ドイツの入試事情 Abitur
こんにちは。高校生のふぁそらてです。
ドイツのヘッセン州からお届けします。
外出が制限されている中、ヘッセン州ではアビトゥアの試験が続行されています。
アビトゥア Abitur とは高校を卒業するための最終試験です。
多くの州では既に中止となっていますが、ヘッセン州では4月2日まで継続する予定です。中止にならないことを願います。
人生を決める試験
アビトゥアは大学に進学するための資格でもあり、進学先の合否を決めます。
アビトゥアの点数は2つの成績で決まります。
1つ目は高2と高3の成績と、
2つ目は高3の最後にある筆記と口頭試験の成績です。
現在進行しているのが筆記試験です。
試験について
3月中旬に筆記試験、5月に口頭試験があります。
筆記は3教科、口頭試試験は2教科あります。
筆記の試験時間がとても長いのが特徴です。
1日1教科のみで、3時間から5時間にも及ぶ試験です。そのため、試験会場で飲食が可能です。語学の試験は辞書や授業で扱った小説が持ち込み可能で、数学は電卓や公式集が持ち込める時があります。
口頭試験についてはあまりよく知りません。
プレゼンテーション形式の試験もありますが、他の形式もあるらしいです。面接のような形だと思います。
1人の生徒に対して先生が数人対応するので、この期間は在校生の授業が2日ほどなくなります。
校内の横断幕
一週間前から学校の廊下や階段に受験生を応援する横断幕が飾られます。一般的に家族が用意します。家族から直接応援のメッセージを貰うのは励みになるのだろうと思います。
毎年この時期になると横断幕を見てもう1年経つのか、と感じます。休校になる前はまだ少ししか飾られていなかったので、今年はあまり見ていません。数年後に自分の横断幕も貼られているのかと考えると、私にできるのかな?と不安になります。( ´•ω•` )
他にも気づいたとこがあれば随時更新したいと思います。