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介護現場でキラリと輝く職員さん


#有料記事書いてみた

介護福祉士として働き始めて26年目になりました。
どれみの若かれし介護短大での介護実習、 働き始めて思うこと、キラリと光る職員さんの特徴を書きたいと思います。

楽しく暮らせない人がいる

高校1年の時、ふとテレビ番組を見ていて、
『楽しく暮らす!は、衣食住が自分でできる事が根底にある』という事を耳にした16歳。

そうなんだ…。
うん?!
身体の不自由な人や知的な部分の障害がある人は、楽しく暮らせないの?
まぁまぁ極論に近い疑問が頭を巡りました。
若い、若かったどれみは『誰もが楽しく生活したい!もし誰かが少しでも手助けすることで、楽しく生活できる人がいるなら、手助けできる人になりたい』
この思いが頑張る根底となったり、自己満足な介護だ!とお叱りを受けたりするのですが、現在の認知症対応型デイサービスで勤務しているどれみとしては、利用者さんに『楽しい時間を重ねて、よい1日にしてもらいたい』の思いに繋がっている。

あなたの介護は、自己満足よ!

介護福祉士養成校である福祉短大に入学したどれみは、身体障害者療護施設での実習がありました。2週間の特養実習を経て、2回目1ヶ月間の実習で、入居者さんにしっかり鍛えていただきました。

現場を知らない学生は、夢いっぱい!やる気満タン!知識微量で挑む介護実習。
ベッド上で食事をされる利用者さんの担当になり、食事の都度、オーバーテーブルの高さを調整されていた。手間を取らさず、自分にあった高さで食事がしたいニーズを掴み、俄然やる気になっていたどれみ。毎日、毎食、テーブルの高さ、ベッドギャッジの角度、姿勢…利用者さんへのヒアリングと目まぐるしく動いていました。

いつものように担当の入居者さんとテーブルの高さなど確認していると、同室の女性入居者さんから『どうせ1ヶ月したらいなくなるのに、勉強の為だけに色々やって、されている者の身にもならないと!ちゃんとこっちの話も聞いて!』と怒られてしまいました。

担当入居者さんが庇ってくださり、言い合いとなり、職員さんが駆け込んで来られる事態となり、結果、実習計画が停止してしまいました。苦い思い出の介護実習となりましたが、就職先を身体障害者療護施設に決めたのは、この実習のおかげです。

目の前の事に一生懸命になってしまうのも理解できますが、長期的に見通せる視点は、どの現場でも必要かと思います。特養なら日中だけでは無く夜間帯の事。デイサービスなら、在宅生活のことまで考える。先を見通せてない時程、自己満足な支援になる可能性が高いように思います。


目配り上手とピカイチ声掛け

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