カスハラ老害を提訴したら予想外の展開で色々気付いた件④(終)
③から続き
訴状を郵送してから1週間も経たないうちに裁判所から期日の打ち合わせの電話連絡が。(訴状に不備はなかったみたい。自信あったけどよかった。)
この時点で2ヶ月近く先の期日の提案だった。混んでるのかそれともこれくらいが通常営業なのか。とりあえず裁判所の都合でOKした。その後、すぐに期日請書が送られてきたので、署名してファックス送付(普通原告には送らないと思うのだけど、本人訴訟だからかなあ)
あ。ちなみに初回の日程調整は裁判所と原告でします。で、裁判期日が決まったら、被告に対して、訴状やらと一緒に、あなた訴えられてるからいついつどこどこに来てね!っていう書面とかなんやらを裁判所から郵送するっぽい。(訴えられた事ないから詳しくは知らん。)
なので、被告側からしたら突然で焦るよなあ。まあ今回は内容証明郵便を受け取っておけば提訴される予想は出来ただろうから、その部分では自業自得だが。
一番不安だった、被告が裁判所からの書面を受け取るかどうかだけど、すぐに受け取った模様。よかった。余計な手間かける必要ない。
被告が期日までに答弁書出す可能性はあるけど、あの直情型の人物じゃ無理だろ。期日まで何もないのだろうなあ…と思ってたらなんと
早々に白旗上げてきた!
団体に所属する別の人物を介して取り下げて欲しい旨言ってきた。謝罪するからとか言ってたみたいだが、当然ワシは請求額と印紙やら提訴にかかった実費を含めた全額の支払いがないと取り下げない旨回答。
プライド高そうだし払わんのやろなあ…と思ってたらすぐに払ってきた。
訴状届いて一週間も耐えられなかったか。だっせえ。ざーこざーこ
というわけで裁判は取り下げる。取下書2通(裁判所用、被告用)だけ裁判所に送付すればいいのだけど、訴えてすぐのいきなりの取り下げなので一応、担当書記官宛ての経緯のメモ書きは入れといた。
裁判経験したかったし、もし勝訴できて被告が支払わなかったら強制執行までやってみたかったのだけど、さすがに全額払われたら取り下げないわけにはいかない。
少額訴訟の判決の強制執行には、少額訴訟債権執行という通常より楽な制度が使えるのだけど、そこまで楽にならないし、差し押さえる被告の口座はこちらが調査しないといけないので、確実な回収という意味ではこれがベストではある。
というわけで本題の「色々気付いた件」なのだけど、一般の人にとって裁判っていうのはすごいストレスみたいね。原告側でも裁判係属中はストレスあるっていうのをなにかで読んだ事あるけど、それなら被告側は相当なんだろうなあ。
今回の牢GUYも、知り合い何人かに相談して、その際不安な様子だったそう。実際すぐに全額払って裁判を終わりにしてきたわけで。(ただ裁判沙汰になってるのだから相談する相手は弁護士とか専門家にしろよ。)
最近カスハラが社会的に問題視されるようになってきました。条例を制定する自治体も出てきてるみたいですね。
あとネット上の誹謗中傷も問題になって久しいですな。
こういう人たちって訴えられたらすぐに降参する人多そうだなあ…と思うわけで。でも、訴えるには相手の住所氏名が必要だから、そこのハードルは高いよなあ…とも。それに本人で訴えるのは難しいから、弁護士等専門家に頼むしかないわけで。そうなると費用倒れの可能性高いわけで、そういう意味でもハードル高いよね…あと勝訴しても相手に支払い能力がない、いわゆる無敵の人だとね…
今回の件、放置すればまた牢GUYが同じことやるかもしれないな、と思いお灸をすえる意味でも提訴しました。(もちろん損害賠償請求が第一目的ですが)
世の中には私のような、裁判がストレスどころかノリノリでやる人間もいますよ。と。ネコのしっぽ踏んでやったつもりでも実はトラのしっぽ踏んでた事もありますよ。と。
ほんのちょっとでも抑止力になれば。