学校が三方悪しになっているよね

先週、今週とたくさんの保護者の方と1on1で話させてもらう中で感じたこと。いや本当はもっと昔から肌で感じていたことかもしれない。

それは学校がこども・先生・保護者にとって三方悪しになっているということ。本来こどもが幸せになるために存在している学校なのに、今は反対になっていない??ってこと

子どもも先生もしんどそうじゃないですか??


今日ZOOMで話したお母さんに言われてはっとした。そのお母さんは子どもが休んでいても個別懇談のため学校に訪問したそうである。そこで先生に対してこう感じた。「なんかいっぱいいっぱいで、苦しそう」である。

確かにわが子を見ても、学校が待ち遠しいかと言われればそんな様子はない。月曜日の朝はため息をついているし、金曜の夜はかなり嬉しそう。
とはいえ自分が子どもの頃も同じであったような気がする。

では一体何がそんなに違うのであろうか考えてみた。



昔と今で違うのは圧倒的なエンタメの量である。YouTube、TikTok、ゲーム、アプリの数々。つまり家にいても暇にならないのである。

昔は休んですることといえばテレビを見るか本を読むだけであった。テレビと言っても、かろうじて笑っていいともがワクワクするぐらいで、午前中はみのもんたに主婦がお悩み相談をしている。午後は芸能人の結婚だ、不倫だを垂れ流しているしょうもないワイドショーがあるだけ。

休みだ!わーい!ってなっても、1・2日すれば暇になってしまい、学校が恋しくなる。授業がしたいとか学びたいとかでは決してなかったが、友達に会うため、休み時間に遊ぶためには学校に行くしかなかったのである。

今の子は学校に行かなくても暇にならない


無数の動画コンテンツ。アプリ、ゲーム。高学年にもなるとTikTokを作り出す側にまわっている子もいる。驚いたのは、今日道徳の授業をした6年生が書いていた、自分の気持ちを盛り上げる方法としてネッ友と話すという子が結構な割合でいたことである。書いていた子に直接話を聞いてみたら、InstagramやTikTokで繋がっている友達が何人もいて、その子とDMしたり、話をしているそうである。

こうなってくると、学校が果たす役割の多くの部分が家で補完できてしまう。学ぶこともYouTubeやキュビナのようなコンテンツでなんとかなるし、友達とのコミュニケーションも賄うことができるのである。

だとすれば、わざわざ変な我慢を強いられる学校に行かない!ってなる子は今後さらに増えていくだろう。それが良い悪いではなく、自然な流れである。

先生方は必死でがんばっている


決して間違えないでほしいのは先生方がさぼっているとか、やり方が悪いと言っているわけではないこと。むしろ先生たちはあの殺人的なスケジュールの中、なんとか子どもたちのためにと工夫を凝らしている。

すでに先生一人の工夫やアイデアでどうにかなるものではなく、仕組みごとごそっと変えていく必要があるレベルなのだ。

ソフトではなく、ハードを変える。ハードを変えるのには時間がかかるのはよくわかる。けれどもそう言っている間にも子どもたちは傷つき、やる気を無くしている。引きこもりの数が146万人いるそうだ(内閣府調査)。全て教育が悪いとは思わないが、学校の中で勇気くじきに合い、やる気をなくしてしまったパターンも少なくないと思われる。もしかすると自分もその中の一人だったかもしれない。

三方よし(こどもよし、保護者よし、先生よし)の学校を作ろう


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想いを書いたnoteはこちら
https://note.com/fcrown18/n/n788fe87813f1

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