ヨーロッパの人名
こんにちは。ドイツ在住の高校生ふぁそらてです。
歴史の授業を受けていたら、同じ名前が言語によって異なって発音されることに気づきました。
最初に気づいたのはちょうど、フランス革命を取り扱っていた時期です。
先生がフランス人っぽい人で、フランス革命を勉強するにあたってキーワードになる単語をよくフランス語で言っていました。授業中、「自由、平等、友愛」をドイツ語で"Freiheit, Gleichheit, Brüderlichkeit" ではなく、フランス語で"Liberté, Égalité, Fraternité" と言っていたのが印象に残っています。
その先生はルイ14世のことをLouisと呼び、フランス語の「ルイ」という発音でした。教科書にはLudwigと書いてあり、生徒はドイツ語の名前「ルートヴィヒ」と呼んでいました。
英語ではLouisと書いて「ルイス」と呼ぶのでしょう。
その後も、英語でヘンリー八世(Henry)についての授業があった時も、ドイツ語ではHeinrich「ハインリッヒ」と呼ばれていると思いながら聞いていました。
例えば、カール大帝は英語でチャールズ大帝、フランス語でシャルル大帝と言います。
他にも
独ペーター、英ピーター、仏ピエールや
独マティアス、英マシュー、スペイン語マテオ、
独シャルロッテ、英シャーロット、仏シャルロッテなどなど沢山あります。
調べているうちにロシア語にも綴りと発音が変形した同じ名前があることを知りました。
しかもそれぞれの名前の愛称から生まれる名前もあります。シャーロットの愛称チャーリー、シャルロッテの愛称はロッテです。
私の友達にロッテという名前の子がいるので、現在では愛称だけではなく本当の名前としても使われます。
元をたどれば全て同じ名前だったことが多いので、名前の由来になっているものは少ないのではないかと思いました。
写真は左ルイ14世と右カール大帝
ウィキペディアより
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