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【ドイツ事情】水はタダではないけれど、パンはタダ? #409

※ 音声はコチラ↓ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています。

Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。


毎週水曜日はドイツ事情について、私の体験も踏まえてお話しています。


先週の第404回では「10月29日に夏時間が終了」というテーマでお話しました。


今日は「水はタダではないけれど、パンはタダ?」というテーマでお話します。


海外のかたが日本へ来て驚くのは、カフェやレストランで水がタダであったり、お茶やおしぼりまでタダが出てきたりすることですよね。

逆に日本人が海外へ行くと、水も出てこないのかと驚きます。

私も昔、初めてドイツへ行った時は、水をわざわざ注文して水にお金を払うことに違和感を覚えました。

逆に、蛇口から出る水をそのまま飲めるのは当たり前ではないことを知り、日本の環境が世界から見ると特別で、とても貴重だということに気づかされたものです。


ドイツで初めて水を注文した際、とまどったことは炭酸水を持ってこられたことです。
ドイツでは水と言えば基本、炭酸水になります。

普通の水が欲しければ、そのつど「炭酸なしで」と言わなければならずちょっと面倒だと感じていました。


それより驚いたことは、レストランでパンがタダだったことです。

注文した料理と一緒にカゴに入れたパンも一緒に持ってきてもらえます。

カゴに入ったパンがテーブルに置きっぱなしになっていることもあります。

ドイツ人の友人らとランチをしていた時、カゴの中のパンが無くなると、彼らはおかわりをお願いしたのです。
おかわりもしてよいのだと初めて知りました。


またドイツ人の研究者仲間と夕食を取ると、ビールやワインは注文しますが、食べ物はサラダだけとか、オリーブだけしか食べない人が多いのです。その時パンが付いていなければ、店員さんに声をかけ欲しいだけパンをもらっていました。


まるで日本でお水をもらうように、ドイツではパンをもらえるのだと驚きました。


このことを知ってから、わたしもスープやサラダだけを注文して、パンをもらうこともよくあります。

サラダは単品で食べる人が多いので、直径20センチぐらいのサラダボウルに山盛り入っています。
日本だと皆で取り分けるのに使う大きさのサラダボウルです。

肉などのメインディッシュはさらに量が多くて、いつも食べきれないことに悩んでいましたので、ちょうど良かったのです。


皆さんもドイツで食事をされる際、参考になさってくださいね。


それでは、このあとも素敵な1日を!
Einen schönen Tag noch!
Tschüs!


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『一から始める(やり直す)ドイツ語』白井博士のドイツ語講座
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