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残念なリンゴに出合ったら、キャラメルアップルトーストを

February 21, 2019

なんだか味が薄い、残念なリンゴに出合ってしまったら、少量のバターときび砂糖をフライパンに敷いて、薄く切ったリンゴをソテーします。水分が抜けて、バターと砂糖でほどよくキャラメリゼされて、濃密になるというか、同じリンゴとは思えないおいしさです。

さらに仕上げにレモンをキュ、と絞ってもいいし、好みでシナモンを振りかけたり、生クリームやギリシャヨーグルトをトッピングするのも楽しいです。

子供の頃、お腹を壊すと母が、ドライトーストと熱くて甘い紅茶をつくってくれました。カリッとトーストして何も塗らない、いわば「そっけないラスク」ですが、α化され消化されやすく、胃腸に負担をかけないんですね。このリンゴのトーストにはそんなドライトーストが一番よく合います。

下に敷くパンは、だから、ハード系のパンを薄切りにしてトーストしたものがいいのですが、クロワッサンやブリオッシュなど、ベーシックなヴィエノワズリ系であれば、タルトやパイの気分でも楽しめます。


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清水美穂子
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