【狼たちはいつ牙を向く?】〜ウルブスの強力強烈3トップ〜
今シーズン、プレミアリーグを多いに盛り上げてくれそうな攻撃的なチームをご紹介。
プレミアリーグと言われて、皆さんの頭に思い浮かべるクラブがあるはずだ。しかし、今回はその期待を裏切るかもしれない。
プレミアリーグに所属する、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFCというチームをご存知だろうか?愛称はウルブス。
今シーズン、ベンフィカでの監督経験があるブルーノ・ラージ新監督を招聘し、ウルブスはより攻撃的なチームへと変貌している。
システムは3-4-3
ウルブスのベース配置は3-4-3。守備時は5-4-1のブロックを敷く。攻撃時はワイドのWBが上がり、3-2-5の様な形になり厚みを持った攻撃を目指している。
中盤はポルトガル代表コンビが試合をコントロールしていく。ベテランのジョアン・モウティーニョと若き有望株のルーベン・ネヴェス。ハードワークも出来るし、ボールを触れば簡単に彼らからボールを奪うことは容易ではない。
そしてボールが前線の3トップへ供給されるとウルブスの本領発揮。今シーズンのウルブスの3トップは非常に強力だ。
強力強烈3トップ
ウルブスの前線3トップはキャラクターが濃い面々が揃っている。
中央にはメキシコ代表のラウール・ヒメネス。ウルブスの絶対的エースだ。昨シーズン頭蓋骨骨折という大怪我を負ってしまったが、今シーズンは開幕から元気な姿を見せてくれている。まだまだ彼の研ぎ澄まれたゴールへの嗅覚は戻っていない感じはするが、やはり彼はウルブスのエースといった風格が。今シーズンもウルブスの為に多くのゴールを決めてくれるはずだ。
お次は今シーズンバルセロナからやってきたフランシスコ・トリンコン。21歳のポルトガル人。180cmを超える体格で、レフティー独特の間合いと、柔らかいタッチで相手陣内にドリブルで切り込んでいく。プレミアリーグのビッククラブ相手でもその実力を発揮。ボールを持ったら違いを出し、ドリブル突破からここまで多くのチャンスをウルブスにもたらしている。新加入ながら早くもチームにフィットしている。さらなる活躍が楽しみな選手の一人だ。
最後は、ウルブスの攻撃陣を牽引する強靭なフィジカルの持ち主。ウルブスといったらこの男。アダマ・トラオレ。強靭な男たちが多いプレミアリーグの中でも、トラオレのドリブルを止めることは中々できない。ボールを持つと誰もがドリブルをしてくると分かっていてもこの男を止めることはできない。サイドでボールを受け時のドリブルも、自陣からの長いドリブルも本当に強烈だ。すげぇと思わず声を漏らしてしまう力強さだ。
タレントはまだいる…
今シーズン(21/22)が始まって現段階での3トップをご紹介したが、ウルブスにはまだまだ前線のタレントがいる。165cmのピッチに魔法をかける10番ダニエル・ポデンセ。19歳の才能溢れるCFファビオ・シルバ。新加入で加わったリヴァプールの南野選手と同期だったファン・ヒチャン。
そして忘れちゃいけないのが昨シーズン大活躍したペドロ・ネトだ。21歳のレフティー。前線のポジションだったらどこでもこなす。ドリブルもアシストも、自らゴールを奪う力も持っている。今はゲガで離脱中だが、彼が帰ってきたらこの狼軍団は更にパワーアップするだろう。
プレミアリーグ無得点…
これだけ前線のタレントを抱えているウルブスだが、開幕からプレミアリーグ3節戦って奪ったゴール数はなんと0だ。決定機は何度も作っている。リーグ3試合で放ったシュート数は57本に及ぶ。1試合平均にすると19本のシュート数。そしてその相手はレスター、トッテナム、マンチェスターユナイデットとの3連戦。プレミアリーグの強豪相手にウルブスはどの試合でもシュート数だけ見れば上回っている。
しかし、ゴールという結果には繋がっていな状況をしっかり踏まえなければいけないはずだ。
それでも、今期の攻撃型ウルブスのスタイルは非常に魅力的だ。悩める狼の攻撃陣たちもゴールに飢えているはずだ。
今期のプレミアリーグを攻撃的なスタイルで大いに盛り上げて欲しい。
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