自伝翻訳(暫定版)の冒頭部分をご紹介『ローラン・ボック自伝出版』
黒い小さなビキニトップでかろうじて覆われた乳房、その胸はしっかりと膨らんでいるが、私の大きな手には簡単に包み込まれてしまう。若々しい魅力的な体型、ポニーテールにまとめられたロングヘヤー、美しい容姿の女子レスラー「ナナ・カラット」の手には、オープンフィンガー・グローブが装着されている。
今がいつの時代なのかもわからない工場の廃墟に組まれたリング上に、レフリーを挟んで、私とナナ・カラットが対峙している。定石通りのタックルでナナを倒してバックをとった。私の巨体がボストンクラブで彼女を締め上げている。今にも背骨が折れてしまうかに思われた瞬間、彼女は信じられないほどの柔軟性で体を丸めて、ボックの両足の間をすり抜けて見せた。
そして挑発するように私の前でダンスを踊る。唖然とする私の足の間に右手を差し込み、120Kgの大男を軽々とボディスラムで叩きつけた。そのまま私にまたがり、マウントポジションから、鋭いパンチと肘打ちを左右交互に雨のように浴びせかけている。
あの最強を誇ったローラン・ボックは、もう立ち上がれないのか。レフリーが割って入って、ナナ・カラットの攻撃を止めた。右手を差し上げられたナナ・カラットの足もとには、全く動けないローラン・ボックが横たわっていた。スレンダーで若い女子レスラーなのに、私の往年のレスリング・テクニックが全く通用しない。ナナ・カラットに完全に支配されていた。何が起こったのか、全く理解不能だった。
長年の友人「ハロ」から電話がかかってきた・・・・・
“ナナ・カラット”と何者なのか、工場の廃墟とは? そして、キーマンとなる“ハロ”
『ローラン・ボック自伝』の幻想的な書き出しは、私たち読者を一気にボックの人生に引き込んでくれます。
ご期待ください。
満足度120%、初回印刷限定「上製本」『ローラン・ボック自伝出版』
クラファン期間中に事前予約をしていただければ、『ボック自伝』は必ずお手元に届きます。決して安価ではない本ですので、できることなら高級感のある「上製本」で送り届けたいという思いです。支援額が384万円(120%)に到達すれば実現します。上製本は初回印刷限定です。是非ご予約をお願いします。
コースのアップグレードによる追加ご支援もご検討ください。ローラン・ボック関連の資料、猪木関連の資料、欧州のサイトで独自に調べた資料などから作成するオリジナル解説本(電子版)も満足いただけるはずです。よろしくお願いします。
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