年月号数を
入力するため、四十年前の雑誌
(書庫納バックナンバー)を借りました。
完全編年体・丸谷才一全集
を夢想(妄想)してます。
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 8
甲子園の土
料理雑誌の編集長
孫の手考」
p.50-57
和田誠・え(1936.4.10-2019.10.7)
「料理雑誌の『四季の味』(鎌倉書房)
この雑誌ならではのものは、
「家庭の味」といふ
アイディア料理の欄である。
たとへば平野レミさん[1947.3.21- ]の
「タラコ豆腐」(編集部評にいはく、
「和洋中のどれにも属しているようで
属していない一品)とか、
嵐山光三郎さん[1942.1.10- ]の
「きだみのる追悼サラダ」とか、
奇抜でそのくせうまさうな料理が紹介される。
…
編集長の
森須滋郎さん[1915.11.16-1995.11.25]
の生活は趣味と実益が完全に一致してゐるし、
『四季の味』中心に統一されてゐる。
わたしが随筆を書いて、
挿絵は和田誠さんにお願ひして下さい、
と言つたときの返事は、
「はい。つまり、
平野レミさんの旦那様ですな」
といふのだつた。
彼の意識においては、
和田さんは
「家庭の味」の寄稿者の夫
として把握されてゐるのだ。
きつと、テレビでタモリを見れば、
「ははあ、嵐山光三郎さんの
お友達が出てますな」
とつぶやくのだらう。
何となく愉快である。」
p.53「料理雑誌の編集長」
『好きな背広』
文藝春秋 1983年8月刊
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J7BQHU
文春文庫 1986年11月刊
https://www.amazon.co.jp/dp/4167138069
田辺聖子(1928.3.27-2019.6.6)
絵と文
「絵入り随筆
まことより嘘がたのしや……」
p.72-73
「「鎌倉」とくると、
つい小学唱歌が口をついて出る
…
七里ヶ浜のいそ伝い
稲村ヶ崎 名将の
剣(つるぎ)投ぜし 古戦場
極楽寺坂越えゆけば
長谷観音の堂近く
露坐(ろざ)の大仏おわします
歴史は長し 七百年
興亡すべてゆめに似て
英雄墓は こけむしぬ
小学唱歌というもの、なんでこう、
アタマと心にしみついているものやら…
昔は唱歌で歴史や伝説を勉強している。」
p.72
https://www.youtube.com/watch?v=wh_04p0gkn8
「鎌倉」
作詞・芳賀矢一(1867.6.16-1927.2.6)
尋常小学唱歌 第六学年用
収録単行本不明ですが、
『星を撒く』
角川書店 1986.4
https://www.amazon.co.jp/dp/4048832026
https://www.amazon.co.jp//dp/4041314194
『天窓に雀のあしあと』
中央公論社 1990.6
https://www.amazon.co.jp/dp/412001942X
https://www.amazon.co.jp/dp/4122020522
『ほととぎすを待ちながら
好きな本とのめぐりあい』
中央公論社 1992.10
https://www.amazon.co.jp/dp/4120021602
https://www.amazon.co.jp/dp/4122024145
『手のなかの虹 私の身辺愛玩』
文化出版局 1996.3
https://www.amazon.co.jp/dp/4579303652
あたりかなぁ?
私は田辺聖子さんを
ほとんど読んでいないので、
ご存じの方に
教えていただけると嬉しいです。
いしいひさいち(1951.9.2- )
「忍者無芸帖」p.103
『忍者無芸帳 (アクションコミックス)』
双葉社 1985.1
https://www.amazon.co.jp/dp/4575960012
椎名誠(1944.6.14- )
「全日本賛否両論型録
醜いアメリカのオババ」
p.248-249
イラスト・沢野ひとし(1944.12.18- )
『赤眼評論』
文藝春秋 1984年2月刊
https://www.amazon.co.jp/dp/4163385304
文春文庫 1987年3月刊
https://www.amazon.co.jp/dp/416733402X
https://www.shiina-tabi-bungakukan.com/bungakukan/archives/4795
https://www.shiina-tabi-bungakukan.com/bungakukan/archives/1387
東海林さだお(1937.1.30- )
「男の分別学
フィジー島 PART I
あこがれの南の島へ行ってみました」
p.110-115
『ショージ君の男の分別学』
文藝春秋 1983年4月刊
https://www.amazon.co.jp/dp/4163379606
文春文庫 1986年9月刊
https://www.amazon.co.jp/dp/4167177188
読書メーター
丸谷才一の本棚(登録冊数175冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091201
https://note.com/fe1955/n/n766d60240b79
『オール讀物』1982年5月特別号
文藝春秋
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 2
ちよつと政治的?
