【ドイツ事情】可愛い人の愛称は「デンデンムシ」#151
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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ.
白井宏美です.
毎週水曜日はドイツ事情について私の体験も踏まえてお話しています.
前回(第147回)では「ネズミと呼ばれて」というテーマでお話しました.
今日は、その関連でドイツの「愛称」についてお話します。
愛称のことをドイツ語では Kosename といいます。
恋人同士、夫婦間、親から子供に呼びかける愛称というと、どのようなものが思い起こされますか?
日本では、名前をアレンジした愛称が多いのではないでしょうか。
たとえば「あつこ」や「あつし」を「あっちゃん」、「たつや」を「たっくん」、「ゆき」を「ユッキー」、「まいこ」を「マイマイ」など。
欧米のように、たとえば「ダーリン」「ハニー」「エンジェル」などの愛称は、あまり使われませんよね。
ドイツ語では「宝物」という意味の Schatz 、「愛しい/大好きな/ダーリン」を意味する Liebling 、「天使」という意味の Engel などがありますが、面白いのは動物の名前がよく使われるところです。
その中でも一番よく耳にするのが Maus(ねずみ)なのです。
そう、先週お話したように私もホストマザーから呼ばれていました。
他にも主に女性に対して「うさぎ」という意味の Hase や「子羊」を意味する Schnuckelchen 、主に男性に対して「熊」という意味の Bär などがあります。
さらに鳥もあるんですよ。
子供や愛する人に対して Spatz とか Spätzchen と呼びますが、何の鳥だと思いますか?
これは「スズメ」です。
他にもっとかわいい鳥がいるとは思うのですが。
そして極めつけは、可愛い人、魅力的な女性に対して Schnecke と呼ぶことです!
これはなんと「デンデンムシ/カタツムリ」殻のないものは「ナメクジ」です!
スズメまでは何とか理解できるのですが・・・
皆さんはどう思われましたか?
それでは,また明日。
Bis morgen.
Tschüs!