50代ですが只今不動産独立開業準備中 (12.実は売っているのは『家』ではないのである。)
「うちの近所に空家が有ったんだけど、
先週解体が始まってね。更地になったと思ったら
昨日『売地』看板が立ったんだよね。🌞
息子に家建てさせようと思うんだけど、
これkubokazuさん仲介して貰えるかな❔」
甲斐駒(仮名)先生からの電話は大体いつも夜の
10時前後。
都内某高級住宅地のご自宅の近くの
土地を仲介させて頂くのはこれが2回目だ。
甲斐駒(仮名)先生は中部地方の某都市の
古くからある大きな総合病院の院長をされている。
10年程前からお付き合いさせて頂いているが、
部類の不動産好きである。マニアと言っても良いレベルだ。🌞
営業マン時代のある日の夜、
仕事を終えて、電車に乗り込んだ瞬間に、
携帯電話が鳴った。見ると甲斐駒(仮名)先生からだ。🙂
もう夜の10時を回っていたし、早く家路に着きたかったし
一瞬迷った結果、ドアが閉まる直前に電車から
ホームに飛び降りて電話に出た。
「ああ、kubokazuさん❔
うちの近くに空き地があってね。ネットで調べたら、
どうも売り物らしいんだけど調べて貰えるかな。
スゴい良い場所だから売り物だったら買うから。
えっ🌞
電車から飛び降りて出てくれたんだ❗️❔
へえ、🙂
そうしたらkubokazuさんツイテるね。🤗
kubokazuさん出なかったら三友(仮称)の有働(仮名)さんに
すぐ電話するつもりだったから。
あなたやっぱり持ってるね🤗
じゃあヨロシクね🤗」
ということが有って以来どんなに夜遅くても甲斐駒(仮名)先生からの電話は3コール以内に出るようにしている。😙
(※ただし、9割5分位は他の不動産屋から紹介された
ビルとかレジ(※一棟マンションの売り物の事を指す業界用語)
についての参考意見を私に聞くための電話だが。。😑)
また、
別の話になるが、
物件探しでフォロー中のお客様から、
「suumoでこの物件を見つけたんです。
他社さんの扱いなんですけどkubokazuさん
今週末案内して貰えますか?」😙
とか、
「大泉川(仮名)4丁目のあの公園の前の建売り
先週末ニラザキエステート(仮名)に案内して貰ったんです。
物件はもうイメージ通りなんでぜひ買いたいところなんですが、
担当の営業マンが、知識はない、態度が悪い等
とにかく信頼出来ないんで、この物件お宅の会社通して
買えますかね❔」😙
とか、
紹介していない物件の仲介を頼まれるケースは、
ちゃんとした仕事をしている同業者の方ならば、
少なくとも何度かは経験がある筈だ。👮
と、以上は分かりやすいケースだが、
ここでちょっと考えて見てほしい。
不動産仲介業者が売っているものは一体何か?🤔
そんなもん『家』に決まってんでしょ🌞
だろうか?
いえいえ、家を(注 駄洒落では有りません。)
売っているのは、そもそもその家の所有者、売り主様である。🤔
不動産仲介業者が売っているのは、
『手続き、情報提供、サービスの提供』
を安心して任せる事ができる。と思って頂ける
『信頼』
もっと言えば
『営業マン自分自身』
だと私は思う。🤔
少なくとも、そういう意識『自分自身が商品である』という
意識の元にお客様のお手伝いをさせて頂いているのか?
それとも単に『家』を売るのが自分の仕事としか
思っていないのか?
この違いは非常に大事な事だと思うし、
お客様が感じる安心感も違ってくる筈だ。🤔
と、ここまで書いたところで電話が鳴った。
15年来お付き合いさせて頂いている何度目かの住み替え計画中の川床(仮名)さんからだった。🙂
出ると
『遅い時間に申し訳ありません。実は昨日家の近くで
滅多に出ない理想的な土地が売りに出ているのを
妻がネットで見つけましてね。👀
三友不動産(仮名)の専属物件なんだけど、
これはちょっとスピード勝負な感じがしたんで、
直接三友不動産(仮名)に直接電話したんです。
そしたら
問い合わせ殺到です。とか
言われて急がされたんで、そのまま流れで
申し込んじゃったんですよ。。。🙂
ただ資料を何もくれなくて、地下車庫の周りが、あれ、えーっと
そう、オオヤイシって言われたんだけど、ハウスメーカーに
聞いたら、多分クイでは難しいと思うとか言われてて、、
やり直し❔
そういう言い方はしてなかったけど。。。
地下車庫の高さ❔
多分3m位は有ったかな。🙂
測量図❔
無いって言われたんだよね。まだ手配してないって言ってた。🙂
あ、あと裏と右隣に傾斜地含んでて。
それで担当者も何言ってんだか
良くわからなくてちょっと不安なんですよね。🙂
なんで、悪いんだけどkubokazuさん今週末時間有ったら
契約に一緒に来て貰えないかなあ❔❔。。。。。。』
私が即座に申込みの撤回をお奨めしたのは言うまでも
無い。👹👹👹👹👹(ほぼ実話です。😵)