『プリキュアオールスターズF』が駄作である理由
単刀直入に言うと、『プリキュアオールスターズF』はメタ的な要素が多すぎて子どもが置いてけぼりを喰らう映画です。『ひろがるスカイ!プリキュア』でも思いましたが、あの時期のプリキュア製作陣は作品の対象を履き違えすぎだったと思います。プリキュアは子ども向けの作品でしょうに……。
世界を一度滅ぼして作り替えるだとか、世界を元に戻すべくプリキュアの昔の記憶(=過去の放送回)を蘇らせるだとか、そういった「物語の仕組み」に力を入れすぎていて、純粋な面白さがまったく損なわれていました。