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西野亮廣が語るファンコミュニティのつくりかた


こんにちは!SHUHEIです。
今回は西野亮廣が語るファンコミュニティのつくりかたについてまとめてみました。

西野亮廣さんは、独自の視点と戦略でファンコミュニティを作り上げました。その方法論は、孤立集客やフォロワー獲得に留まらず、ファンの「つながり」や「継続」を重視したものです。

2024年11月2日 Youtube安野貴博の自由研究チャンネルでの西野さんのインタビューから学ぶ、ファンコミュニティの作り方についてまとめました。



1. ファンが増えない理由を考える

西野さんは長年活動している先輩芸人を観察する中である疑問にぶち当たります。

それは、先輩芸人がデビュー当初200~300人のお客さんを集めてライブをやっていたのに、10年後も20年後も同じ規模であること。

なぜファンが増えないのか?
西野はある仮説を立てました。

  • 結論: 新規が入っているが、やめている人が結構多い。入れ替わっているので実質的な増加が見られない。

ファンの増やし方は難しいが、バケツの穴を塞ぐ(離脱を防ぐ)方法が重要だ」と考え、以下の予想を実行しました。


2.離脱を防ぐファンコミュニティの作り方

西野は、芸人のライブを見に行くだけじゃなく、あのお客さんとまた会えるという状態を作ったほうがよいと考え、「ファン同士が仲良くなってつながる場」を提供することにしました。

具体的な対策

  1. ライブ後の二次会を活用

    • 「ライブ終わりに行くなら、この店に行ってください」と二次会の会場を強めに誘導。

    • 同じイベントに参加したファン同士が自然と交流の基礎を作る。

    • 成果: ファン同士が繋がり、「またあの人に会いたい」という理由で次回イベントに来よう。

  2. 全国にスナックを設置

    • 小規模な「たまり場」を各地に作り、ファンが気軽に集められる環境を提供します。

    • 狭い空間でのコミュニケーションを促進し、深い交流が生まれるように設計。

ポイント:スナックの魅力は、料理ではなく「コミュニケーション」。自然に会話が生まれる環境が重要です。

3. 長期的な視点で20代のファン化は捨てる戦略

「20代を捨てる」という思い切った決断

西野さんは、自分の年齢(44歳)を基準に「20代のファンを取りに行くのをやめる」と決断しました。その理由は明確です。

  • 西野さんが20代だった頃、40代の話に興味を持たなかった。

  • そのため、無理に20代を目標にするのは非効率。

その代わりに「今の自分と同世代のファン層の子供たち」を次世代ファンとして育てる戦略を立てました。

実際の実践

  • 子ども向けイベントを開催し、無料でご招待します。

  • そのコストをVIP層(経営者や支援者)が支えてもらう仕組みを構築する。

  • 例: 幕張メッセのイベントでは、3000人の子供が参加。子供たちは10~15年後には次世代のファンとして育つよう、長期的な視点でファン層を形成します。


4. コミュニティの問題点と解決策

課題: コミュニティの固定化

コミュニティが成熟すると、新規メンバーが入りづらくなり、盛り上がりが失われるという課題があります。

解決策

  • 新しい風を入れる工夫:次世代(子供など)を積極的に取り込み、常に新鮮さを意識。

  • 旗を立てる:明確な目標を掲げ、コミュニティ全体の方向性を整える。


まとめ: 西野亮廣流コミュニティ作りの本質

西野さんのアプローチは、「ファンをどう増やすか」だけでなく、「ファンをどう続ける、どう継続させるか」を重視しています。その本質は以下に注目されます。

  1. ファン同士のつながりを強化:「またあの人に会いたい」を理由にイベントに来る仕組みを作る。

  2. 長期的な視点を持つ: 現在の視点層だけでなく、将来を見据えて入れます。

  3. 継続可能な仕組みを構築: VIP層の支援や持続可能なモデルを採用。


いかがでしたか?
顧客の新規獲得とファン化、離脱防止とマーケティングの基本が西野さんの実例からわかる非常にためになる話だったと思います。

この基本理論は様々な業種のマーケティングに応用できますね。

今後も明日から使えるマーケティングや雑学について発信していきますので、ぜひフォローお願いします!!

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