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コンパスの原理でつくる弧で囲われた四角のおぼんのような小さな机
木材のカット作業は、正確性が求められるため、定規やガイドを駆使して、歪みのない線で切り出すことが重要です。
直線をカットする場合は、定規のようにまっすぐなガイドを用います。
一方、円を切り出したいときには、専用の治具を使い、電動トリマーをコンパスのように動かして加工します。
こうした作業は、単なる手作業ではなく、数学的な図形の感覚や精密さが求められる工程です。
たとえば、ルーローの三角形という図形をご存じでしょうか。
この図形は三角形でありながら、辺がすべて円弧状で構成されており、ギターピックのような独特の形状をしています。
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コンパスを使えば簡単に作図できるこの形状は、数学的な美しさを持ちながらも加工が比較的容易です。
このように、定規やコンパスを用いて作図できる形状は、木材加工においても手がけやすいものが多いと言えます。
今回の制作テーマは、弧を用いて構成された四角形の机です。
膨らみのある四角形は、丸テーブルと四角い机の中間のようなユニークなデザインです。
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材料には厚さ21mmの積層合板を使用します。
この加工をするために、まず電動トリマー用の治具を製作し、正確なカーブを切り出します。
治具の支点となる部分には釘を打ち込み、それを軸としてトリマーをコンパスのように動かすことで、美しい弧を描くことが可能です。
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この机のデザインは、完全な正円でも直線でもない形状で構成されています。
そのため、一見すると複雑で高度な加工に見えますが、工夫次第で意外と簡単に仕上げることができます。
こうしたデザインは、どことなく洗練された雰囲気を醸し出し、完成品にも上品さが感じられます。
私たちは職人ではありませんが、垢抜けたデザインを追求するものづくりは読者の方々と共通のテーマですね。
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小さいサイズ感はかわいいですが、比較的薄型で横に広がりのある造形は安定感がありバランスのいいデザインです。
今後、塗装を施した後に写真を撮り、完成品を別の記事で記録する予定です。
どのような仕上がりになるのか、楽しみにしていただければ幸いです。
おわり
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