1年で絵を300枚ぐらい作って思ったこと
こんにちは!nabeです。
実はちょうど昨年の2020年12月から堰を切ったかのように絵に没頭していました。(投稿が遅れてしまった)絵といってもグラフィックやCGという意味も含んでておよそ300枚ぐらいにはなったんでないかと思います。
※ラフや没含む 仕事以外の完全にプライベートワークです
結果としては全力でバズったものはなかったもののフォロワーも1年前に比べたら10倍、目標の倍ぐらいになりました。ちなみに個人的なものなので完全に業務時間外の夜なべ作業、もしくは週末での作業になります。
とりあえず作業時間の確保含む平日はこんな感じになります。
会社は通勤やランチなども含まれています。イラスト制作は純粋に当てた時間で寝る時間は相当削りました。
※多少誤差はありますが平均です
このぐらいの覚悟がないとやらないしやれないなと思いました。その代わり週末は泥のように寝てたりしています。
絵を描こうと思ったきっかけ
絵自体は趣味で描いていたレベルだったのですが業務でイラストレーターをやったことはなくUIデザイン中心で広告やWEB、演出周りをよく業務としてこなしていました。というのもソーシャルゲームに何年か関わっていてUIデザインはデザイナーの花形思うところもあってのめり込んでました。
UIはその名の通りユーザーインターフェイスのことですが導線部分の設計やユーザーのストレスをなくし体感をよくするというUX(ユーザーエクスペリエンス)の領域にも踏み込めるのでとてもやりがいがあります。
スマホ向けのソシャゲは売り物は絵やキャラが多いのですが実際プレイするゲームは世界観をUIで表現することが多くUIデザイナーの料理次第で結構いかようにもなります。これはスマートフォンという媒体の面積と解像度の問題だと思いますが、どのように絵をよりよく見せるかをUIで表現しなおかつ世界観を表現し没入させるかはUI設計でいかようにもなるため非常に重要なことです。
とはいえゲームのデザインの始まりは絵でした。コンセプトアートあり、設定ありでラフでもなんでも絵があって絵をもとにしてUIデザインができていき、絵があってキャラアイテムや武器の3Dモデルができます。デザインされた広告も絵が先にあって それにグラフィックが入れられます。絵が起点になるので 自分はそんなところにも関わりたいと思いました。
始めからうまくいくはずもなく
絵の話に戻りますが ちょっと練習したところで上手くなるわけなどなく初期で挫折しました。自分なりに分析して以下が良くなかった原因です。
満足するところまで描けない 満足できるところってどこ
服のデザインも色のセンスも絶望的だ 終わっとる
オリジナル、作家性って何よ
さっそく立ち止まりました。真向勝負だと百戦錬磨の神絵師にそもそも勝てるわけもなく 彼らぐらいに毎日フルコミットできる環境でもないため考え方を改める必要がありました。自分の特技やそれこそこれまでの経験を生かす必要があると悩みました。
3D使ってフォトバッシュを始めた途端バズる
開始1週間程度で方向転換を考えました。
Unreal EngineやBlender、3Dソフトウェアを使ったフォトバッシュです。
フォトバッシュは写真のコラージュのようなものを指します。もともと3Dの素養があったのとphotoshopはよく使っていたのでCGを加工してイラストのようにするいわばCGバッシュともいうような描き方を模索しました。
現在1700ブックマークもらって1100いいねもらいました。ありがた。
これでモチベーションが回復したのでまた背景的なものを上げていきます。
これらはそこまでブックマークもらえませんでしたが自分でも気に入ってるものです。満足するラインというものが見えてきた瞬間でした。
背景はよい感じに収まるようになったのですが キャラクターはどうしても描きたかったので そのモチベを維持しようと合間にちょっとずつ進めていきました。
無事そこそこ納得いくまで描けました!
良くなかった原因を分析して考え方を変えました。以下になります。
何が良かったかを自分で明確にした
描きたい絵を明確にしよう
マネしよう
綺麗な線は引けないから そこは味にしよう
描きたい絵を明確にするのはリファレンス集めが重要でした。Pinterestなどで好きなものを物色してイメージを固めます。なんでもいいですがジャンルやデザインがいいものを集めて描きたいイメージを固めます。
マネしようもリファレンス集めと似てるんですがいいポーズは参考にします。モデルさんはやっぱりいいポージングしてますし写真集のようなものもきっと参考になると思います。
綺麗な線が苦手なのでそこはSaiの線補正を使ったりである程度はどうにかできるんですが 味といえば味かなと思って生かす方向にしました。
ラフい線はそんなに嫌いでなく若干残す形にしたりしています。
またここでも3Dを使ったりしてポージングを付けて構図を決めたものをまねて描いたりもしています。想像で描くことをいったん辞めました。想像はいいのですが実際の差分は補完したほうがいいなという感じです。
1年走った結果
結果的にはフォロワー10倍の2000越え、何社か企業さんやイラスト制作会社からもDMで連絡が来たり メーカーさんから液晶タブレットのモニターやってほしいとありがたい話をもらったり 明確な結果がでました。
大体 1日か2日に1枚くらいのペースでほぼ毎日書き続けて300枚という計算なのですが1日2日で終わらないものもあって、途中で描くのをいったん辞めて別の作品も描くようにして また思い出したら以前の絵をかき進めたり。。もしました。
とはいえ完成させるまでは1週間以上かかることもあってモチベーションが保てない、完成しそうになるとやる気が一気になくなるラスボス前のダンジョンみたいな現象にも陥りました。
なのでモチベーションをどう保つかも課題としてあり、絵にどう向き合うか、集中力を上げるかも考えながらやりました。
他モチベーションを保つためにやったこと
Twitterに投稿する
投稿数を稼ぐ
完成するまでアップしないというやり方をやめる
ラフの段階でアップする
時間をかけすぎない ※大体1日か2日で完成させるかやめる
飽きたら別の絵を描きだす
寝かせておいた途中だったものを描きだす
以前描いたものをリファインする
ネタ切れするのでファンアートを描く
作家性は無視した
ネタが出ないときもあったり、筆が走らない時もあります。その時は臨機応変に別の絵にシフトします。ふいに制作について悩んだことや考えたことがあれば日記のようにnoteやPixivFanboxに投稿していくこともよい行為だと思います。
作家性は絵師には非常に重要ですが数書いていれば自分の描きたいものがわかってくるハズ、まず数と思っていたのであまり考えてませんでした。実際たくさん描いたら何を描きたいかはかなり絞られてきていますし 今後こういう絵を描いていきたいんだなは出てきました。
あとがき
結果1年続けてよかった。仕事で時間が取れなかったり睡眠不足やばかったりもしましたが続けてみてよかったです。やれることが増えたこともよかったし世界が広がったと強く感じました。
現在はいったんイラストはやりたいときにやろうというスタンスで3DCGを勉強したりUIやグラフィック、映像やフォント作成などへ展開しようと思っています。
大きくゲーム作成したいのでそれの糧になることは続けていきたいと思っています。
絵の話はなるべくpixivFANBOX、デザイン周りはnote使ってやっていこうと思っていますのでよろしければ是非。
描き方少し掲載しています。よかったらぜひ。
お読み頂きありがとうございます!
お仕事のお話などあればDMください!
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