わたしのこと 2|大学ではアルバイト三昧時代
大学ではアルバイト三昧
選んだのは女子大。
当時はブランドのバックを通学に使うのが当たり前で
華やかな友達がいっぱいでした。
サークルへのお誘いもたくさんあったのに
入学したばかりの時はどこにも属することはありませんでした。
大学に入ると、学校の勉強は楽しかったです。
デザインや美術など、専門性の高い講義が多く
とても興味深かったから。
座って勉強するだけではなく、手を動かす授業が
とても性格にあっていました。
ですが、
家でのトラブルから逃げ、見て見ぬ振りをするために
学校に行く以外には複数のアルバイトを常にして、
夜遅く仕事が終わっても
誘われたら飲みに行き、
時間的に忙しくしていました。
内職のような仕事も含め
時には4つのアルバイトを掛け持つほど。
単発アルバイトも入れると経験した職種数は
20種を超えていました。
働くと対価がもらえることが嬉しかった
アルバイトをすると色々な人に出会え、
職種によっては個性的な人もたくさんいました。
仕事はそれぞれ覚えるのが面白かったですし、
知らない世界を見ることは新鮮で
そこにいらっしゃるお客様にも興味を覚えました。
また、価値観を共にできる友達もできたし、
価値観が違う人がいることも知りました。
しっかり叱ってくれる先輩もいたし、
一生懸命やることを認めてくれる大人がいたのも有り難かったです。
「PRONT」の夜番が一番長かったアルバイトだったのですが、
当時カクテルをカウンターで作ったり、
ホールやキッチンを担当させてもらえました。
常連のお客様と仲良くお話しできるようになったり
ビールジョッキを両手で10以上もてるようになったり
トレンチが片手で持てるようになり
これでもか?ってくらいグラスを乗せても
危なげなく歩ける特技もできました。
たくさんのカクテルを覚えられたのも
作れるようになったのもこのバイトのおかげ。
本当に楽しかったです。
(ここが私の独立後のモデルケースだったのは後の話)
そして、何より
「働くと対価がいただける」ということ、
またその対価で「自由」が手に入ることを知り、
働くことが大好きになりました。
私の場合、自由=旅行 だったので
1ヶ月に1.2回は、旅行に行っていました。
それが今の旅好きにも繋がっている気がします。
20歳になる頃やっと、
わたしも「自分はもっと頑張ってもいい」と思えるようになり、
友人やその時代に関わった多くの方のおかげで
自分自身にも少しは価値があると
信じることができるようになりました。
今思うと
幼いながらも長い時間をかけて
自分探しをしていた時期だったと思います。
→ 次回、新人類といわれた新入社員時代 へ続く
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