短歌:苦
自我短歌の解説を拝読し、最高〜!?あたしもやりたい!となりました!やらせていただきます!!
みんなの自我短歌が読みたいです。知りたい。
マジで苦しみだったときに一気によんだものたちなので暗いかもしれない。けど読んでみると、案外そうでもないかもしれない。
同じことを繰り返しよんでいる気もする。
くじらにも泣く日はあるしわたしにも少しは雨が降ったっていい
ほんとうにそのままで、これ以上でも以下でもないです。
あれだけ大きな生物でも涙を流すことはきっとあって、それにとても…励まされたい。大きな涙の粒を見てデカ!?って言いたい。
くじらの涙は多分、流れては海にとけていく。
いいな!私がいるのは海じゃないし目玉の上で蒸発することもないので普通に流れてしまう。
どうか誤魔化してくれよ、雨!という短歌。
でかい海をでかいくじらの隣でただひたすら泳いでみたい願望。
水分を含むまつげがまばたきをする輝きで動く心臓
どうしようもなくて号泣した。
ので、顔を洗いに洗面台に立って、ふと己の顔面を見て、濡れてるまつげってきれいだな〜と思った。
そんな…ボーイズラブみたいなことを…己のまつげに…!?って感じで恥ずかしいのだけど、そのときは良いなと思ったんですよね。
まつげが濡れて光るところって儚いイメージだけど、毛束が出来て目ぢからがぐっとあがる。
そういう力強さでもって生きていきたいという短歌。むずかしいんだろうな〜〜
すべからく人生をしなくちゃ、わかる だけどね何もしたくないのさ
もうほんとに、まともに生活とかしたくない!!!なにもしたくねえ!!なんで!?っていう感情の時です。
そのままです。
人生をきちんとするべきなのはわかるし、自分が一番自分の不甲斐なさを分かってるんですよね。
それでもどうしようもないから、このようにどうしようもない人間になるわけです。
ただ、これが良いんですよ、と思っている私も確かにここにいる。
そう生きてみたいと思ってしまっているところがある。おもしれー人間。
ふらついて転んで皮膚が擦り切れてその熱だけがいのちらしいわ
自分のせいで追い詰められて苦しくて泣いて、オエー!ってなって冷たい床にデロデロになって何も出来なくても、指が動けば声が出せればスマホで短歌を作ることができる。そこにたしかに熱さがあった。
苦しいときほど何か言葉にしたり絵を描いてみたりしなくては、という使命感に駆られる。
熱を持つ傷口とか、それを形にしてみること、
こういうものがたぶんいのちであり…生命…ですよね…(?)という短歌。
短歌、自分でもよくわからない感情をとりあえず形にしてみるためにやっている部分があるので、自分でもよくわからない短歌になったりしています。これでいいのか!?
室内の明かりを消せばカーテンが透かす明かりに抱いてもらえる
曇りの日の早朝に、カーテンの外側がぼんやりと明るかったのをすごくよく覚えています。
リビングの電気を消した瞬間にそれがわかる。
さっきまで外は暗いなあと思っていたのに、今度はカーテンが穏やかな光源になって、部屋は仄かに照らされる。
快晴の日とはまた違ったやわらかい光で、すごく綺麗だったから短歌にしたいな〜って思った。
それほどでもなかった曇りを、とても好きになった日の短歌!
自分自身がどれだけ沈んでいても、割と世界は明るかったりするし、外の世界に出ていかなくても明るさがわかる。それに気付けた短歌でもある。なるほど。
犬を見る 犬、振り返り目が合って犬が笑ってまた歩き出す
駅からの帰り道、お散歩中のお犬とすれ違う。
ボーダーコリーかな。白と黒のやわらかそうな毛並みがきれいだった。
歩いていると見知らぬ犬たちによく見られる。
嬉しくてよく見返したり手を振ってみたりするんだけど、彼(彼女?)はかなり人懐っこかった。
すれ違う瞬間もすごい見上げてくるし、すれ違ってから気になって振り返ったら、犬も振り返ってた。めっちゃ笑ってるし。
嘘、可愛すぎる!恋人とバイバイして寂しい気持ちを紛らわせるように振り返ったら向こうもそうだったとき、って多分こういう気持ちなんだ。
そういえば昔一緒にいた犬とお散歩してるときもあった。こっちをちらちら振り返っては、早く行こうやとばかりに笑う。表情筋がないとか嘘だろうと思う。
薄れていく犬たちとの思い出を全部抱きしめておきたい短歌。
こんなもんにしといたろか。
自我の短歌が溜まり続けているので、きっとまたやります!
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