【ドイツ事情】ごみ出しの日を気にしなくていい #423
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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。
毎週水曜日はドイツ事情について、私の体験も踏まえてお話しています。
先週の第418回では「ドイツ語で俳句(飛びこんだ蛙は何匹?)」というテーマでお話しました。
今日は「ごみ出しの日を気にしなくていい」というテーマでお話します。
日本では「燃えるごみ」「燃えないごみ」「缶・びん」など種類によって出す曜日が決まっていますよね。
その指定された曜日の前日や当日の朝にごみを出さなければならないのが、ときどき面倒に感じてしまいます。
旅行などで家を空ける時は、出かける日と生ごみを出せる曜日を気にしなくてはなりません。
この点に関してドイツがいいなと思うのは、庭や外の空きスペースにごみ用コンテナが置いてあることです。
ごみが出たら、いつでもその中に入れることができるので便利なのです。
蓋も付いたしっかりとしたコンテナですから、回収されるまで猫やカラスなどにゴミが荒らされることもありません。
日本の場合、ごみの種類によって、それぞれ違う袋に入れることも多いですが、ドイツの場合、ゴミの種類だけコンテナがあります。
たとえば、生ゴミは緑のコンテナ、金属容器やプラスチック容器は黄色のコンテナ、段ボールや古紙は青いコンテナ、割れガラスやタバコの吸殻など再利用できないゴミは黒いコンテナなどがあります。
いちいち袋に分けなくてもいいのです。
さらに街中にリサイクルボックスが設置してあります。
緑色の瓶用、茶色い瓶用、透明の瓶用、そして衣服用のリサイクルボックスまであり、その都度ポンポンと入れるだけなので、とても楽にリサイクルできるんですよ。
回収日が来るまで家で整理しておく手間もいりません。
街を歩くと小さいゴミ箱もたくさん見かけます。ゴミが出たらすぐ捨てることができるので便利です。
日本の街はゴミ箱が設置されていないにも関わらず、道端に落ちているゴミがとても少ないということで世界でも有名です。
「飛ぶ鳥跡を濁さず」ということを私自身も小さい頃から、よく言われて育ちました。
自分がいた場所はきれいにしてから立ち去る、自分が出したゴミは持ち帰る、ということができている人が多いのは日本の良いところですね。
日独、それぞれ良いところがあります。
皆さんはどう思われましたか。
明日は祝日ですから、次は金曜日に。
Bis Freitag.
Tschüs!