アメリカ橋
小説作法」
和田誠(1936.4.10-2019.10.7)
東海林さだお(1937.1.30- )
椎名誠(1944.6.14- )
https://note.com/fe1955/n/na23a2eb002ed
『オール讀物』1982年7月特別号
文藝春秋
392ページ
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 4
扇の風
馬芝居
タイム・マシーン的方法」
いしいひさいち
椎名誠
東海林さだお(1937.1.30- )
「男の分別学
「のぞき部屋」について
急に痴漢になったような気がして」
椎名誠(1944.6.14- )
「全日本賛否両論型録 国鉄問答」
いしいひさいち(1951.9.2- )
「忍者無芸帖」
https://note.com/fe1955/n/n8d39fb24356a
『オール讀物』1982年8月特大号
「第28回 文藝春秋漫画賞
植田まさし(1947.5.27- )
戸板康二(1915.12.14-1993.1.23)
「泣きどころ人物誌 永井荷風の勲章」
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 5
佐々木邦の糞尿譚
麻雀必勝法
二日酔ひの研究」他
https://note.com/fe1955/n/nf7b96d51f990
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 6
パロディ白秋詩集
顔について
画家の来訪
雑誌づくし」
『オール讀物』
1982年9月特別号
文藝春秋 1982年8月刊
https://note.com/fe1955/n/ncecbb5720ade
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『日本文学史早わかり』講談社 1978.4
『無地のネクタイ』岩波書店 2013.2
池澤夏樹(1945.7.7- )
「メイキング・オブ・文学全集」
『池澤夏樹、文学全集を編む』河出書房新社 2017.9
https://note.com/fe1955/n/n49dc2860af81
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『梨のつぶて 文芸評論集』晶文社 1966.10
https://note.com/fe1955/n/n3c66be4eafe5
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『日本詩人選 10 後鳥羽院』筑摩書房 1973.6
https://note.com/fe1955/n/n56fdad7f55bb
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『樹液そして果実』集英社 2011.7
『後鳥羽院 第二版』筑摩書房 2004.9
『恋と女の日本文学』講談社 1996.8
https://note.com/fe1955/n/na3ae02ec7a01
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「昭和が発見したもの」
『一千年目の源氏物語(シリーズ古典再生)』
伊井春樹編 思文閣出版 2008.6
「むらさきの色こき時」
『樹液そして果実』集英社 2011.7
https://note.com/fe1955/n/n2b8658079955
林望『源氏物語の楽しみかた(祥伝社新書)』祥伝社 2020.12
『謹訳 源氏物語 私抄 味わいつくす十三の視点』祥伝社 2014.4
『謹訳 源氏物語 四』祥伝社 2010.11
『謹訳 源氏物語 五』祥伝社 2011.2
丸谷才一「舟のかよひ路」
『梨のつぶて 文芸評論集』晶文社 1966.10
https://note.com/fe1955/n/n0d04f004682c
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『新々百人一首』新潮社 1999.6
丸谷才一・大岡信(1931.2.16-2017.4.5)
「詞華集と日本文学の伝統」『新潮』 1999年8月号
https://note.com/fe1955/n/n8df1c95b5881
大岡信(1931.2.16-2017.4.5)
『おもひ草』
世界文化社 2000.2
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
由良君美(1929.2.13-1990.8.9)
大岡信「日本の「中世」の特色」
『國文学 解釈と教材の研究』1973年9月号
丸谷才一・大岡信
「詞華集と日本文学の伝統」
『新潮』 1999年8月号
https://note.com/fe1955/n/n1998cbebf2ac
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『挨拶はむづかしい』朝日新聞社 1985.9
https://note.com/fe1955/n/nd6424820220b
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『低空飛行』
装幀 池田満寿夫
新潮社 1977.5
https://note.com/fe1955/n/n17b237a668df
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『世紀末そして忠臣蔵 丸谷才一対談集』
立風書房 1987年9月刊
https://note.com/fe1955/n/na6c90e3b93cc
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『人形のBWH』
文藝春秋 2009年11月刊
320ページ
https://note.com/fe1955/n/nfa05714e8ec4
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『袖のボタン』
朝日新聞社 2007年7月刊
192ページ
https://note.com/fe1955/n/nd41726da27bb
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『快楽としてのミステリー(ちくま文庫)』
筑摩書房 2012.11
https://note.com/fe1955/n/nf236daad7399
福永武彦・中村真一郎・丸谷才一
『決定版 深夜の散歩 ミステリの愉しみ』
講談社 1978.6
https://note.com/fe1955/n/n26e000989c48
福永武彦・中村真一郎・丸谷才一
『深夜の散歩
ミステリの愉しみ(創元推理文庫)』
東京創元社 2019.10
読書メーター
東海林さだおの本棚(登録冊数109冊 刊行年月順)https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091206
『週刊朝日』1987年連載開始
「丸かじり」シリーズは全冊(45冊)読んでいます
(再読三読以上もあり)。
『オール讀物』1970年連載開始
「ショージ君の東奔西走」
「男の分別学」
シリーズの登録はまだ10冊です。
読書メーター開始(2009年9月)以前に
何冊も読んだけど、何を読んだかは未確認です。
ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/東海林さだお
でチェックしなければ!
