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【インタビュー#7】お客さまに空の旅の魅力を伝える仕事┃運航乗員部 乗員グループ


FDAプロフェッショナルズとは?

FDAの安全で快適な運航は、多くのスタッフの力が結集して遂行されている。地上から空の上まで、自らの役割を誇りをもって全うしている彼らが、
何を大切に思い、どのようにFDAらしさを体現しているのかを探るインタビュー企画『FDAプロフェッショナルズ』の第7弾(2022/4/1時点)。

今回は、コックピットで飛行機を操縦する機長の仕事に密着しました。

「前を見ながら操縦していますが、心の目はお客さまを見ています。安全で、より満足していただけるフライトのために」

FDAの飛行機は全機種が、世界の名機に数えられるエンブラエルERJ170/175シリーズ。この機種のコックピットは、速度や高度など操縦に必要な情報をひとつの液晶ディスプレイで確認できるグラスコックピットを採用FDAはこの最新鋭の小型ジェット機を16機保有し、約130名のパイロットが操縦している。

そのひとり、田澤機長は現在37歳。FDAに2012年に入社し、34歳のときに機長に昇格。他の航空会社を経ず入社した、FDAでは初の生え抜き機長だ。

出発前に運航管理者が立てた飛行計画の説明を受ける。
このブリーフィングは安 全で快適な運航に欠かせない。

「FDA機は客室の天井が高く、居住性に優れています。そして機体の性能は、野球選手でいうと、イチローさんみたいなタイプの飛行機です。現役
時代の彼は故障も少なくて、機動力がありました。FDA機もかなり俊敏な
動きができます。しかも不具合が少なく、安全性の高さが魅力です」

その性能の高さは、松本空港、静岡空港から夏期に運航している札幌丘珠路線で体感した。

「離島の与那国空港でも滑走路は2000メートルですが、札幌市郊外にある札幌丘珠空港は1500メートル。これまではプロペラ機しか離着陸していませんでした。その滑走路に、FDA機はジェット旅客機では初めて就航しました」

札幌丘珠空港へは、フライトシミュレーターによる検証を経て2013年7月に実証フライトを行ったが、安全性においても騒音においてもまったく問題がないことが確認された。これも、軽量な機体とGE社製の力強いエンジンを持つエンブラエル機の〝俊敏な運動性能〞によるもので、短い滑走路でも安全に運航できることの証明となった。

機長と副操縦士の組み合わせは毎回異なる。
よりよい「チーム」で仕事をするために、適度に話しやすい雰囲気づくりを心掛けている。

65空港での離着陸経験が安全で快適な空の旅を実現

田澤さんは顧客満足度(CS)向上を担う担当機長のひとりでもある。「FDAでは定期便のほかに、チャーター便や遊覧飛行便を運航しています。CS担当はチャーター便に乗務することも多く、おかげで、全国に約100空港あるなかで、稚内空港から与那国空港までFDAがチャーター便を含め就航している65空港での離着陸をほぼ経験しました。気象や地形などの条件が違う各地の空港を体感していることが、FDAパイロット全員の強みです」

また、FDAパイロットは標高3000メートル級の北アルプスが迫る、標高657・5メートルの松本空港も日常的に経験。高い技術が要求されるこの空港
で磨かれた腕は、「富士山遊覧飛行ツアー」でも発揮されている。

遊覧飛行のときなど、機長席脇の窓を開けて、お客さまに手を振りお迎えすることも多い。

「定期便は決められた航空路を、事前にコンピュータにセットして飛びますが、富士山遊覧飛行は、自分の目と技術を頼りに飛ぶ有視界飛行方式です。山頂から約400〜1000メートルしか離れていない高度を飛行するので、噴火の痕跡がよく見える山頂の迫力をどうしたら味わっていただけるか、どのタイミングで富士五湖を見ていただけるかといったことを考えながら慎重に操縦しています。お客さまに喜んでいただけると、やはり達成感は大きいですね」

飛行中は、こんな心がけも忘れない。

「客室乗務員から可能なかぎりお客さまの様子を伝えてもらうようにしています。すべてのお客さまに安心して乗っていただくことが大切で、飛行中も客席のニーズをとらえた機内アナウンスに努めています」

とくに遊覧飛行便では、空の旅の楽しさを伝えるのも役割のひとつだ。たとえば、青森空港から遊覧飛行を行った際の機内アナウンスでは、「揺れなどでご気分が悪くなるお客さまもいらっしゃるかもしれません。そこは津軽弁対応してますので、なんもめぐせがらずに(遠慮なさらず)お申し出ください」と、故郷、青森の方言でアナウンスを行った。

天候が悪く機窓から景色が見えないなかでの遊覧飛行だったが、客席に笑いが起こり、ご当地フライトは大成功。田澤さんにとっても思い出に残るフラ
イトになった。

「遊覧飛行では景色がきれいに見えると、お客さまと同様に私たちもうれしい気持ちになります。
副操縦士と連係をとりながら飛行の安全に努め、
お客さまとの一期一会の出会いを大切にしています」と田澤さん。

コックピットからお客さまとの一期一会の出会いを大切に、田澤さんは今日も日本の空のどこかで操縦桿を握っている。

最後にパイロットの仕事に密着した様子をYouTubeで見てみよう🎵


学生の皆さまへ - カラフルな未来を目指して🌈 -

FDAは「地方と地方、人と人を結ぶ」をコンセプトにしているリージョナルエアラインです。従来の大型機主体・拠点空港中心(ハブ&スポーク方式)とした形態とは異なり、新たなビジネスモデルに挑戦をしている航空会社になります。

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各々の個性を活かしながら仕事に向き合い、単色に塗込められたような未来ではなく、様々な色彩が開花する未来へと向かって一緒に仕事をしてみませんか?

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