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俺の前世は、おじいちゃん

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祖父は、かつて祖母を捨てて蒸発したひでぇヤツ。そんなじーちゃんは、なんと俺の前世だった! 記憶を取り戻し、俺は祖父が家を出て行った本当の理由を知る。ほぼ実話です。
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2024年3月の記事一覧

俺の前世は、おじいちゃん(1)

俺の前世は、おじいちゃん(1)

おはよう、今日はやっと晴れ間が見えた。けれどまだ肌寒い。

昨晩、突然母から電話が来た。春で仕事を辞めること、そんで、引っ越すこと。元いた地元にだ。

母は、ある時期から俺の住むエリアに引っ越してきた。俺はどちらかと言えば都会に住んでいる。母はずっと地方に住んでいて、老後を迎える前に、都会生活を堪能したい思いがあったらしい。

俺は少しの寂しさを感じつつも、地元にいる祖母の最後を看取りたい思いがあ

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俺の前世は、おじいちゃん(2)

俺の前世は、おじいちゃん(2)

おはよう。スピリチュアルネイティブのタケルです。今朝はちょっと寒い。近所の桜は2分くらい、咲いてたけど。

さて、前回の話↓の続きから。より詳細が知りたい方は、初投稿記事からどうぞ(話が繋がってるので)。

10年前くらいから、次々に前世の記憶が開いていった俺は、あるとき、母方の祖父が自分の前世だったことに気がついた。

あれは2年前の夏至の日だ。俺は朝から胸が妙に痛むのを感じて、リビングでぼうっ

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俺の前世は、おじいちゃん(3)

俺の前世は、おじいちゃん(3)

こんちは、スピリチュアルネイティブのタケルです。

今日は青空がのぞいてる。ちょっと嬉しい。近所の雪柳がどっさり咲いて、道に溢れてた。綺麗だった。

さて、今日は前回の記事の続きから。

2年前の夏至の日、おじいちゃんだった前世の記憶を思い出した俺は、なぜ、他に女を作ってばーちゃんを捨てたのかを、同時に思い出していた。

そもそも、祖父(俺)は、もとは貧乏な家の出だった。一方、ばーちゃんちは、付近

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