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その人から出る息で世界が変わる

先日、バスに乗った時、なかなか味わえないような出来事がありました。

運転手さんから
「本日は、〜通りで、パレードがありますので
 〜バス停を過ぎたら、迂回して終点まで止まりません。ご了承ください。」
 とアナウンスがありました。

え、パレードか〜 そういえば、今日あるって言ってたな〜
と、うっすら思い ぼーっとしながら乗っていました。

終点で降りるからっまいいか🙃
ん〜でも待てよ、、
人も多いだろうし、道も渋滞するのでは・・
遅れたりしないよね〜〜😅

そんなこんなで、色々考えていたら、

突然、運転手さんが、

「パレード観る人は、6時くらいから
 ござ敷いて場所取りしてたよ〜
今10時だから、今から行っても
パレード見えにくいかもしれないね〜 ハ ハ ハ〜😁 笑」

え〜〜  この、ラフすぎる運ちゃんは何者??🤭

そうしたら、乗っている人たちの笑いが止まらず・・・・

案の定、渋滞して、やっとこさ、まず、パレード近くの
バス停まで到着〜〜!!
大勢の人たちが、ルンルンしながら降りて行きました😄

はいはい!!そしたら、こんど終点までどれくらいかかるんすかね〜〜
う〜ん、やっぱり、バスがほどんど動かない〜〜🫨

はいっとここで、運ちゃん 再登場!

「途中で、降りたい人いる??
 たぶん、終点まで、かなり時間かかるよう〜
 俺だったら、ここで降りるな〜〜」

またまた😏・・・どんだけラフな運ちゃんなんよ🫠

もうあれこれ考えてもしょうがない と
運ちゃんと同じ選択をして、すぐ降りました〜
(でも余裕があったら、もっと乗っていたかった〜)

なんか、ドリフターズのもしもシリーズにちょっと寄ってる・・
『もしも、こんなラフすぎる運転手さんがいたら』な〜んてね😊

こんな、ゆるゆるな雰囲気でも、実は、
乗客が知りたい情報を的確に案内している・・・
決して、ダラダラと仕事をしているのではない、、

なんなら、知りたい情報を提供することにとどまらず、
その場にいる人たちをリラックスさせ、ルンルンな気分にまでしてくれた。。

バスの中って、最近はコロナのこともあって、
しーんとしているし、
運転手さんも、どちらかというと機嫌が悪そうな感じを
醸し出している人が多い気がして、あまり、乗りたくないなー
と思っていたんですけど、
(いろんな乗客がいたり、運転手など人手不足もあり、ストレスがたまっているのかな・・)

その時のバスの中は、なんというか、もっと広い空間に
みんながいて、なんの不安も、恐れもなく、
穏やかで、ゆったりとして、ワクワクしている空気しかなかったんですよね。

この出来事を、そのあとに会った人に話していた時、
「その人の息だね」って、少し独り言のように相手が感想を言っていて・・

「息 か〜」


私は深呼吸がうまくできません。
深くゆっくりしようとすると、
まるで自分の体が、破裂してバラバラになりそうに感じたり
あと、ものすごく消耗して疲れてしまいます。

ただ、深く呼吸すればいいわけで、難しいスキルが
必要なことでもないのに・・・ 身体的な問題なのか、、

ちょっと思ったのは、

自分が感じた感情を抑え込むことが当たり前になると
どんどん溜まってしまい、浅い呼吸しかできないのでは?

例えば、苦しい感情が溜まっているときに、
意識して呼吸しようとすると、
「今、こんなことをしている時間も余裕もない」
と、心が無意識に思って、その思い自体が
呼吸する力を奪ってしまうとか?・・・

その運転手さんは、勝手な思い込みですが、
深呼吸は自然にできる人なんじゃないかなと思いました。
発した言葉も、その時の天気みたいに陽だまりのようだったけど
それより、

「その人の息そのものがポカポカしていた」

苦しい感情は蓄積していなくて、

ハッピーな感情から生まれるポカポカした息だから、

周りのひとにもその息に包まれて同じようにハッピーになる😊

たったひとりの息で、その場にいた何十人の心と身体を
あったかくする力があるなんて、なんて素敵なことなんだろう☀️

自分だけではなく、周りにもこんないい効果があるなら、

『その時の感情をちゃんと自分で感じて、溜め込まないように』
これをやらない手はないなと思いました。

結局、
途中で降りて、急ぎ足で向かったんですけど、
身体は焦っていても、こころはのんびりして、
心地よい疲れが漂う幸せな休日になりました😊


 

















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