【ドイツ語】歴史的楽器を写真に撮りたい(ドイツひとり旅) #529
画像引用:Musikinstrumente - Landesmuseum Württemberg (archive.org)
※ 音声はコチラ↓
Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。
stand.fm の音声と note でのスペルや書き起こし、この両方を使っていただくと効果的です。
昨日の第528回では、ピクニックをしたくなり Markthalle で生ハムとパンを買って Schlossplatz(宮殿広場)へ向かいました。美しい広場でベンチを見つけたのですが、ひとり座っている人がいましたので、座っていいか聞きました。
1.場面説明
歴史的楽器を写真に撮りたい
ダイムラーとポルシェの創業地として有名なシュトゥットガルトですが、他にも多くの見どころがあり楽しんでいます。
今日はシラー広場にある後期ゴシック様式の石造りの建物 Fruchtkasten に来ました。ここは歴史的楽器のコレクションなどを展示する博物館 Haus der Musik になっているようで興味津々です。写真も撮れるといいのですが。
2.使えるドイツ語表現
そこで今日の表現です。まずはどのような意味か推測しながら発音しましょう。
あなた:Darf man hier Fotos machen?
係員:Für private Zwecke darf man hier fotografieren. Aber nur in den Schausammlungen des Museums und bitte ohne Blitz.
3.単語の説明
Fotos は das Foto の複数形です。
Fotos machen も fotografieren も「写真を撮る」という意味です。
Zwecke は der Zweck(目的)の複数形です。
Blitz は「稲光、いなずま」という意味の男性名詞ですが、口語ではカメラの「フラッシュ」の意味でも使われます。
今日の表現を日本語で表すと次のようになります。
あなた:ここで写真を撮ってもいいですか?
係員:個人使用のためなら写真を撮ってもいいですよ。ただし、博物館の展示コレクション内のみで、フラッシュはたかないでください。
ちなみに「展示コレクション内のみ」ということは、特別展、個人コレクション、他の機関からの貸与品などは撮影禁止という意味です。
4.文法の復習
2格について
今日の表現に des Museums という形が出てきました。
das Museum(博物館) は中性名詞ですから定冠詞の2格は des となりますね。
中性2格と男性2格の場合、定冠詞の -s が名詞にも付いて Museums のようになります。
-s がだめ押しされると覚えておきましょう。
そして、2格は後ろから名詞にかかります。
今日の表現では Schausammlungen にかかっています。
5.背景知識
Haus der Musik について
1階のコンサートホールでは、17世紀から20世紀初頭にかけての貴重な鍵盤楽器が展示されており、定期的に演奏会が開かれています。2台のフォルテピアノ、フランスのピアノメーカープレイエル(Pleyel)が制作した珍しいダブルグランドピアノ、ルイ14世時代のオリジナル・フランス製チェンバロなどがあります。
2階の展示室では、ルネサンス期の楽器から19世紀、20世紀の機械による音楽制作・再生まで、年代を追って貴重な弦楽器や管楽器などを紹介しています。
3階にある音の実験室では、さまざまなタイプの音作りが紹介され、音楽作りを体験できます。
いかがでしたか?
来場者を音の探求へと誘う Haus der Musik
体験的要素が入っているのもいいですよね。
それでは、また明日。
Bis morgen.
Tschüs!