と数年前から思いながら、出来てません。
我が家のささやかな書庫(書架19連)にある
東海林さだお本のリストはエクセルで作成済。
東海林さだお所蔵一覧
72冊 単行本刊行年月順
2020年10月3日作成
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/4494342367307034
https://note.com/fe1955/n/na707f7822d01
東海林さだお(1937.1.30- )
『週刊文春 お正月スペシャル号
丸ごと1冊タンマ君! 文春ムック』
表紙・和田誠
文藝春秋 2015年1月1日発売
194ページ
https://note.com/fe1955/n/nf8e46ae0caf5
東海林さだお(1937.1.30- )
平松洋子(1958.2.21- )
「西荻くんだり」
「創作とショーバイ」
『COYOTE No.57
特集 平松洋子 本の丸かじり』
スイッチパブリッシング
2015年11月15日発売
https://note.com/fe1955/n/na1b4228390c5
東海林さだお(1937.1.30- )
『ひとりメシ超入門(朝日新書)』
朝日新聞出版 2020年2月刊
312ページ
https://note.com/fe1955/n/nbcc8f8e1c48f
東海林さだお(1937.1.30- )
『ひとり酒の時間 イイネ! (だいわ文庫)』
解説 新久千映
大和書房 2020年7月刊
288ページ
https://note.com/fe1955/n/n13d57c855813
東海林さだお(1937.1.30- )
『ゴハンですよ(だいわ文庫)』
解説スズキナオ
大和書房 2020年10月刊
288ページ
https://note.com/fe1955/n/nac4686ed8dc3
東海林さだお(1937.1.30- )
『大衆食堂に行こう(だいわ文庫)』
解説 ツレヅレハナコ
大和書房 2021年4月刊
288ページ
https://note.com/fe1955/n/nc2876051f259
東海林さだお(1937.1.30- )
『東海林さだおアンソロジー
人間は哀れである(ちくま文庫)』
平松洋子(1958.2.21- )編
筑摩書房 2021.12
384ページ
https://note.com/fe1955/n/ne8719ab5e759
東海林さだお(1937.1.30- )
『自炊(ソロメシ)大好き!(だいわ文庫)』
大和書房 2022年9月刊
288ページ
https://note.com/fe1955/n/na7a9bc9747ac
東海林さだお(1937.1.30- )
『ショージ君、85歳。老いてなお、ケシカランことばかり』
大和書房 2023年1月刊
224ページ
読書メーター
椎名誠の本棚(登録冊数68冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091261
昔読んだ小説
『哀愁の町に霧が降るのだ』
情報センター出版局 1981
『銀座のカラス』朝日新聞社 1991
は未登録
https://note.com/fe1955/n/n5e8e2f6b4953
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか」
『小説新潮』2019年3月号
特集 何、食べよっか? 食とその風景をめぐって
https://note.com/fe1955/n/n9fa93d73a7bb
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
第二回 大海原のレストラン」
『小説新潮』2019年5月号
https://note.com/fe1955/n/n845a9a4d49cf
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
第三回 北の果てで銀色の馬を見た」
『小説新潮』2019年7月号
https://note.com/fe1955/n/n9116d0496259
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
第四回 北をめぐるでっかい漂流」
『小説新潮』2019年10月号
https://note.com/fe1955/n/n9624b272036b
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
第五回 考える漂流イカダ」
『小説新潮』2019年12月号
https://note.com/fe1955/n/ndf7bad113cad
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
第六回 アザラシ、シロクマを食って生き延びた帆船時代の漂流者」
『小説新潮』2020年2月号
https://note.com/fe1955/n/n8a84a98b40ce
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
第七回 コン・ティキ号黄金航路を行く」
『小説新潮』2020年4月号
https://note.com/fe1955/n/na4704d69c3d3
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
第八回 十六中年漂流記」
『小説新潮』2020年6月号
https://note.com/fe1955/n/ndc1bd87d8ff0
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
最終回[第九回]
竹のイカダでフィリピンから鹿児島まで」
『小説新潮』2020年8月号
https://note.com/fe1955/n/na21479911585
椎名誠(1944.6.14- )
『漂流者は何を食べていたか(新潮選書)』
新潮社 2021年7月刊
224ページ
https://note.com/fe1955/n/ndcd7ce009b50
酒井順子(1966.9.15- )
「人はなぜエッセイを書くのか
日本エッセイ小史
第四回 「昭和軽薄体」の時代」
『小説現代』2020年12月号